旧帝国大学として有名であり、国公立大学のなかでもトップレベルの難易度である東北大学。
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そんな入試は一見難しそうに見えますが、実はしっかりとした対策法が存在するのです。
今回の記事では東北大学の入試の傾向や対策法についてすべての教科を解説してきます!
東北大学を志望している人はぜひ参考にして勉強してみてください!
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国語対策
国語の試験時間は以下の通りです。
大問は評論・小説・古文・漢文の合計4問となっており、基礎から応用まで幅広く出題されます。
5割後半~6割程度は得点できるようにしましょう。
現代文
難易度も毎年古文漢文よりは難しく作成されている傾向があるので、まずは現代文の対策を行いましょう。
評論の対策法としては、まずは基本的な知識を身に着けるという部分から始めてください。
東北大学の評論問題は、かなり分かりにくく理解するだけでも一苦労する場合がほとんどです。
なので、Z会で出版している『現代文 キーワード読解』などの本を購入して勉強しておきましょう。
現代文でよく出るテーマについて知っているかどうかだけでもかなりの点数の差をつけることができます。
小説に関しては表現を言い換える練習を日ごろから行うように心掛けてください。
文章中の言葉を自分の言葉に置き換えて、指定の文字数以内にするという記述の力はとても重要です。
また、小説だけでなく、2014年では随筆も出題されたので対策をしておくようにしましょう。
古典
しかし、漢文に関しては毎年他の大学とはレベルの違う問題を出題してくるので注意が必要です。
古文の対策法としては、とにかく演習問題をたくさん解くことを意識しましょう。
2日に1つは問題を解いて、古文の問題を解く感覚を失わないようにすることがとても重要です。
演習問題の経験の差がそのまま得点に直結してくるので、口語訳の練習は欠かさないようにしてください。
漢文に関しては、句形を覚えるだけでは到底太刀打ちできません。
なので、白文から問題を解いたり、漢字が持っているマイナーな意味なども調べておくといいかもしれません。
おすすめ参考書
国語のおすすめ参考書については下の記事で詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
数学対策
数学の試験時間は以下の通りです。
理系数学 150分
文系数学では2問完答、理系数学では3問完答を目指して勉強していきましょう。
文系数学
出題されやすい分野としては、確率・微積分・図形(ベクトル)が頻出なので対策はしておいてください。
ほとんどの受験生が基本的な問題は解けるようになっているので、いかにケアレスミスをしないかが大切です。
対策法としては、どの大学にもあてはまるのですがすぐに答えを見ずに考えるようにしましょう。
解答をただ覚えるだけではなく、自分の力で最後まで解ききることは合格には必須です。
1つの問題でも実はいろいろな解き方があるので、解説が詳しい参考書を買ってみてもいいかもしれません。
理系数学
頻出分野としては、微積・確率・ベクトル・複素数平面が挙げられます。
基本的に医学部以外はすべての問題を完答する必要はないので、正確に計算して確かめも行いましょう。
対策法としては、基本的なことを理解したら問題の量をこなすことを常に意識してほしいと思います。
たくさんの問題を解いていくことで自然と考える癖もついてきますし、問題に対する選球眼も身につきます。
どの問題を捨て、どの問題を解くべきかという感覚をつけることで効率的に点数を稼いでいけます。
『大学への数学』や『チャート式』などの問題集が特におすすめなのでぜひ買ってみてください。
おすすめ参考書
国語のおすすめ参考書については下の記事で詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
英語
英語の試験時間は以下の通りです。
英語では、長文問題が2問・会話文を含む自由英作文が1問・和文英訳が1問という問題構成になっています。
英語は慣れてしまえば高得点をとりやすいので7割程度は得点できるようにしておきましょう。
長文問題
記述式の問題では英文和訳や内容説明がメインであり、選択問題では文脈を理解しているかが点数に直結します。
近年では、1000語を超えるような文量のある長文が出題されたこともあります。
対策法としては、長文を読むだけではなく読んだ内容を英語で要約できるような力をつけておきましょう。
自分の書いた要約は学校の先生などに添削してもらって、自分の気づかない間違いを指摘してもらってください。
また、神戸大、九州大などの過去問は東北大学とよく似ているのでやってみるのもありかもしれません。
会話文
一般的な東北大学の英語の中で、もっとも特徴的なのがこの会話文です。
会話文のレベル自体がとても高く、知らないような言い回しが出てくることもあるくらいです。
なので、日ごろから会話独特の表現を注意して覚えておくように心がけてください。
対策法としては、センター試験の問題を解いてみることがおすすめです。
センター試験は毎年会話文が出題されているので、慣れるには最適な教材でしょう。
和文英訳
難易度は高く、「叱咤激励」や「うっとうしい」などといった単語が思い浮かばないようなものもあります。
なので、「難しい日本語を英訳しやすい簡単な日本語にする」という力が必要になってきます。
京都大学や、大阪大学の過去問に取り組んでいけば、自然とその力はついてくると思います。
また、英文和訳も必ず先生や講師の方に添削してもらうことを忘れないようにしてください。
おすすめ参考書
国語のおすすめ参考書については下の記事で詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
理科
理科の試験時間は以下の通りです。
150分 (全学部)
科目の選択に関しては下に記載しておくので自分の志望学部を見ておきましょう。
薬学部/歯学部 物理・化学・生物の中から2科目
農学部/理学部 物理・化学・生物・地学の中から2科目
工学部/薬学部 物理・化学の2科目のみ
理科では、150分で2科目を解いていくことになるので時間配分をあらかじめ決めておくことが大切です。
物理
以前では難しい問題ばかりでしたか、今では標準問題が中心となっています。
各大問の前半は基本的な知識で解けるようになっているのでここで失点しないことが重要です。
対策法としては、どのような考え方を使って問題を解いたのかを考えるようにしてください。
東北大学では、答えだけでなく計算過程を書かせるので意外と部分点がもらえやすいです。
日ごろから自分の考えをうまく人に伝える練習をしておかないと部分点を稼げません。
常に「他人が見てわかりやすい解答」を意識して答案を作っていきましょう。
化学
各分野の頻出事項は以下の通りなので確認しておいてください。
理論化学 気体・結晶構造
無機化学 電池・電気分解
有機化学 アミドの構造決定
対策法としては、一通り化学が終わったらとにかく有機化学の構造決定の練習をしてください。
東北大学の有機化学はレベルが高いことで有名であり、慣れておかないとほとんど解けないくらいです。
まずは正確に解けるような力をつけて、そのあとに25分で解き終わるようにスピードを上げていきましょう。
生物
知識問題については、何年かに1度教科書には載っていない用語が出題されることもあります。
対策法としては、まずは教科書レベルの知識を身に着け、図を自分で作成できるようになりましょう。
考察問題では、演習の中で「仮説→実験→結果→考察」という流れを常に意識するようにしてください。
また、問題文のかなり長いので、素早く要点を見つけてまとめる練習もしておくといいでしょう。
おすすめ参考書
国語のおすすめ参考書については下の記事で詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひ読んでみてください。
まとめ
東北大学は一般的には難しい大学で、合格できる受験生もわずかです。
しかし、しっかりと正しい対策をしていけば誰でも合格レベルの実力をつけることができます。
なので、ぜひ今回紹介した対策法を実践して効率的に成績を上げていってください。
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