「どうやって品詞分解をすればいいのかわからない…」「品詞分解のコツを知りたい!」
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このような思いを抱えている人も多いのではないでしょうか?
古文の点数を上げていくために必要になってくる「品詞分解」。しかし、この品詞分解を苦手としている受験生も多いです。品詞分解がうまくできないから古文の点数が伸びていかない受験生を何人も見てきました。
なので今回は「この手順でやれば必ず誰でも品詞分解ができるようになる!」という古文の品詞分解のやり方・コツを紹介していきます。
ぜひこの今回紹介することを参考にして品詞分解をマスターしてください。
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古文においてなぜ品詞分解をすることが必要なの?
まずは、古文でなぜ品詞分解をすることが必要なのかをお話していきます。当然、意味もなく品詞分解を行うわけではありません。
古文で品詞分解を行う理由は、試験で点数を取るために必要な要素になってくるからです。
品詞分解ができないとその文の正確な意味を読み取ることができず、古文が理解できなくなってしまいます。
品詞分解がうまくできない人は古文の点数も伸びていきません。品詞分解ができるかできないかは古文の成績に直結するものと言えます。
古文の品詞分解とは?
では具体的に古文の品詞分解は何なのでしょうか?ここでは、古文の品詞分解の役割を説明していきます。
品詞分解は古文を読み解くためのテクニック
春 / は / あけぼの。
やうやう / 白く / なりゆく / 山際、/ 少し / 明かり / て、/ 紫だち / たる / 雲 / の / 細く / たなびき / たる。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
品詞分解は、古文が何を意味しているのかを理解しようと思った際に、このように品詞(単語)ごとに分解して、ひとつひとつの品詞を分析していく方法です。
そしてそのひとつひとつを分析したものを組み合わせることによって、文章として古文を理解することができます。
どういうことかわからないかもしれないので、品詞分解をわかりやすく説明するために身近な料理に例えてみます。
カレーを作ろうとする時に、当然最初から完成したカレーを作ることはできませんよね。まずはカレーに必要な材料をひとつひとつ集めていき、それを調理しながら組み合わせてカレーというひとつの料理を作り上げます。
これと同じ工程を古文でもやっていけば、どんなに難しい文章でも理解できるようになるのではないかというのが古文の品詞分解です。
要するに品詞分解は「古文を読み解くためのテクニック」と言えます。
品詞分解を具体例を用いて解説
品詞分解の具体的なイメージを持ってもらうために例文を用いながら説明します。
春 / は / あけぼの。
やうやう / 白く / なりゆく / 山際、/ 少し / 明かり / て、/ 紫だち / たる / 雲 / の / 細く / たなびき / たる。
春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
この文章は枕草子の『春はあけぼの』という古文で有名ですが、初見ではどういう意味か理解できません。
しかし、品詞ごとに分解し、ひとつひとつの品詞を分析して訳していけば段々と理解できるようになってきます。
ひとつひとつの品詞を見ていきましょう。
春 / は / あけぼの。
やうやう / 白く / なりゆく / 山際、/ 少し / 明かり / て、/ 紫だち / たる / 雲 / の / 細く / たなびき / たる。
- 「春」=名詞:春
- 「は」=係助詞:は
- 「あけぼの」=名詞:夜明け方
- 「やうやう」=副詞:だんだん
- 「白く」=形容詞「白し」の連用形:白く
