物理の勉強法で困っている人は多く、理系で成績が上がらず苦労している人もかなりいます。
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しかし、ポイントを抑えれば簡単に点数が伸びます。
この記事で成績を上げるポイントや勉強の方法を詳しく解説するので参考にしてください。
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物理の勉強法の基礎
物理の勉強法として基本的なことを4つ解説していきます。
基礎になる部分なので確認してみましょう。
物理の現象を頭に焼き付ける
物理は現実世界で起きている現象を数式を用いてわかりやすく表したものです。
なので、勉強法としては公式を覚える前に「この問題では何が起きているか」や「どの現象について解いているか」を理解しなけれはいけません。
力学は何が起きているか比較的わかりやすいですが、電磁気や波は何が起きているかわかりにくいです。
それでは計算ミスが出やすい上、応用問題で解けなくなります。そうならないよう次から紹介する3つのことを心がけましょう。
少ない問題をやりこむ
物理の勉強法では、現象を深く理解するために少ない問題をやりこみましょう。量はこなさなくていいです。
化学はパターンに慣れるために様々な問題を解く必要がありますが、物理は化学ほど多くありません。
なので、一問を違う角度から取り組んだり、他の方法で解いてみましょう。
『名門の森』という参考書は複数の解答がありおすすめです。
公式は意味を理解し、イメージもつける
物理の勉強法として、問題を解く際や参考書を進める際に大事なことですが、公式は意味の理解とイメージの両方出来るようにしましょう。
公式は意味を理解し、導出出来ないとと二次試験レベルでは対応出来ません。有名どころではドップラー効果の公式証明は毎年のように二次試験で出題されます。
また、何が起きているかの公式のイメージも持たないと、上で説明した物理の現象を頭に焼き付けることが出来ません。
片方でも欠けると問題は解けません。両方修得しましょう。
定義を大事にする
物理の勉強法で強く意識したいのは、この科目では暗記力ではなく思考力が問われます。
なので物理の基礎である定義は公式を覚える際に一番大事にし、分からない人に一から説明して理解させられるくらいに完璧に覚えましょう。
特に、教科書レベルの基礎問題なら公式を当てはめるだけで解けるものが多いので注意です。自分が定義から解けているかの確認を毎回行いましょう。
物理の勉強法の手順
物理の勉強法の具体的な手順を解説します、確認しましょう。
手順①まずは基礎的な知識と公式を理解する
物理の勉強法の手順ですが、まず基本的な知識や公式を暗記し、例題で公式を実際に使いましょう。
公式理解&暗記
物理をこれから始める人は、まず公式の暗記から行いましょう。これをしないと問題は一向に解けません。
しかし、上でも述べたように「暗記だけでは解けるようにならない」のも事実です。なので単なる暗記でなく「理解してから暗記する」ことを意識しましょう。
具体的には次の3つは必ず行いましょう。
- 公式の導出過程
- どのような物理現象が起こっているのか
- 定義の確認
また、物理の公式の覚え方については下の記事で詳しく紹介しています。
例題を解ききる
物理の公式を暗記したら付随する例題を全て解きましょう。教科書や参考書の例題は公式を適切に当てはめれば解けます。
例題が解けても入試問題はまだ解けませんが、これが出来ないと先に進めません。
時間をかけてもいいのでしっかり理解しておきましょう。
手順②問題集で公式の意味を確認する
物理の勉強法で次にしたいのが問題集を使って暗記した公式を使えるようにすることです。
1周目は問題の理解に費やす
物理の公式の導出や定義の確認を終わらせたら次の段階です。実践的な問題を演習し公式の意味や使い方を身に着けましょう。
この際に注意するポイントは「一問一問を丁寧に確実に解く」ことです。
闇雲に数をこなしても成績は上がりません。一問を様々な角度でじっくり考えることが成績を上げる最短の勉強法です。
2周目以降は解くスピードを意識する
1周目で理解し終えたら、同じ問題集を2周目、3周目と繰り返しましょう。解くのは1周目で解けなかった問題だけで構いません。
ここでは間違った問題を一瞬で解けるくらいに精度を高めましょう。物理の正しい考え方を身につけ、答えを暗記するぐらいにやり込みましょう。
手順③応用問題に挑戦する
物理で基本的な問題が解けるようになったら、志望校の過去問や問題集の応用問題に挑戦しましょう。
