- 品詞の分類ができない…
- どうやって見分ければいいのかわからない…
- そもそも品詞が何なのかがわからない…
古文の品詞について悩みを抱えている人も多いと思います。
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「品詞を分類しよう」「古文を読解するには品詞分解が大切」などのように、古文を勉強していると幾度となく「品詞」という言葉を聞いたり目にしたりしますよね。
幾度となく出現するということは、しっかりと品詞を理解しておかないと、その都度理解できずに苦労することになります。これからも何度も触れることだからこそこのタイミングで理解を深めてマスターしていきましょう。
今回は古文の文法の基本である「品詞」について紹介していきます。
「品詞とは何なのか?」「どうやって品詞を見分ければいいのか?」など 品詞分類表 を使ってを詳しく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
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なぜ品詞を見分けられるようになる必要があるの?
古文は言語のひとつなので、文法が非常に重要になってくる科目です。文法を知らないと古文は読めません。
その文法を学ぶ上で必要な知識となってくるのが今回解説する「品詞」です。
品詞とは何か?ということは次のパートで詳しく解説しますが、古文の文法を学ぶ際に、「動詞」や「助動詞」などの品詞に関するそもそもの基本的な知識を知らないと、いくら授業を聞いても、解説を読んでも何も理解できません。古文の試験でよく問われる品詞分解の問題も品詞を知らないと答えられません。
品詞の種類や意味といった知識は、古文の文法を学ぶ上でのいわば「大きな柱」となる知識です。これがないと成り立たないといっても過言ではありません。
なので、古文の文法を理解するための前提知識となる基本的な知識として、どのような品詞があるのかを知る必要があります。
そもそも古文の品詞って何?
まずは品詞とは何なのかを理解していきましょう。
品詞とは、ひとつひとつの単語を役割によって分類したものです。
「ひとつひとつの単語を役割に分類したもの?」
これだけではいまいち理解できませんよね。具体的にどのように分類していくのかを下の図を用いて説明していきます。
ひとつひとつの単語を、
- 自立語か付属語か
- 活用するか活用しないか
- 文章中でどのような働きをするか
この3つの段階を経て最終的に「品詞」と分類されます。
少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
この文を例として、3つの段階を手順に沿ってひとつずつ詳しく見ていきましょう。
しかし、この手順に入る前にひとつやっておくことがあります。それは文の「文節」を捉えることです。
「文節」とは、文を意味上不自然にならない程度に小さく分けた一区切りのことです。
文を文節で区切る方法として一番有名なのが「ネ」を入れる方法です。中学校でやった人も多いのではないでしょうか?
少し(ネ)明かり(ネ)て、
紫だち(ネ)たる(ネ)雲(ネ)の(ネ)細く(ネ)たなびき(ネ)たる。
▶︎ 少し / 明かり / て、
紫だち / たる / 雲 / の / 細く / たなびき / たる。
こんな具合に文節で区切っていきます。
文節で区切ることはすぐにできるのでそんなに難しく考える必要はありません。
そして、この文節で区切る準備ができたら3つの段階に入っていきます。
①自立語か付属語か
まずは「自立語か付属語か」を見極めます。
自立語はその単語自体で意味がわかる言葉、付属語は反対にその単語自体で意味がわからない言葉のことを指します。
例文の中で言うと、
- 自立語:「少し」「明かり」「紫だち」「雲」「細く」「たなびき」
- 付属語:「て」「たる」「の」「たる」
と仕分けられます。
②活用するか活用しないか
次に、各単語が「活用するか活用しないか」を見極めます。
活用するかどうかは、その単語が様々に形を変えて文章で使われるかどうかで判断します。
例えば「紫だち」は「紫だつ」「紫だて(ば)」などと形を変えて使われます。一方、「雲」はどんな文章でも「雲」という形を変えることはありません。
このように形を変えるか変えないかで活用するかどうかを判断します。
例文の単語で仕分けをするとこのようになります。
- 自立語で活用するもの:「明かり」「紫だち」「細く」「たなびき」
- 自立語で活用しないもの:「少し」「雲」
- 付属語で活用するもの:「たる」
- 付属語で活用しないもの:「て」「の」
③文章中でどのような働きをするか
そして最後に「文章中でどのような働きをするか」を考えます。
これは自立語のみ考えます。付属語はこれまでの2つの段階で、もうすでに品詞が決まっています。
活用するか活用しないかで仕分けた後、自立語の中で「述語になるもの」「主語になるもの」「主語にならないもの」を見極めます。
自立語で活用するものは、先ほども述べたように文章中で形を変えるので述語になります。
自立語で活用しないものの中で、「雲」は主語になりますが、「少し」は主語にはなりませんよね。
そこで最終的にどのような品詞になるのかは次のパートで紹介します。
品詞を見極めるための3つの段階をまとめると以下のようになります。
①自立語か付属語か
・自立語:その単語自体で意味がわかる言葉
・付属語:その単語自体で意味がわからない言葉
②活用するか活用しないか
・活用する:その単語が文章中で形を変えて使われる
・活用しない:その単語が文章中で形を変えない
③文章中でどのような働きをするか
自立語だけ考えます。
・述語になるもの(活用するもの)
・主語になるもの(活用しないもの)
・主語にならないもの(活用しないもの)
古文の品詞は全部で10種類ある!