- 「なりゆく」=動詞「なりゆく」の連体形:なっていく
- 「山際」=名詞:山際
- 「少し」=副詞:少し
- 「明かり」=動詞「明かる」の連用形:明るくなる
- 「て」=接続助詞:て
- 「紫だち」=動詞「紫だつ」の連用形:紫がかかる
- 「たる」=存続の助動詞「たり」の連体形:〜ている
- 「雲」=名詞:雲
- 「の」=格助詞:が
- 「細く」=形容詞「細し」の連用形:細く
- 「たなびき」=動詞「たなびく」の連用形:横に長く引く
- 「たる」=存続の助動詞「たり」の連体形:〜ている
春は明け方が良い。だんだんと白くなっていく空の山際の辺りが、少し明るくなって、紫がかっている雲が細く横に長引いている(のはとても趣深い)。
ひとつひとつ品詞を分解して、各品詞の意味から訳を考えるとこのようになります。
具体的なやり方や手順は後ほどしっかり解説していきます。
品詞分解を行えば難解な文章でも読み解ける
このようにパッと見ではその文が訳せないときに品詞分解を行います。品詞分解をすれば、初見の文章でも、一見難解と思う文章でも簡単に訳せるようになります。
なので、模試や入試で初見の文章を見たときでも、品詞分解をすればその文を理解できるようになります。
試験で古文読解の問題が出題された場合に、品詞分解を活用すれば文法事項を答える設問にも古文を訳す設問にもしっかりと対応できます。
さらに、品詞分解を繰り返し行っていけば、古文の同じようなパターンのようなものが見えてきます。普段の問題演習から品詞分解を行うことで、そのパターンを見つけ出していきましょう。試験本番でも役立つ知識になっていきます。
このように品詞分解は、古文を読み解くために非常に大切になってくるテクニックです。
品詞分解をするにあたって必要な古文の知識
品詞分解は古文読解をするために必須になってくるテクニックとお伝えしてきました。
しかしこの品詞分解を何の知識もない状態から行うのは不可能です。つまり、品詞分解を行うためには古文の前提知識がないとできないということです。
なのでここでは、品詞分解を行うために必要な古文の知識を紹介します。品詞分解を行うために、まずはこの前提知識を身につけるようにしてください。
品詞分解を行うために必ず必要となってくる古文の知識はこの2つです。
- 用言を見分けられるようになること
- 助動詞の接続・意味・活用を理解すること
ひとつずつ詳しく説明していきます。
品詞分解をするために用言を見分けられるようになろう
品詞分解をするためにまず身につけないといけないことが、「用言」をしっかり見分けられるようになることです。
用言とは主に「動詞」「形容詞」「形容動詞」のことです。
この文のこの動詞は、未然形なのか、連用形なのか、連体形なのか、などという「用言の活用」を見分けられるようになりましょう。
具体的な用言の説明、見分け方などはこちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください。
品詞分解をするために助動詞の3つの知識を習得しよう
次に必要となってくるものが助動詞の知識です。
そして、この助動詞の知識で大切なのが「接続」「意味」「活用」の3つです。
この3つの助動詞についての知識をしっかり理解してください。
助動詞についてはこちらの記事でまとめているので確認するようにしてください。
「品詞分解をするまでに覚えることがたくさんあって大変…」「いろんなことを同時に考えないといけなくて面倒だなあ…」と思うかもしれませんが、覚える量だけだったら日本史や世界史などの歴史科目よりも断然少なく、論理的に考える力であったら数学よりも簡単です。
最初は苦戦するかもしれませんが、やっていくうちに慣れていき、どんどんわかるようになっていきます。
つまり、誰でもやれば絶対にできるようになるのが品詞分解であり、古文という科目でもあります。
具体的な古文の品詞分解のやり方・手順とは?
