【いつから?なぜ?】センター試験廃止の時期・理由について!

センター試験廃止はいつなのかや理由について解説

『センター試験が廃止される』このニュースをテレビなどで見かけた高校生も多いでしょう。実際センター試験は廃止され、新しいテストへと変更されます。

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では、なぜセンター試験は廃止されるのでしょうか?また、いつからセンター試験は廃止されるのでしょうか?

この記事では今現在わかっているセンター試験廃止についての情報や今からできることについてまとめたのでぜひ勉強をする際は参考にしてください!

 

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センター試験廃止の理由は?

 

ここでは、センター試験が廃止となった理由について解説していきます!

 

知識以外の力も求められているから

 

センター試験廃止はいつから・理由『知識以外の力も求められているから』

 

センター試験は、1990年に始まってその当時は『マークシート方式でありながら知識だけではなく、考えさせる問題がある』という点で高校、大学側からも高評価されていました。

しかし、『先行きが予想しづらいこれからの社会では、知識の量だけでなく、自ら問題を発見し、答えや新しい価値を生み出す力が重要になる』という国の考えから変更することになりました。

つまり、知識だけではなく『問題解決能力』『応用力』などの社会に出たら必要になってくる能力をつけるために新しいテストになるのです。

例えば、英語は今まではマーク式で『読む』・『聞く』の2つの能力が必要でしたが、新しいテストでは民間試験を用いることで『書く』・『話す』を加えた4つの能力を測れるようになっています。
数学でも記述式の問題を用いて『問題の解決方法を自分で見つけ、答えまでたどり着く過程を大事にする』という力が必要になってきます。

 

センター試験はたった1度しかないから

 

センター試験廃止はいつから・理由『センター試験はたった1度しかないから』

 

センター試験が廃止となった理由の2つ目としては『たった1度しかない』というセンター試験のデメリットをなくすことが挙げられます。

センター試験は1年に1度しかありません。しかも1月なので風邪もひきやすく、インフルエンザも流行っている時期です。実際センター試験当日に風邪で受けられなかった人が多数います。

また、センター試験は1発勝負なので『たまたまいい点数がとれた』などがどうしても発生してしまいます。これではすべての受験生の実力を正確に測ることができません。

しかし、新しいテストは1年に何回も実施され、その中で1番いい成績を試験結果として提出することができるので実力をつければしっかり結果に反映することが可能です。

また、複数回テストがあることで最初が失敗してもセンター試験のように1年間待つ必要はありません。またすぐに次のテストがあるので失敗を反省して次に活かしていくことができるのがメリットです。

 

センター試験廃止はいつから?

 

ここでは、センター試験の廃止、新しいテストの開始時期についてや、具体的に何が変わるのかを1つずつ説明していきます!

 

新しいテストの移行開始が2020年

 

まずは新しいテスト、通称『達成度テスト』に移行が始まるのが2020年です。この試験では主に2つのことが変わります。

1 マーク式だけではなく、記述式の試験も導入される

2 英語の試験で民間の資格試験が導入される

まず、1についてですが、記述式の試験が『国語』・『数学』の2教科で実施されます。

変更点
国語では『現代文』の分野において導入され、『大学や社会生活で必要な問題発見・解決能力を評価することが重要』という考えから80~120字程度の文章を書かせる問題を3題程度出題予定です。時間は20分程度伸ばすようです。

過去行われたモデル問題では自治体の文書や契約書が、試行調査では生徒会の部活動規約の文章や生徒たちの会話などが題材にされました。

変更点
数学では『数学Ⅰ』の分野において導入され、問題解決までの発想力や構想力を問いたい目的があります。ちらも記述式の問題が3題程度出題され、時間は10分程度延長するようです。

また、『数学の実用性』を伝えるのも目的の1つであり、過去の試験調査では生徒会の部活動規約の文章や生徒たちの会話などが題材にされました。

次に2についてですが民間試験、例えば『TOEIC』・『TOEFL』のような試験が適応されるということです。これによって高校の試験の身に使う『受験英語』ではなく、社会に出ても使うことができる実践的な英語能力を身に着けることができます。

変更点
英語の試験は『新しいテスト』・『民間の資格試験』の2つが行われ、大学によってどちらを基準に合否を決定するかは変わるようです。どちらも併用することも可能です。