ここまで、品詞とは何か、そして品詞を分類するための手順を解説してきました。
ここからは、3つの段階を経て、最終的にどのような品詞に分類されるのかを紹介します。
古文の品詞は、自立語8種類と付属語2種類の合計10種類あります。自立語と付属語に分けてひとつずつ見ていきましょう。
もう一度品詞分類表を掲載します。
自立語は8種類から構成される
自立語はその単語自体で意味がわかる言葉でしたね。
まずはその自立語の8種類の品詞を紹介します。
動詞
動詞は、行動や存在を表す言葉です。現代語や英語でも動詞は存在するので身近だと思います。
古文の動詞は「書く」「読む」のように、終止形が主に五十音のウ段の音で終わります。(ラ行変格活用を除く)
例文の中だと「明かり(終止形は「明かる」)」「紫だち(終止形は「紫だつ」)」「たなびき(終止形は「たなびく」)」が動詞です。
動詞:自立語で活用して、述語になる品詞
形容詞
形容詞は、性質や状態などを表す言葉です。
古文の形容詞は「高し」「らうたし」のように、終止形が「し」で終わります。
例文の中だと「細く(終止形は「細し」)」が形容詞です。
形容詞:自立語で活用して、述語になる品詞
形容動詞
形容動詞も形容詞と同様に、性質や状態を表す言葉です。働きは形容詞とほぼ同じです。
古文の形容動詞は「あてなり」「堂々たり」のように、終止形はがなり」「たり」で終わります。
形容動詞:自立語で活用して、述語になる品詞
ここまでの「動詞」「形容詞」「形容動詞」をまとめて用言と言います。用言はすべて活用し、述語になります。
用言を見極めるコツは「単語の基本形の最後」に注目すること!
- 動詞:終止形が「ウ段の音」で終わる
- 形容詞:終止形が「し」で終わる
- 形容動詞:終止形が「なり」「たり」で終わる
名詞
名詞は、ものの名前などに使います。名詞も現代語・英語で使う品詞で身近なのでわかりやすいと思います。
名詞は活用せずに主語になる品詞です。
例文の中だと「雲」が名詞にあたります。
名詞:自立語で活用せず、主語になる品詞
自立語の中では、ここまで紹介した「動詞」「形容詞」「形容動詞」「名詞」の4つの品詞が特に重要です。
ここから紹介する4つの品詞は比較的重要度は低く、取り扱う優先度も下がるので出てきたときに確認して覚えていくのが良いでしょう。
副詞
副詞は、状態を表す言葉で、用言(動詞・形容詞・形容動詞)を修飾する働きがあります。
例文の中では「少し」が副詞です。
副詞:自立語で活用せず、主語にならない品詞
連体詞
連体詞は、名前の通り「体言を連なる」品詞です。つまり、名詞を修飾する働きがあります。
連体詞:自立語で活用せず、主語にならない品詞
連体詞についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
接続詞
接続詞は、文と文をつなぐ働きがあります。現代語や英語にもあるので馴染み深いですね。
接続詞:自立語で活用せず、主語にならない品詞
接続詞についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
感動詞
感動詞は、感動や感嘆を表す品詞です。
感動詞:自立語で活用せず、主語にならない品詞
感動詞についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。
この「副詞」「連体詞」「接続詞」「感動詞」はどれも、活用せずに主語にならない品詞です。
付属語はこの2種類だけ!
続いて付属語です。付属語は、付属語のみでは成り立たず、常に自立語と一緒に使われます。
付属語は「助動詞」と「助詞」の2種類のみです。
この2つの付属語は、文法問題や読解問題などでよく問われる品詞なので非常に重要です。
助動詞
助動詞は、用言(動詞・形容詞・形容動詞)と体言(名詞)に意味を加える品詞です。
助動詞は活用し、非常に多くの種類があります。
例文の中では「たる」が助動詞です。
助動詞:付属語で活用する品詞
助詞
助詞は、「が」「の」などの活用しない品詞です。
例文の中では「て」「の」が助詞です。
助詞:付属語で活用しない品詞
古文の品詞の見分け方は意外と簡単!
古文の品詞の見分け方を紹介します。
ここまで説明したフローをまとめる形になりますが、もう一度復習してしっかり見分けられるようになりましょう。
古文の品詞の見分け方の手順は以下の通りです。
(準備:文章を文節ごとに単語で区切る)
- 自立語か付属語かを見極める
- 活用するか活用しないかを見極める
- 文章中でどのような働きをするかを考える
- どの品詞になるのかを判断する
①自立語か付属語か
・自立語
・付属語
②活用するか活用しないか
・自立語で活用する→用言
・自立語で活用しない→主語になるか主語にならないか
・付属語で活用する→「助動詞」
・付属語で活用しない→「助詞」
③文章中でどのような働きをするか
《自立語で活用しないもの》
・主語になる→「名詞」
・主語にならない→「副詞」「連体詞」「接続詞」「感動詞」
④特徴によってどの品詞になるか
《用言》
・終止形が「ウ段の音」で終わる→「動詞」
・終止形が「し」で終わる→「形容詞」
・終止形が「なり」「たり」で終わる→「形容動詞」
文章でまとめるとこのようになりますが、以下の表でイメージとして覚えたほうがすんなり頭に入ると思います。
この手順で考えていけば簡単に品詞を見分けることができるので、ぜひたくさんの古文に触れて慣れていくようにしてください。
まとめ
今回は、古文の文法を学ぶ上で基本の知識となる「品詞」について解説してきました。
これから多くの文法事項を学んでいくにあたって、今回紹介した品詞の知識は必須になってきます。
そして、古文の試験でよく問われる品詞分解に対応するためにも品詞について理解する必要があります。
品詞分解についてはこちらの記事で紹介しています。
今回の記事を通してしっかり品詞をマスターするようにしてください。
また、こちらの記事で古文の勉強法を解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
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