品詞分解をするにあたって必要な前提知識もわかったところで、いよいよここでは一番重要な品詞分解のやり方を解説していきます。
品詞分解の手順は以下の通りです。
- 用言を見つけて活用形を考える
- 直後についている助動詞が何かを判断する
- その助動詞の意味を考える
- 用言と助動詞をつなげて訳を考える
では具体的にどのように品詞分解を行っていけばいいのかを、簡単な例文を使って解説していきます。
簡単な例文で品詞分解のやり方をご紹介
ここからは、先ほど紹介したやり方・手順で品詞分解をやっていきます。
簡単な例文で紹介していくので、一緒に考えながら見ていきましょう。
例文①:「読みにき」
まずは「読みにき」という例文で品詞分解を行っていきましょう。
①用言を見つけて活用形を考える
→この文の用言は「読む」という動詞で、「読み」が“読む”の「連用形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読み」という連用形についているので、直後の「にき」が連用形接続の何かということが推測できます。しかし、「にき」となる助動詞はないため、「に」「き」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「に」は完了の助動詞「ぬ」の連用形、「き」は過去の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読み」と「に」と「き」をつなげて、訳は「読んでしまった」ということがわかります。
いかがでしょうか?この手順で品詞分解を行っていきます。
どんどん例文を重ねながら慣れていきましょう。
例文②:「読みなむ」
続いては「読みなむ」です。
①用言を見つけて活用形を考える
→同じくこの文の用言は「読む」という動詞で、「読み」が“読む”の「連用形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読み」という連用形についているので、直後の「なむ」が連用形接続の何かということが推測できます。しかし、「なむ」となる助動詞はないため、「な」「む」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「な」は完了の助動詞「ぬ」の未然形、「む」は推量の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読み」と「な」と「む」をつなげて、訳は「読んでしまうだろう」ということがわかります。
例文③:「読めりけり」
続いて「読めりけり」という例文で考えていきましょう。
①用言を見つけて活用形を考える
→同じくこの文の用言は「読む」という動詞で、「読め」が“読む”の「已然形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読め」という已然形についているので、直後の「りけり」が已然形接続の何かということが推測できます。しかし、「りけり」となる助動詞はないため、「り」「けり」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「り」は存続の助動詞「り」の連用形、「けり」は過去の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読め」と「り」と「けり」をつなげて、訳は「読んでいた」ということがわかります。
例文④:「読みてけり」
この調子で理解を深めていきましょう。次は「読みてけり」です。
①用言を見つけて活用形を考える
→同じくこの文の用言は「読む」という動詞で、「読み」が“読む”の「連用形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読み」という連用形についているので、直後の「てけり」が連用形接続の何かということが推測できます。しかし、「てけり」となる助動詞はないため、「て」「けり」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「て」は完了の助動詞「つ」の連用形、「けり」は過去の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読み」と「て」と「けり」をつなげて、訳は「読んでしまった」ということがわかります。
例文⑤:「読みぬらむ」
続いては「読みぬらむ」という例文です。
①用言を見つけて活用形を考える
→同じくこの文の用言は「読む」という動詞で、「読み」が“読む”の「連用形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読み」という連用形についているので、直後の「ぬらむ」が連用形接続の何かということが推測できます。しかし、「ぬらむ」となる助動詞はないため、「ぬ」「らむ」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」の終止形、「らむ」は現在推量の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読み」と「ぬ」と「らむ」をつなげて、訳は「読んでしまっているだろう」ということがわかります。
例文⑥:「読みにたり」
次は「読みにたり」という例文で考えていきましょう。
①用言を見つけて活用形を考える
→同じくこの文の用言は「読む」という動詞で、「読み」が“読む”の「連用形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読み」という連用形についているので、直後の「にたり」が連用形接続の何かということが推測できます。しかし、「にたり」となる助動詞はないため、「に」「たり」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「に」は完了の助動詞「ぬ」の連用形、「たり」は存続の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読み」と「に」と「たり」をつなげて、訳は「読んでしまっている」ということがわかります。
例文⑦:「読みたりき」
これが最後の例文です。最後は「読みたりき」という例文で品詞分解を行っていきましょう。
①用言を見つけて活用形を考える
→同じくこの文の用言は「読む」という動詞で、「読み」が“読む”の「連用形」になります。
②直後についている助動詞が何かを判断する
→「読み」という連用形についているので、直後の「たりき」が連用形接続の何かということが推測できます。しかし、「たりき」となる助動詞はないため、「たり」「き」に別れると判断します。
③その助動詞の意味を考える
→「たり」は存続の助動詞「たり」の連用形、「き」は過去の助動詞ということが考えられます。
④用言と助動詞をつなげて訳を考える
→「読み」と「たり」と「き」をつなげて、訳は「読んでいた」ということがわかります。
まとめ
これまで説明してきたように、ひとつずつ冷静に考えていけば簡単に品詞分解、そしてその文の訳はできるようになります。
今回紹介したやり方・例文を参考にして、何度も問題演習を重ねて品詞分解をマスターしてください。
しかし、見ての通り品詞分解を行うためには、動詞や助動詞の知識がないといけません。なので、やはりまずは品詞分解をするために必要な知識を習得するようにしてください。
また、古文の成績を上げていくためには、今回紹介した品詞分解以外でも必要なことが多くあります。
そこで必要になってくる古文の知識や詳しい古文の勉強法はこちらの記事で紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
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