「あ〜〜〜マジ、受験勉強したくない」
「受験勉強しないといけないのに全然集中できない!」
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って思うこと、ありますよね?
今日は、東京大学文科一類2年の山岡です。
東大生の私がズバリ言いましょう。そう、勉強はダルいんです!
普段、塾講師や家庭教師をしている職業柄、生徒の声を近くで聞いているのですが、「先生やる気が出ません」と言うお悩み相談がいかに多いことか!
受験時代の自分を思い出しても、とにかく私は勉強が嫌いでした。
中高生の誰もが抱える悩み、『勉強したくない!!』。
とはいえ、やっぱりやらなければならない。
だからまずは、やる気の出る方法を知りたい。
今回はそんな皆さんに、勉強をしたくない原因と、やる気の出るとっておきの方法を解説していきたいと思います。
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「勉強したくない!」受験勉強のやる気がでないのは当たり前!?
勉強したくない、ダルい、つまらない、と思っている皆さんの中には、こんな気持ちになっているのは自分だけ、と感じている人もいるのではないでしょうか?
テストや受験のプレッシャーに押しつぶされそうになると、ついつい「なんで自分だけこんなに苦しいんだ」って気持ちになってしまします。
勉強は誰もが「したくない」もの
実際、全国の中高生の99.999%は、「勉強したくない」と思っています。
そう、みんな辛いんです。
私は東大生なのですが、「東大生って受験勉強楽しいんでしょ?」「受験勉強好きだったんでしょ?」とよく聞かれます。
しかし、それは完全に、世間の思い込みです。
少なくとも私は、そして私の友達の東大生のほとんどが、勉強は大嫌いです。特にテスト勉強や受験勉強はダルくて仕方のないもので、東大生同士で最も盛り上がる話のネタの一つが「受験時代がいかに辛かったか」であると言っても過言ではないでしょう。
また、受験の合格体験記を読んでみると、大学に合格した先輩たちがいかにモチベーションで悩んでいたか、やる気の出なさを乗り越えてきたかといった体験談が山のように書かれています。
勉強したくない皆さんは、まず、そう感じているのは自分だけでなく、世の中のほとんどの中高生が「勉強したくない」と悩んでいるのだと認識を改めることが、やる気の出るようになるための第一歩と言えるでしょう。
やる気を出す方法はある
多くの中高生が「勉強したくない」ことは分かりました。
しかし、実際にはガリガリ受験勉強してテストを乗り越え、最終的には志望校に合格していく人もいるわけです。
そうした人たちは、いかにして自分をコントロールし、「受験勉強できない」「したくない」状態を抜け出しているのでしょうか?
少なくとも、そうした人たちがいるということは、やる気を出す方法はあるということです。
この記事ではそうした方法を解説していくわけですが、それを知るためにはまず、逆にやる気の出ない原因をしっかり理解して置かなければなりません。
「受験勉強が苦痛!」勉強をしたくない7つの原因
漠然と「勉強したくない」と思っている皆さんの中には、その「やる気が出ない原因」をしっかり自覚できていない人も多いのではないでしょうか。
ここで一回、勉強のやる気が出ない根本的かつ典型的な原因を洗い出してみると、
- そもそも勉強がつまらない(興味がない)
- 分からない、難しすぎる
- 勉強しなきゃいけない理由が分からない(勉強すべき意味が分からない)
- やらなきゃいけない範囲が多すぎる
- 疲れている
- プレッシャーがとにかく辛い・苦痛
- 周りの環境が良くない
といったことが挙げられるでしょう。
勉強をしたくない原因1. そもそも勉強がつまらない
勉強したくない原因でまず圧倒的に多いのが、「そもそも勉強がつまらない」です。
学校で必修として習わされる科目の代表は英数国理社の5科目ですが、多くの皆さんにとって、これらを勉強しなければいけないそもそもの理由自体が理解しがたいのではないでしょうか?
