物理の参考書や問題集は、本屋に行っても多すぎて、「どれを信用して勉強すればいいのかわからない!」と思っている受験生は多いと思います。
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実際、「どの参考書、問題集を選ぶか」ということは成績の上り幅に直結する大事なことです。
この記事では、レベル別におすすめ参考書、問題集を計36冊紹介するのでぜひ参考にしてみてください!
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物理基礎のおすすめ参考書・問題集
まずはじめに、「物理基礎」専用のおすすめ参考書・問題集を紹介していきます。
橋元の物理基礎をはじめからていねいに
▶︎ 物理基礎が苦手、初歩の初歩から勉強したい人向け |
物理基礎を単元ごとにわかりやすく解説している参考書です。
授業感覚で読むことができ、その後に演習問題で知識をチェックすることができます。
『物理の本質』『公式の導出』など難しく考える必要が全くなく、わかりやすい豊富な図解で、読むだけで物理のことをある程度分かる1冊になっています。
レベル | 偏差値40~50 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 320ページ(問題は少なめ) | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
まず、公式や物理用語を理解し、練習問題を解いてみて、物理現象のイメージを持てるようにしましょう。
2周目以降は公式や用語の確認しながら、練習問題を解きます。
その後、本格的な問題集を解いていくとなお良いでしょう。
【注意点】
・「物理現象のイメージ」を掴むことを目的としているので、問題演習には向いていません。
改訂版 センター試験 物理基礎の点数が面白いほどとれる本
▶︎ これから共通テストの勉強を始める・物理基礎を1から学び直したい人向け |
まずは、安定の「面白いほど取れる」シリーズです。センター試験の対策と言えばこれと思っている人も多いのではないでしょうか?
イラストもあり丁寧に解説されているためとても読みやすいです。
どういった問題でどのような解法を用いるかをまとめてあるため、物理基礎の考え方を身につけることができます。
レベル | 偏差値40~55前後 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 273ページ | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
まず、ポイントを押さえながら各講の説明を読み込んだ後、分野ごとのチェックテストを、時間以内に解きます。
その後、解答解説をよく読んで、スピーディーに説くコツも習得させます。
解けなかった問題の説明を中心に、何度も読んで知識を定着させるようにしましょう。
【注意点】
・共通テストで高得点を狙うのであれば、本書だけでは問題量は足りません。
過去問をやりこみ、解けない問題がないレベルまで演習しておくことが必要です。
書き込みサブノート 物理基礎 新装版
▶︎ 定期テスト対策・共通テストだけ物理を使う人(文系)向け |
これは参考書というよりはノートという形で自分で書き込んでいくタイプのものです。
まずは例題で基本事項を学んで、そこから穴埋めで自分の理解度を確かめ、最後に自力で問題を解いて実力をつけていくことが可能です。
装飾もおしゃれに仕上がっています。
レベル | 偏差値45~55前後 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 120ページ | 問題の難易度 | 教科書・標準レベル |
【おすすめの使い方】
まず、本文・重要実験のカッコをうめ、その後ステップアップ問題を解きます。
ステップアップ問題で出来なかった部分は「本文」に戻り、要点を確認しましょう。
【注意点】
ある程度の知識を付けた人が対象の参考書なので、この参考書を受験勉強の初めの1冊とするのではなく、必ず前提となる知識を付けた上で、定着させるものとして、この参考書を取り組むようにしてください。
とってもやさしい物理基礎
▶︎ 物理という言葉を聞いただけで吐き気がする、物理が嫌い・苦手な人向け |
この問題集のメリットとして一番に挙げられることは「独学でも十分理解できる」ということでしょう。
物理基礎が苦手な人でも、教科書や参考書はいりません。基本的にはこの1冊ですべてを理解できるような内容になっています。
レベル | 偏差値40~50前後 | 推奨学年 | 高校1~3年1学期 |
ページ数 | 192ページ | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
書き込み式の参考書となっているので、本書を一気に終わらせるのではなく、理解を深めながら問題集と並行して進めるのがおすすめです。
【注意点】
雑に、とにかく問題を解こうとしないこと。深く理解しながらすすめ、「これさえ見れば復習ばっちり!」と思えるほど、ことあるたびにどんどん書き込んでいくことが重要です。
