英単語は英語長文や英作文を勉強していく際の基礎のなる部分であり、誰もが避けては通れない道です。そこで今回は最近評価が上がってきている単語帳『システム英単語』を紹介します。
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システム英単語は他の単語帳にはない「ミニマルフレーズ」というものがあり幅広い受験生に使用されています。
特徴や種類、使い方についてすべてを解説しているのでぜひ買って使ってみてほしいと思います!
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システム英単語の特徴
ここでは他の単語帳とシステム英単語を比較した際の違いや特徴についてまとめました!
8000の入試問題から作られている
システム英単語の大きな特徴としては8000もの入試問題を研究し、そこから重要英単語のみを取り出して受験生にとって最適な英単語帳に仕上がっていることです。
普通はこのようなよく出る単語の意味は、模試を多く受けることによってしか身につかないのですが、システム英単語を使うことによって1冊で「頻出の英単語」をマスターすることが可能なのです。
単語がレベル別で掲載されている
受験生によって志望校のレベルは変わってきます。そして、志望校によって英単語も覚える量は変わってきます。
システム英単語では幅広い受験生に対応していくためにレベル別に英単語を記載してあります。たいていの英単語帳は品詞別に分かれていることがほとんどなのですが、この単語帳はそうではありません。
レベル別に英単語を収録することによって「自分の覚える量のゴールが明確になる」というメリットがあります。これによってモチベーションも上がりますし、計画も立てやすくなるのです。
ちなみに、システム英単語のレベルは次のようになっています。
第1章 高校基礎レベル
第2章 センター6割レベル
第3章 MARCHレベル
第4章 難関国公立レベル
第5章 多義語(レベルは関係なし)
多くの意味が収録されている
英単語は、日本語と比べてもかなり多くの意味を持っていてその意味が全く違う場合も少なくありません。文章に合わせて単語の意味を推測していく必要があるのです。
例えば『right』という英単語では下の3つの意味があり、互いに全く違う意味となっています。
1 右
2 正しい
3 権利
もう1つ例を挙げると『tongue』という英単語では下の2つの意味があります。
1 舌
2 母国語
1つ目は知っている人も多いですが、2つ目以降は知らない人もいるでしょう。
しかし、このシステム英単語では1つの単語に対してできる限り多くの意味を掲載していて、しかもその意味を受験頻出度順に並べてあるので覚えた単語が点数に結びつきやすくなっています。
努力がすぐに結果に反映されやすいのは受験生にとって大きなメリットです。
ミニマルフレーズが優秀
システム英単語の最大の特徴が「ミニマルフレーズ」です。ミニマルフレーズとは英単語を覚える際に効率よく覚えていくための3~5語程度の例文のようなものです。
システム英単語の冒頭には次のように説明されています。
1 『システム英単語』では、単語記憶のパワフルな武器として、だらだらした例文を廃し、超コンパクトなフレーズを採用した。
2 単語をバラバラに孤立した形で覚えようということ自体、きわめて不自然な行為なのである。
3 多くのミニマルフレーズではデータ分析により、その単語の最もよく用いられる表現形をとりあげている。
つまり、英単語を覚える際に例文を使って覚えていく人が多いですが、例文は単語量も多く覚えるのには時間がかかってしまうので、ミニマルフレーズを使うことで例文暗記をする必要をなくすことが狙いなのです。
例文では覚えたなければいけない単語のほかにもたくさんの単語があるので効率的ではない、という考えから作られています。
また、受験生のつまづきとなりやすい自動詞、他動詞の区別ということにも効果を発揮します。
意味だけでなく、使い方も身に着けていけるのです。まとめると、暗記しやすく、使いやすいというのがミニマルフレーズの最大のメリットなのです。
別売りのCDを使った学習もできる
システム英単語帳とは別売りなのですが、CDを買うことで視覚だけではなく、聴覚も使って英単語を覚えていくことができます。
また、試験でよく出る英単語の発音・アクセント問題やリスニング問題にも対応することが可能です。なので、システム英単語を買う際は同時にCDも買っておくことをおすすめします。
システム英単語の種類
ここでは3冊のシステム英単語の種類とそれぞれの特徴について解説します!
システム英単語Basic
【単語量】 1500語
【難易度】 センター試験レベル
「自分にはまだ英単語の力が十分についていない」「中学の英単語からやり直したい」と思っている人はまずはこのシステム英単語Basicから始めるのがおすすめです。
単語量も1500語とそこまで多くはないので負担も少なく終わらせていくことができます。しかし、試験に太刀打ちするには物足りない単語量なのでこの単語帳を終わらせた後にもう1冊程度は終わらせることが望ましいです。
システム英単語
【単語量】 2021語
【難易度】 二次試験合格レベル
一般的な受験生はこのシステム英単語を1からじっくりと勉強していきましょう。単語量も2021語とBasicに比べるとかなり多くなってきています。
また、多義語も多く収録されているので実際の暗記量で言うとトップクラスでしょう。CDや単語カードなどの周辺教材も充実していてうまく活用することで成績が上がりやすいのでぜひ買っておきましょう。
システム英単語Premium
【単語量】 1856語
【難易度】 最難関大学合格レベル
このシステム英単語Premiumは上で紹介した2つの単語帳とは全く違い「英単語の語源」から理解して、英単語を覚えていくという方針で作られた単語帳となっています。
1例を出すと「transmit」という英単語は「trans+mit(送る)」というように構成されています。こうした知識は英単語だけでなく、語法や文法問題でも活用できるので興味のある人は学んでみてもいいかもしれません。
システム英単語の効果的な使い方
ここではシステム英単語で暗記する際の手順を1から説明するのでぜひ購入した時は実践してみてください!
手順① まずは自分の覚えている単語を確認する
システム英単語は2000語以上は収録されていて、それらを覚えていくことになるのですが1つ1つ覚えていては時間がいくらあっても足りません。なので、まずは自分の覚えている単語を確認しておきましょう。
この「0.5秒」というのはとても大事で、一瞬で単語の意味を判断できることが英単語暗記ではとても重要なことなのです。
長文問題ではいちいち英単語の意味を考えている暇はありません。英単語の意味を思い出し、その中から長文に適した意味を選びながら読んでいかなくてはならないのです。
手順② CD音源を使いながら覚えていく
自分に覚えるべき単語を把握したら、次は実際に英単語を覚えていきましょう。1日に学習する単語量を決め、その単語を徹底的に頭に叩き込みましょう。
もちろん、1日100単語覚えると忘れてしまう単語もかなり出てくると思います。人間は次の日になると暗記したことの80%は忘れてしまうという研究結果が出ています。
また、CD音源を使うことで発音やアクセントの問題への対策となり、暗記効率も上がるのでぜひ活用していきましょう。
手順③ 長文問題で自分の暗記をチェックする
単語を1通り覚えてしまったらまだ暗記が完璧でなくてもいいのでどんどん長文問題を解いていきましょう。
長文問題を解いていくとおそらくわからない単語が出てくると思います。その時はわからない単語をチェックしておいて単語帳で意味を確認し、覚えなおしましょう。
英単語の暗記において完璧主義は禁物です。長文問題をこなしていくうえで徐々に実践的な単語力がついてくるということを覚えておいてください。
まとめ
システム英単語は幅広いレベルに対応していて、しっかりとこなしていけばほとんどの大学に受かるくらいの実力はついてきます。なので今回紹介した方法を参考にして英単語を覚えていってほしいと思います。
また、今回紹介した以外のおすすめ英単語帳は下の記事で紹介しているのでぜひ読んでみてください!
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