「これ覚えて何の役に立つんだ?」
「勉強出来るからって何で偉いの?」
「いや、興味ないんですけど」
って思う皆さんも多いはずです。
そんな疑問や不安に対してズバリ私が回答します。
そう、勉強はつまらないんです。文部科学省が一生懸命つくった教科書、正直面白くありません。興味も持てません。
勉強なんかより、部活で体を動かしたり、異性と話したり、漫画を読んでいたりする方がよっぽど面白い。
なのに、全く面白くもない勉強をしなきゃいけないとか、時間の無駄でしかない。
私も受験生時代はいつもそう感じていました。
しかし、冷静にひとつずつ科目の特性を考えてみると、何となくながら、それぞれを勉強しなければならない意味も、少しだけわかるようになりました。(この辺はこの記事の後ろの方で解説しています)
勉強をしたくない理由2. 勉強の内容が分からない、難しすぎる
勉強したくない理由第二位、それは勉強が「分からない、難しすぎる」です。
誰でも、出来ないことを永遠にやらされるのは、苦痛なはずです。
勉強もそれと同じで、さっぱり意味の分からない箇所については、全くやる気が起きません。
「好きこそものの上手なれ」ということわざがありますが、全く良く言い当てたものです。
勉強を楽しめる人というのは、「分かる」→「楽しい」→「勉強する」→「もっと分かる」→「もっと楽しい」→「もっと勉強する」のループを繰り返していることが多く、その逆もまた然りです。
上の図を見て下さい。
なんて理不尽な、勉強格差なのでしょう。
勉強は「分からない」状態になると、坂道を転げ落ちるように「できなく」なっていくのです。
この負のループを抜け出して正のループに入るにはどうしたら良いのでしょう?詳しくはこの記事で後述します。
勉強をしたくない理由3. 勉強しなきゃいけない理由が分からない
勉強しなきゃいけない理由が分からない。これも、勉強したくない代表的な理由のひとつです。
そもそも学校では、勉強は教えてくれても、「勉強しなければならない理由」は教えていないのです。
このことも、学校教育が抱える大きな矛盾の一つでしょう。
なぜ勉強しなければならないのか?
それが分からないと、やる気が出ないのは当然でしょう。
勉強をしたくない理由4. 勉強の学習範囲が広すぎる
人間、終わりの見えることに対しては取り組む意欲が起きる一方で、「絶対終わらないだろ!」って思っちゃうような膨大な物事に対しては、やる気が起こりません。
「テストの範囲が多すぎる…」「受験の範囲が多すぎる…」
これも、勉強したくない理由のひとつです。
勉強をしたくない理由5. 体が疲れている
これは、勉強がしたくない原因の中では単純なものでしょう。部活や学校生活を全力でやりすぎるあまり、家に帰って来る頃にはヘトヘトになっていて、勉強のやる気が起こらない。
あるあるですね。
これは人間の体の構造の問題ですが、疲れている時というのは、精神的に負担になるような物事に対する不快感が増大します。
漫画やテレビ、スマホといった楽な物事についつい時間を使ってしまいます。
でも、受験のためには勉強しなきゃいけないことはわかっている…
これもこれで辛い状況です。
勉強をしたくない理由6. 親や先生からのプレッシャーが辛い
これは勉強に限った話ではありませんが、プレッシャーが適量を越えると、人間はやる気を失います。
テストや受験は、とにかくプレッシャーがかかります。常に周りと戦っている感覚に陥り、幾度となく不安に襲われることでしょう。
特にできる人は周りからの期待が大きい分、それがプレッシャーになって、「逃げたい」という気持ちになってしまいます。
プレッシャーの問題を克服するには、ある種のメンタルトレーニングをするか、考え方を根本的に変えて、プレッシャーを打ち消してしまう必要があるでしょう。
勉強をしたくない理由7. 勉強をする周りの環境が良くない
勉強をしたくない7つ目の原因が、周りの環境です。
典型的なのは、「うるさい」と、「周りの友達が勉強しない」でしょう。
家の環境が物理的にうるさいことは、勉強のやる気を削ぐ原因の一つです。
また、周りの友達が勉強についてあまり関心がない中、自分だけ本気で勉強するのはなかなか大変です。これも、やる気が出ない原因の一つでしょう。
「勉強したくない!」勉強したくなる方法9選!
さて、ここまで散々、勉強したくない原因について紹介してきました。しかし、これを読んでいる皆さんの多くは、
「したくないけどしなきゃいけない」
という点については同意してもらえるのではないでしょうか。
ここからは、どうすれば勉強のやる気が出るのか、そして勉強できるようになるのかについて解説していきます。
題して勉強したくなる方法9選!