また、難易度的には決して高いとは言えないのでこの問題集を終わらせたらもう1~2冊程度は問題集を購入して実力をつけていきましょう。
よくわかる物理基礎問題集
▶︎ 物理の基礎知識はOK!入試や定期テストに向けて演習したい!人向け |
物理基礎の問題集です。
「基本」「応用」「実践問題」の3種類にわかれているため、自分のレベルに合わせて問題を選ぶことができます。
他の参考書で学んだ内容を補強するのに最適です。
演習を積みながら勉強していきたいという人におすすめです。
レベル | 偏差値45~55前後 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 87ページ | 問題の難易度 | 教科書・標準レベル |
【おすすめの使い方】
わからないところが必ずでてくるはずです。ミスした問題には必ずチェックをつけて、自分のミスを明確にしましょう。
2周目以降そのチェックがついた問題だけを徹底的に復習しましょう。
【注意点】
・問題集なので、インプットができていない状態で取り組むには向いていません。
・センター試験で確実に高得点を狙う場合にはこの1冊だけでは足りないので注意です。
大学入試短期集中ゼミ センター物理基礎
▶︎ テストまで時間がない!最後に追い込みたい!という人向け |
本書は、物理基礎を10日で完成させるというコンセプトの参考書です。
10個の項目に分かれているため、毎日どの単元をやるかという計画を立てやすいです。
レベル | 偏差値45~55前後 | 推奨学年 | 入試・試験直前 |
ページ数 | – | 問題の難易度 | 教科書・標準レベル |
【おすすめの使い方】
本書にあわせて、10個の項目を日数を決めて、計画的にとりくみましょう。
【注意点】
あくまで短期集中型の参考書のため、共通テストまで時間がある場合は他の参考書にした方が良いでしょう。
大学入試センター試験過去問レビュー物理基礎・物理
▶︎ 演習を繰り返すことで、入試で生きる実力をつけたい人向け |
センター試験の過去問です。
物理基礎の過去問が7回分あるのに加えて、旧課程の物理の中で物理基礎の出題対象になる問題には「基」と記載されているため的確に演習を行うことができます。
そのため、物理基礎の過去問としては他の過去問集より使いやすいです。
これから共通テストの対策を行うという場面で必要になってくるでしょう。
レベル | 偏差値50~ | 推奨学年 | 高校3年生 |
ページ数 | 25問分の過去問 | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
過去問に関してはとにかく「解く」。1回で満足したりしてはいけません。
1回解いたら、間違えた問題にチェックを付けておき、2回目はチェックを付けた問題だけを解きましょう。3周繰り返して、全ての問題をしてから、また1年分ずつ、全ての問題を解いてみましょう。
【注意点】
・過去問なので、インプットができていない状態で取り組むのには向いていません。
共通テスト対策問題集-マーク式実戦問題編 物理基礎-2021
▶︎ 本格的に共通テスト対策をしたい人向け |
物理基礎の実践問題集です。
2018年度の共通テスト試行調査および実戦問題5回分、載ってあります。
数少ない物理の共通テスト対策問題集になっています。
レベル | 偏差値55~ | 推奨学年 | 高校3年夏~ |
ページ数 | 164ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
ただ解くだけでなく、共通テストとはどういうものなのか知ることを意識しましょう。
予想問題で戦略を立て、夏に1回はやっておくべきでしょう
【注意点】
・物理基礎の共通テスト対策の問題集はそれほど多くはありません。センター過去問を使って演習量確保をする必要があります。
先ほど紹介した『大学入試センター試験過去問レビュー物理基礎・物理』がおすすめです。
初心者レベルの参考書・問題集
次に物理が初心者レベルだという人におすすめの参考書・問題集を紹介していきます。
宇宙一わかりやすい高校物理
▶︎ これから物理を始める人、教科書見てもよくわからない人向け |
この参考書はタイトルの「宇宙一わかりやすい」と書かれているように物理を最初から始めている人でもわかりやすく本質から物理を理解していけます。
一見分厚く見えますが見開きのページで左側はすべて文章になっていて、右側はすべて図やイラストになっています。
イメージで物理をとらえるのではなく、基本原理から理解していけるので応用問題にも対応できるだけの実力が付きます。
「電磁気・熱・電子」「力学・波動」の2種類があります。
レベル | 偏差値40~50 | 推奨学年 | 高校1~3年1学期 |
問題数 | 多め(別紙問題集付き) | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
まず、イラスト解説をよく読んで、しっかりイメージを掴みましょう。
イメージをつかんだら、計算演習で知識を定着させることが大切です。