物理では問題ごとの「解法パターン」が存在し、数学と比べて10分の1程度しかないので覚えると楽に高得点をとれます。
制限時間の中で下の3つのステップを踏んで実践的な問題に慣れましょう。
- 問題の物理現象を理解する
- どの公式を使うかを見つけ出す
- 解答までの道のりを自分で作る
また、計算力も大事になるので、この演習で絶対に計算ミスをしない速い、正確な計算力を身に着けましょう。近似計算出来るようにすることも重要です。
物理の各分野の勉強法について
物理の『力学』『電磁気』『波・熱力学』『原子』の4つの分野の頻出事項や勉強法について解説していきます。
力学
物理において、力学の大学受験頻出分野は以下の通りです。
- 2物体の重心系
- 単振動
- 万有引力
力学では、まずは電磁気や熱、波の基本となる考え方や公式を学びます。最初に「ma=F」と表せる運動方程式を習った人は多いでしょう。
力学で特に重要な分野は「単振動」です。単振動は電磁気でも電流の単振動が出てきますし、熱力学でも使われます。
勉強法としては公式をしっかり書くことを意識しましょう。
例えば物理に慣れてくると運動方程式を書かずに問題を解き進める人が多いです。
しかし、運動方程式を書かずにミスをする人が多いので書くようにしましょう。
どの大学でも力学は必ず出題されるので絶対に理解しほて支障がないようにしましょう。
電磁気
物理での電磁気での大学受験頻出分野は以下の通りです。
- 電磁誘導
- 交流回路
電磁誘導では、電流が流れることで力が作用することを利用した力学との融合問題が多く出題されます。交流回路では力学の単振動の考え方を用いて電流や電圧を求める問題があります。
電磁気の勉強法で大事なのは上手にイメージすることです。コンデンサーやコイルに電流が流れていたり、電荷がたまっている様子は一度理解すればイメージがかなり簡単です。
イメージが上手く出来れば答えが出た時の確認になる上、問題を解く上でも役立ちます。
そのためにも電磁気で使うことが多い「力学」の分野は先に押さえましょう。
熱力学・波
物理での熱力学・波の大学受験頻出分野は以下の通りです。
- 熱力学第一法則
- ドップラー効果
- 光の干渉
熱力学では第一法則を活用した応用問題や力学の単振動と絡めた融合問題がよく出題されます。ドップラー効果は大半がドップラー効果の証明問題で公式はほぼ使いません。
光の干渉では位相差を上手に使い光が強まる点や弱まる点を答えさせる問題が多いです。
勉強法としては、熱力学は解法を身に着けることです。熱力学で使う公式や考え方はとても少なく、慣れれば解き方はすぐにわかるのでそれまで我慢して解き続けましょう。
波は常に位相を意識して問題を解くことが大事です。特に光の干渉では位相差が反射や装置によって複雑に変わるので、波に何か変化があったらまずは位相のずれを確認しましょう。
原子
原子は近年から物理の範囲に加わった分野です。頻出分野は以下の通りです。
- コンプトン効果
- 物質波・ドブロイ波
原子分野はコンプトン効果がかなり高確率で出題されます。しかし、この問題はほぼ力学のエネルギー保存と同じ考え方で解けるので力学が出来る人は大丈夫です。光電効果も簡単な計算問題程度は出されます。
原子分野の特徴としては複雑な計算問題が出題されることが挙げられます。化学で扱われるような計算や有効数字を使う問題が多いので対策は積みましょう。
物理を勉強する時のおすすめ教材
これまで様々な勉強法をお伝えしてきましたが、「どんな教材を使って勉強していけばいいんだろう・・・」という疑問を抱えている人もいると思います。
そこでここでは物理を勉強する時のおすすめ教材を紹介していきます。
物理のおすすめ参考書
まずは参考書です。種類が多くてどれを選んでいいかわからない人も多いと思うので、下の記事で物理のおすすめ参考書をレベル別に紹介しています。
ぜひご覧ください。
物理のおすすめアプリ
また、物理を勉強する際に役立つおすすめのアプリもあります。
こちらの記事で物理のおすすめアプリをまとめているので確認してみてください。
物理の勉強法まとめ
物理の勉強法のまとめとしては以下の通りです。
- 物理ではとにかく現象の理解が大事
- 勉強手順には3つの手順があり1つずつこなせば成績は上がる
- 各分野で勉強法も変わるので確認する
暗記よりも理解が重要になる科目で、いかに基礎から勉強するか大事です。
ぜひこの記事を参考に成績を上げましょう。
また、こちらの記事で科目別の勉強法について紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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