具体的には、以下の9つです
- 勉強しなければいけない理由を書き出す
- 勉強の計画を立てる・記録をつける
- とりあえず一問解く(作業興奮)
- 合格体験記を読む+妄想する(モチベーション)
- 先生や友達にヘルプを求める
- 環境を変えてみる
- やる気が出るまで放置する
- 友達と成績を競争しながら勉強する
- 勉強したくなる名言を読む
勉強したくなる方法1. 勉強しなければいけない理由を書き出す
勉強がしたくない時、まずその負の気持ちから抜け出すための第一歩となるのが、やはり勉強はしなければならないということをしっかり確認し、自分を奮い立たせることです。
勉強したくない…と思っている時点で、「けどしなければならない」という気持ちが裏にはあるのです。
その気持ちをしっかり書き出し、「やらなければならない」ということを再確認することが、やる気を出す上で非常に重要になります。
- テストでいい点を取りたいから
- 受験に合格したいから
- 褒められたいから
- モテたいから
- 怒られたくないから
など、勉強をやらなければいけない理由やポジティブな目標は沢山あるでしょう。
そうした気持ち、理由を整理して書き出すことで、「やりたくない」と逃げモードになっている自分を奮い立たせましょう。
東大生筆者の山岡も「東大受験生の一日のスケジュールを公開!勉強計画の作り方が分かる!」の中で紹介しているように、受験生時代は「やることリスト」を作って計画的に勉強していました。
勉強したくなる方法2. 勉強の計画を立てる・記録をつける
勉強をしたくない理由として、「やらなければいけないことが多すぎる」「何から初めていいか分からない」ということが挙げられることは先に述べました。
テストにしろ受験にしろ、やることは広大に感じるもの。
それでもやらねばならないとしたら、まずはやはり計画を立てることから始めなければいけません
目標は何で、やらなければいけないことは何なのか。そして、優先順位はどうで、いつまでに何をするのか。
やるべきことを書き出したら、優先順位をつけて、「絶対にやらなければいけないこと」と「どうしても無理だったら諦めるもの」に分けることも重要です。
計画を立てれば、まず最初に自分がやらなければいけないことが明確になります。
やる気の出ない原因の一つが「多すぎて何をしていいか分からない」ですので、「まずはこれをやろう」と自分に示してやることが非常に大事なのです。
具体的な勉強計画の立て方は本サイトのテーマとして他のページで解説していますのでそちらを参考にしてください。まずは↓のページを読んでみると良いでしょう。
勉強したくなる3. とりあえず一問解く
皆さんは「作業興奮」という言葉をご存知でしょうか?
作業興奮とは、何かをやり始めたらその作業に熱中し、興奮しながらやり通せることを言います。
馴染みのある言葉では、「ランナーズハイ」に似ていますね。走っているとそれが(苦しさを含めて)楽しくなり、走り続けてしまうことを言います。
勉強も一緒です。
机に座ってテキストを開いて最初の一問を解くまでは膨大なエネルギーを必要としますが、最初の一問に手をつけてしまえば、そのあとは案外スラスラ集中してやれるものです。
どうしてもやる気が出ない、そんな時は無理矢理にでも自分を椅子に縛り付け、まずは一問解きましょう。
そうすれば、そのまま勉強モードに入れるはずです。
勉強のやる気を出す方法4. 合格体験記を読む+妄想する(モチベーション)
勉強したくない理由がモチベーションの低下にある場合、合格体験記を読むことは非常に効果があります。
合格体験記は、先輩が苦しい受験をいかに乗り越えたかが書かれており、今の自分の状況に当てはめると凄くいい励ましになります。
勉強に必死で取り組む先輩のイメージを描くことで、やる気も出てくるでしょう。
また、合格体験記を読んでいると、先輩達にもやる気の出ないスランプは多々あり、皆それを乗り越えていったのだということがわかります。
勉強はそもそもしたくないもの、やる気が出なくて当然のものだということを、体験談を読むことで改めて認識することで、やる気の出ない今の状況を安心して受け入れることができるようになるでしょう。
モチベーションの上げ方に関しては「【勉強のやる気がでない人必読】勉強のモチベーションを上げる14の方法」でさらに詳しく解説しています。
勉強したくなる方法5. 先生や友達に話を聞いてもらう