別冊の問題集と、章末のチェックリストがついているので、この2つを活用してその単元で理解しておくべき事項がきちんとすべて覚えられているかを確認しましょう。
【注意点】
基礎的な問題しか扱っていないので、すぐに過去問演習に入るのではなく、少しレベルを上げた問題集を何冊か解いてから、過去問は解いた方が良いと考えられます。
ちなみに、この参考書が終わった後は、『重要問題集』や『物理のエッセンス』を解くのがおすすめです。
物理 レベル別問題集 1基礎編
▶︎ 物理勉強しなきゃいけないけど、中学物理から危ういかも…という人向け |
中学の物理もまともにやってない、中学の復習から始めたい人はこの『レベル別問題集』をやってみてもいいかもしれません。
中学物理の理解度を高め、その流れで高校物理で一番大切になる力学分野の基礎固めを行います。
ポイント講義や問題の解説では常にわかりやすさを意識しているので教科書で分からないところがあったら戻って確認する本としても利用できます。
レベル | 偏差値50以下 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 125ページ | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
解説を読む→イメージを掴む→解くという流れで、どんどん進めていきましょう。
ちなみにレベル1は中学物理で、高校物理はレベル2からとなっています。レベル1は飛ばしても問題ありません。
【注意点】
・この1冊だけでは全範囲をカバーできないため別の参考書も併用させましょう。
最初の方に紹介した『宇宙一わかりやすい高校物理』や『橋元の物理基礎をはじめからていねいに』がおすすめです。
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本
▶︎ 力学/電磁気学/熱力学・波 各分野を始めて勉強する人向け |
これは受験生でも持っている人も多い『面白いほど~』シリーズの物理版となっている参考書です。
3冊に分かれていて『力学』『電磁気学』『熱力学、波』の分野となっています。
先生と生徒の会話形式で説明されているので頭に入りやすいように工夫もしてあります。
レベル | 偏差値40~55 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
問題数 | 320ページ | 問題の難易度 | 教科書レベル |
【おすすめの使い方】
使い方としては、まず説明を読んでチェック問題があるのでそれを一通り解いてしまいます。最後にまとめ事項を読んで知識の確認、という形で行いましょう。
漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどよくわかる本の効果的な使い方については、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。
リードα 物理基礎・物理
▶︎ 時間をかけて物理を完成させたい人向け |
『リードα 物理基礎・物理』は難易度別に基本から応用問題まで網羅しているのが特徴です。
公式を当てはめるだけで解けるような問題から、考えることが必要な問題まで幅広く扱っています。
物理では公式を問題に当てはめて答えをだしていく過程がとても大切になってきます。これができなければどの問題も解けるようにならないといっても過ではありません。
そんな重要な「問題と公式の関係」を実践的な問題で鍛えていくことができます。公式はただ暗記するのではなく、使い方を理解することが大事です。
レベル | 偏差値50~ | 推奨学年 | 高校1~3年秋 |
ページ数 | 295ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
『リードα 物理基礎・物理』では、扱われてる問題のボリュームが多いため、学校の授業のカリキュラムなどに合わせて計画的に解いていくのがおすすめです。
【注意点】
・ボリュームが多くなっていますので、短期間で学習をしたいという場合には、つぎに紹介する「物理のエッセンス」や「漆原の物理 明快解法講座」がおすすめです。
基礎レベルの参考書・問題集
次は基礎レベルの参考書・問題集を紹介していきます。
物理のエッセンス
▶︎ 物理の基礎を完璧にしたい人向け |
この参考書は理系で物理を本格的に理解するにはうってつけです。説明に無駄がなくて受験物理に必要なことがぎっしりと詰まっています。
正直、この1冊で物理に必要な知識はすべて手に入れられるといっても過言ではありません。それくらいおすすめの参考書です。
レベル | 偏差値40~60前後 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 165ページ | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
理解ができるというよりは、記載された問題を一通り解けるようになるように、「わかる」よりも「解ける」感覚を優先させていきましょう。
【注意点】
