仮面浪人をこれから始めていく際に重要になるのが、受験勉強ももちろんそうなのですが『大学での単位』も重要になってきます。
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大学での単位が仮面浪人と普通の浪人を分ける大きな差であるといえるでしょう。
また、仮面浪人の際に修得した単位は、志望校に合格した際に引き継ぐこともできるのです。
この記事では仮面浪人をする際の単位の修得についてや、単位の引継ぎ方法などについて1から解説していきます!
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仮面浪人する際の単位について
仮面浪人をする際に大学の単位については大きく分けて以下の3つの種類に分けられます。
・必要な単位だけを修得して勉強に専念する
・休学してしまう
1つずつ解説していきます。
パターン1 大学の単位をすべて修得してさらに志望校への勉強を行う
仮面浪人をした際に目指すべきパターンがこの1つ目の「大学の単位をすべて修得してさらに志望校への勉強を行う」でしょう。
単位をしっかりとっていかないと普通に浪人をしている人と変わらなくなってしまうので、最初はこのパターンで頑張っていく人が多いです。
このパターンのメリットとしては「もし大学に不合格になったとしても留年する可能性が低い」ということが挙げられます。
単位を今のうちに修得しておくことで受験の期間をもう1年延ばすという選択肢ができるというわけですね。
パターン2 必要な単位だけを修得して勉強に専念する
このパターンは一番危険で失敗した際の保障もなくなってしまうわけですが、仮面浪人をしている人の中では1番多いパターンでしょう。
基本的には授業に行かず、勉強に専念します。体育や必修科目など留年に直結してくる科目だけは出席するということになってきます。
また、最初は単位が取れるように頑張っていたのですが、受験が近づいていくうちに勉強に時間を多く使うようになって、単位が取れなくなる人も少なくありません。
仮面浪人のメリットを生かし切れていない気もしますが、これが仮面浪人の現状と厳しさということです。
パターン3 休学してしまう
大学の単位とは縁を切り、休学してしまう人も仮面浪人のなかには一定数存在します。休学と言っても、丸々1年間休学するのではない場合もあります。
大学には4~8月までの「前期」と10月~3月までの「後期」があるのですが、後期だけ休学するという人もいます。
前期の単位は修得できて、受験に近づいてきたら勉強に専念できることがメリットの1つですね。
仮面浪人をする際の単位における注意点
ここでは仮面浪人をする際に単位に関して注意してほしいことをまとめておいたので、仮面浪人を始める人はこれから紹介することを意識してもらえればと思います!
まずは自分がどうするか決めよう
仮面浪人の第一の目的は「志望校に合格すること」です。仮面大学で大学生活を過ごすことではありません。
なので、まずは仮面大学で自分がどうすれば成績をあげることができるのか、志望校に合格できるのかを考えましょう。
そして、その際に「大学での単位の修得についてはどうするのか」を考えてください。上では大学の単位について3種類紹介をしました。
自分は大学の単位も取りながら勉強できるのか、単位を捨てて勉強に専念しないと合格できそうにないのか、仮面浪人をする前に決めてしまってください。
一般教養科目はできるだけ取っておこう
仮面浪人で休学を行わずに大学で単位も取っていきたいという人は「一般教養科目」をできるだけ取っておくようにしましょう。
上でも説明しましたが、もし仮面浪人が成功して志望校に合格した際には単位の引継ぎができるかどうかが重要になります。
必修科目はいくら頑張って単位を取っても、単位の引継ぎがほぼすべての大学でできないようになっているので無駄になってしまうことが多いです。なので一般教養科目を効率的に取得しましょう。
楽な単位を選択しよう
単位を効率よく修得していく際に1番気にしてほしいところは、「単位の取りやすさ」です。
大学の授業は高校とは違って、すべての授業に中間テスト、期末テストがあるわけではありません。極端な場合は、授業に出席しているだけでとることができる単位もあります。
単位を取るのが楽な例としては下のようなものがあります。
テストは高校レベルの英語が解ければ満点が取れる
実習や発表がメインとなっていてテストがない
これらの単位は修得するにあたって、受験勉強の妨げをすることもほとんどないでしょう。
なので授業を受ける際には『履修案内』というものが配布されるのでしっかりと読んだり、友達や先輩から楽な授業の情報を集めておくように心がけてください。
後期に修得する単位には気を付けよう
上でも説明しましたが大学には「前期」と「後期」が存在します。前期が4~8月、後期が10~3月となっています。
前期はまだ受験まで時間もたくさんあって単位をすべて修得していく人もいるのですが、後期はそうはいきません。
10月からは志望校の過去問を解いたり、センター試験対策を行ったり、二次試験の勉強をしたりとやることが山のようにあるのです。
なので、後期の修得する単位は前期の半分程度にしておくことをおすすめします。受験勉強を最優先で考えていきましょう。
仮面浪人で成功した際の単位の引継ぎについて
ここでは仮面浪人に成功して志望校に合格した人向けに単位の引継ぎについて手順や必要書類まで詳しく解説していきます!