「どうしても勉強したくない!」という人は、先生や友達に正直に気持ちを打ち明け、相談してみることも大切です。
先生は、あなたと同じような「ヤル気の出ない」生徒達を沢山見てきており、そうした生徒がヤル気になるにはどうしたらいいのか、相談に乗ってくれるかもしれません。
また、友人に悩みを打ち明け、友人からのアドバイスや共感を受けることも、気持ちを前向きにするという意味では非常に重要なことです。
「勉強したくない」という気持ちは、多くの場合「でもしなければならない」という罪悪感と一緒になっています。
そうした気持ちを一人で抱え込むことなく吐き出してしまうことで、前向きな気持ちを取り戻して勉強に取り組むことができるようになります。
勉強したくなる方法6. 環境を変えてみる
勉強したくない理由が環境にあると思う人は、まずは環境を変えてみることから初めてもいいかもしれません。
とはいえ、中高生が自分で環境を変えるというのは難しいことです。
塾に行っていない人は塾に通わせて貰えるよう親に頼んだり、あるいは最低でも部屋を勉強むけの部屋にすることはできるでしょう。
また、勉強をする場所に関しても、図書館やカフェなど、周りの人も何か作業に取り組んでいて、刺激を貰えるような環境に身をおいてることもできるでしょう。
東大BKK厳選のおすすめの勉強場所については「東大生の集中できる勉強場所11選|東大生は勉強場所にカフェは使わない?」で詳しく紹介しています!
勉強したくなる7. やる気が出るまで放置する
ここまでやる気を出すための6つの方法を紹介してきましたが、それでもどうしてもやる気がでない、勉強をしたくないという皆さんに、絶対効く最後の手段は、「やる気が出るまで勉強しない」ことです。
やる気がどうしても出ないなら、そのヤル気の出ないまま机に向かっても時間の無駄です。
ですから、一旦勉強から離れて、やる気が自然と回復してくるのを待ちましょう。
「やらなければならない」という潜在意識は案外強烈なもので、勉強を遠ざければ遠ざけるほど強まります。
そしてどこかでプツンと爆発し、「ヤバイ!よし!やるぞ!」となるはずです。
筆者自身、この方法で何回もスランプを抜け出しました。
やる気の出ないうちは、勉強から離れて、やる気の回復を待つ。
これもまた有効な手段の一つでしょう。
勉強のやる気を出す方法8. 友達と成績を競争しながら勉強する
1人で勉強を続けていると、やはりモチベーションを維持するのが難しくなってきます。
そこで実際に筆者もしていたのですが、同じレベルくらいの友達と成績を競争しながら勉強していました。
すると、「あいつには負けたくない」「あいつも今苦しみながら勉強しているはずだ」と思うことで勉強に集中しやすくなりました。
勉強のやる気を出す方法9. 勉強したくなる名言を読む
最後に、ここまで読んで下さった皆さんに向けて、勉強がしたくなるようなとっておきの名言4選を紹介します。
「努力のみが正義」byエジソン
エジソンの言葉です。この世の中には色んな正義を主張する人がいますが、人類全体という目線で見れば、今自らの課題に真剣に取り組んでいる人こそが偉いのであり、その努力こそが正義であると言っています。
「若い時の苦労は買ってでもせよ」
苦労をするということは、成長するということです。それは、学校生活の様々な問題においても、社会に出たらお金を稼ぐということにおいても同様です。苦労なしに成長はなく、栄光はないのです。まずは目の前の困難としっかり向かい合って、それを乗り越える覚悟を固めましょう。
「誰もが自分の荷物が一番重いと思っている」
英語の格言で、原文は「Every one thinks his sack heaviest.」です。この記事でも繰り返し述べましたが、勉強はみんなしたくない訳で、苦痛を感じているのはあなただけではないのです。
「Make a tiny step everyday」by Jack Ma
中国の実業家、Jack Maの言葉です。少しずつでいいから、毎日前進しろ、という訳になります。昨日よりも今日、今日よりも明日、少しつずでも前進し続ければ、いつかは夢に描いていた場所に行くことができるのです。
まとめ
勉強したくないと思っていた皆さんも、この記事を読んでやる気を出して貰えたなら幸いです。
努力と成果が必ず比例する訳ではありませんが、努力しなければ決して成果は生まれません。
皆さんのご健闘を祈っています。
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