・解説がコンパクトにまとまっているため、解説でわからなかったところは、別の参考書「宇宙一わかりやすい高校物理」などと一緒に併用するとよいでしょう。
・ゼロから始めていくには少し難しいと思うので、学校の授業が分かりにくい人や独学で進めていきたい理系の人は購入してみるといいかもしれません。
物理のエッセンスの効果的な使い方については、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。
橋元流解法の大原則
▶︎ 定期テストでいい点とりたい!物理嫌いだけど、これから頑張りたい!人向け |
この参考書は物理を理解することに重点はあまりおいておらず、「解法に当てはめる」というパターンに慣れるために作られています。
なので、難易度はかなり低く、イラストや図もついているのでとにかくテストで点が取りたい人には強くおすすめします。
レベル | 偏差値45~55前後 | 推奨学年 | 高校1~3年1学期 |
ページ数 | 344ページ | 問題の難易度 | 教科書・基礎レベル |
【おすすめの使い方】
即効性があるので、定期テストなどの対策や授業の補習テキストがわりに使うことをおすすめします。
【注意点】
・テストで点を取ることを重視しているので、入試で出なさそうな分野はバッサリ切り捨てられているところもあります。
・問題数はすくなめです。
マーク式基礎問題集 物理
▶︎ 共通テスト対策の最初の1冊を探している人向け |
共通テスト対策の入門として最適な問題集です。分野別に分かれていてセンター試験の形式の問題を練習することができます。
この問題集を行えば、センター試験8割程度は安定して取っていけるのでやってみる価値は十分にあります。
教科書の例とは設定が異なっていたり、視点が異なっていたりするため、応用力が身に付きます。
レベル | 偏差値50~65前後 | 推奨学年 | 高校2~3年 |
ページ数 | 183ページ | 問題の難易度 | 標準レベル |
【おすすめの使い方】
共通テスト対策としてはじめの一歩に使ってみましょう。
高校3年生以外の人も少し見てみるといいと思います。センター試験の問題形式を知っているだけでも周りより優位に立てます。
【注意点】
・難問は出題されません。
・過去問ではなく、オリジナル問題です。
らくらくマスター 物理基礎・物理
▶︎ 基礎を固めたい!とりあえず物理の全体像を知りたい人向け |
教科書レベルの問題を一通り解けるようになって入試問題の基本レベルに移っていきたい、そんな人にうってつけの問題集はこれです。
問題集は薄くて、内容がないと思われがちですが無駄なくポイントを網羅しているので他の参考書で足りない部分をこの本で補強していくように使うのがいいでしょう。
解説もかなり丁寧に作成されているので物理のエッセンスとこの問題集をやりこみましょう。そうすれば偏差値55は必ず超えていくはずです。
レベル | 偏差値40~50前後 | 推奨学年 | 高校1~3年1学期 |
ページ数 | 287ページ | 問題の難易度 | 教科書・基本レベル |
【おすすめの使い方】
本書には、問題を解きながら、法則、公式を理解し覚えることができる基本問題が141問、いろいろな物理現象に対して法則、公式をどのように適用していくのかを学ぶ例題が158問収録されています。
例題から完璧にして、その後基本問題をとくのがおすすめです。
【注意点】
・問題集が中心なので、物理に関する知識がゼロの状態から始めるというよりは、今までに身に付けてきた知識を確認する問題集として使うのがいいでしょう。
物理教室
▶︎ 物理や数学が得意・難関大学の入試で物理を得点源にしたい!物理の本質をマスターしたい人向け |
この参考書は学校の教科書ではカバーしきれない受験物理の大事な部分を補っているかなり有用な参考書になっています。
簡単な公式でも、その導出過程や同じ考え方で導ける他の公式なども書いてあって受験生の盲点や悩みを解決してくれます。
いわゆる数学のチャート式のような立場であるので「教科書よりも詳しい参考書」ととらえて、深い理解を身に着ける際に使っていきましょう。
レベル | 偏差値50~ | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 480ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
時間に余裕がある場合は、本書の全範囲についてきちんと読み込むのがおすすめですが、物理に掛けられる時間があまり多くない場合には、苦手な分野など、特定の分野だけをピンポイントで学習するようにしましょう。
【注意点】
・物理が得意な人向けの参考書のため、初学者向けでありません。
合格点を取れればOKという人は、別の参考書を使いましょう。
浜島清利 物理講義の実況中継
▶︎ 短期間で物理全分野を学習したい人向け |
この参考書は、全37章ととても多く高校物理で必要な『力学』『電磁気』『熱力学、波』『原子核』のすべてを1冊で学習できます。
物理で問題を解くときに必要な「着眼力」を鍛えることができる数少ないものなので、物理の苦手意識をなくすきっかけとなるかもしれません。