単位の引継ぎの基本的な流れ
仮面浪人に無事成功して春から志望校に通う時に、仮面浪人の際に修得した単位の引継ぎが行える場合があります。各大学ごとに引継ぎ方法は異なるのですが、基本的な流れを説明します。
手順2 『履歴書』『成績証明書』の発行
手順3 認定試験の日程や詳細のお知らせ
手順4 認定試験
手順5 単位の引継ぎ
手順についてこれから解説していきます。
手順1
まずは電話での受付が各大学で行われている場合が多いです。この受付は単位の「認定試験」というものの受付になっています。
大学側も単位をただ修得しているだけでなく、学ぶことはしっかり学んでいるかを大事にしています。なので単位引継ぎをできるだけの学習をしているかをテストされるのです。
この受付は3月までを期限にしている大学が多いので早めに大学に連絡をしておきましょう。
手順2
次に仮面大学の成績証明書を志望校に提出しましょう。これも3月いっぱいを期限にしている大学が多いです。
受付に関しては電話ですぐにできることが多いのですが、成績証明書はすぐに発行できるものではありません。また、後期試験で合格した場合は期間も短いです。
なので、かなり急ぎめで行動しないとせっかく取得した単位がなくなってしまうことになりかねないので注意しておいてください。
手順3~5
大学に入学したら入学式か学部ごとの説明会が実施されます。この際に単位の引継ぎにおける認定試験の日程や詳細が配布されるでしょう。
そして実際に試験日に認定試験を受けて後日引き継ぐ単位の選択を行い、無事に単位の引継ぎが終了したことになります。
単位の引継ぎの際に必要になってくるもの
各大学によって単位の引継ぎの際に必要になってくるものは変わってきますが、どの大学においてもおそらく必要であるものを下に記載しておきます。
✔履歴書(バイトなどをする際に書く書類のこと)
✔仮面大学在学中の成績証明書
✔所得した単位のノートや教材
これらは必要なので早めに用意しておきましょう。
単位の引継ぎの際の注意点
単位の引継ぎの際の注意点をまとめておくので引き継ぐ際は参考にしてください。
必修単位は引き継げない可能性あり
大学では単位は大きく分けて1~2年の際に修得する「一般教養科目」と主に3~4年で修得する「必修科目」に分かれています。
この中で「一般教養科目」は引き継ぎができることが多いのですが「必修科目」はほとんどの大学で引継ぎが行えません。
なので仮面大学では必修科目の単位を頑張って修得したとしても、志望校に合格すればその頑張りは無駄になってしまうことになるのです。
必修科目は各大学ごとに違う専門の分野について学んでいるのですから、仕方のないことかもしれません。
単位は引き継げる数に限りがある
2年以上仮面浪人を行って志望校に合格した人によくありがちなのが「今まで修得した単位の引継ぎをすべて行えなかった」という例です。
もちろんのことですが、仮面大学で単位を取りすぎてしまうと志望大学で何もすることがなくなってしまい、何も学ぶことなく卒業してしまいます。
今の時点で1年以上仮面浪人をしている人は、志望大学の単位引継ぎの上限を確認しておくことを忘れないでください。
まとめ
仮面浪人はとても大変で、大学と受験勉強の両立をしていかなければなりません。しかし大学の単位を落としてしまっては仮面浪人をしている意味がなくなってしまいます。
仮面浪人の期間を効率的に活用して単位も取りつつ志望校に合格してもらえればと思います。
また、こちらの記事で仮面浪人をして成功する人と失敗する人の違いを紹介しています。仮面浪人する人の中での成功する人と失敗する人の違いを知りたい方は、ぜひ合わせてご覧ください。
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