 

完全移行完了が2024年

 

2020年~2023年までは移行期間として設けられていますが、2024年には完全に移行が完了し、今のセンター試験はなくなる予定です。

この年に変わることは次の3つです。

1 試験の出題、解答がコンピュータで行われる

2 理科や地歴、公民でも記述式が導入される

3 英語が民間の資格試験のみになる

まず1についてですが、2024年には記述試験の文字数も増やしていく予定です。なので他の部分で採点に時間をかけないためにもコンピュータで出題や解答が行われます。

また理科や地歴、公民でも記述式の問題が導入されるのでいろいろな角度から物事をとらえ、そして問題を解決できる能力が求められるようになってきます。

3は今は検討中なのですが2020年から始まる試験は2024年には廃止され、民間の資格試験1本に絞られるかもしれません。

 

いまからできること

 

ここでは、センター試験に変わる新しいテストに対して、今からできることを書いておくので勉強する際はぜひ参考にしてください!

 

記述試験の対策を行う

 

センター試験廃止はいつから・理由について『今からできることは記述試験の対策を行う』

 

センター試験から新しいテストに変わることを聞いてまず思うことは『記述式の試験対策も行わないといけない』ということでしょう。

たしかに、国語では数ある選択肢の中から答えを探し行くのと、自分で1から答えを作り出していくのはかなりの差があるのは事実です。

ポイント
しかし、国語の場合はやることはあまり変わりません。マーク式でも記述式でも必ず答えは文章の中にあります。国語で問われる能力は『文章を正しく理解できているか』ということなので特に気負いせずに今まで通り勉強をしていけば大丈夫です。

数学に関しては、どうしてもマーク式よりも記述式の問題のほうが難易度が上がってしまいます。というのもマーク式ではある程度の計算ミスがあっても近い値をマークしておけば高得点を取ることができました。

しかし、記述式では計算ミスなどは許されません。また解答用紙で自分の答えまでの考え方、過程を採点者に正確に伝える必要があります。この力がないといくらわかっていても点数はもらえません。

ポイント
なので、数学ではただ問題を解くのではなく、『解答を自分で作る』練習をしておきましょう。

 

英語はリスニングとライティングを強化する

 

センター試験廃止はいつから・理由について『今からできることは英語はリスニングとライティングを強化する』

 

上でも説明したのですが、英語では新しいテストに加えて民間の資格試験が導入されます。これらの試験では今までの試験で必要だった『読む』・『聞く』だけでなく『話す』・『書く』の力も求められます。

また、各大学が行う個別試験でもこの4つの力を適切に評価できる試験をする、という意見が支持されています。現在でも二次試験で英作文を出題している大学はかなり多いです。しかし、スピーキングについては行っている大学はほとんどありません。

これは現在の大学入試の試験上スピーキングの能力を正確に評価するのが難しいのことが原因で、これからも行わない可能性が高いです。

ポイント
なので、スピーキング以外の能力で受験生がおろそかにしがちな部分である、『書く』『聞く』の力を鍛えるように心がけてください。

現在のセンター試験ではリスニングよりリーディングのほうが大事ですが、4~5年後にはリスニングの能力が求められるようになるので今から準備しておきましょう。

 

文部科学省&大学入試センターの発表を必ずチェックする

 

センター試験廃止はいつから・理由について『今からできることは文部科学省&大学入試センターの発表を必ずチェックする』

 

この記事ではセンター試験廃止後の試験について説明しましたが、これは今の段階で決まっていることにすぎません。これから2020年までに何回かプレテストを行い、その都度試験は改善されていきます。

試験内容はもちろん、英語にどの資格試験を使うか、推薦入試の場合はどうするかなど、まだまだ決まっていないことはたくさんあります。

なので、2020年以降に試験を受ける人は必ず一定期間ごとに文部科学省と大学入試センターの発表を必ずチェックして、情報を集めておくようにしましょう。

 

まとめ

センター試験の廃止は2020年なのでもう間近に迫ってきています。しかし、今現在でもかなりの情報が公開されているので対策することも可能です。

しっかり今からできることを計画的に行って新しいテストでも好成績を残せるように頑張っていきましょう。

 

また、以下の記事で、効率的に受験勉強をしていくための方法を紹介しています。受験勉強の進め方や勉強法に困っている方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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