勉強してもなかなか得点に結びつかないところをまとめてあるので、物理が得意な人もこの参考書で自分の思い違いを直しておきましょう。
レベル | 偏差値45~55 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 444ページ | 問題の難易度 | 基礎レベル |
【おすすめの使い方】
圧倒的に詳しい内容で、講義形式の形をとっているため、授業の補足資料として使用するのをおすすめします。
【注意点】
・実況形式なため問題数は少なくなっています。
視覚でとらえるフォトサイエンス 物理図録
▶︎ 物理をさらに詳しく勉強したい・詳しい資料集が欲しい人向け |
これは参考書というよりは、教科書で勉強する際に一緒に使う、いわゆる「資料集」のようなものです。
物理実験や物理現象など約800点以上の写真を掲載しており、特集記事も充実しているので物理では不足しがちなデータなどの知識を補っていくことが可能です。
レベル | 偏差値50~ | 推奨学年 | 高校1~3年 |
ページ数 | 176ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
資料集のようなものですので、授業の補足資料として使用するのをおすすめします。
【注意点】
・問題集や教科書ではないので注意が必要です。
漆原の物理 明快解法講座
▶︎ 効率良く独学で問題を解けるようになりたい人向け |
物理においては公式を覚えておかないと問題は解けませんよね。しかし、公式をただ覚えているだけでも問題は解けないのも事実です。
この参考書では公式を「いつ」「どのように」使うという、公式の使いどころを詳しい説明を通してゆっくり理解していくことが可能です。
使い方としては、まずは各章の最初に『漆原の解法』というものがあるのでそれを確認して『出題パターン』の問題を解法を利用して解いていきましょう。
レベル | 偏差値50~60 | 推奨学年 | 高校1~3年夏 |
ページ数 | 320ページ | 問題の難易度 | 基礎~標準レベル |
【おすすめの使い方】
まずは問題を解きつつ、分からない問題の解法を覚えていきます。そして、出来なかった問題は何周も繰り返して、最終的に全ての問題の解法パターンを覚えるようにしましょう。
【注意点】
・ある程度の理解が無ければ少し難しいかもしれません
偏差値50~60レベルの参考書・問題集
ここでは偏差値50~60レベルの人におすすめする参考書・問題集を紹介していきます。
漆原の物理 最強の99題
▶︎ 実際の入試問題を解きながら、実戦的な解法を学びたい人向け |
この問題集は、実際の大学の入試問題や漆原先生のオリジナル問題を通じて、「受験に勝つための物理の考え方」を効率的に身につけていけます。
公式を使うまでの過程、基礎となる考え方などを学んでいくので模試などでも高得点を狙える実力がついていきます。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校1~3年秋冬 |
ページ数 | 152ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
単に解法を丸暗記するのではなく、どうしてその解き方になるのかといった考え方について、自分の言葉で説明できるくらいまで理解するようにしましょう。
【注意点】
・難易度は少し難しいのでできなさそうな人はまずは上で紹介した『漆原の物理 明快解法講座』を終わらせてから行いましょう。
物理重要問題集
▶︎ 良問の問題を解きたい・難関大学以上を目指してる人向け |
この問題集は知っている人も多いと思います。学校単位でこの問題集を取り入れている学校もあるくらい有名です。
最近の入試問題の中から、良問のみを集めているのでリアリティーがあり実際の受験問題を肌で感じることができます。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校1~3年秋冬 |
ページ数 | 152ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方・注意点】
解説はあまり丁寧ではないので理解するための問題集ではなく問題数をこなしていくものであるといえます。
物理重要問題集の効果的な使い方については、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。
物理基礎問題精講
▶︎ ある程度の知識ある上で、本格的に受験対策を行っていきたい人向け |
この問題集は難易度順に『物理入門問題精講』『物理基礎問題精講』『物理標準問題精講』の3冊があり、レベル的には中間にあたります。
入試問題に取り掛かるにあたっての基礎を扱っているので、教科書レベルはすべて解くことができてこれから本格的に受験対策を行っていく人におすすめです。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校1~3年秋 |
ページ数 | 271ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
この手の問題集で大事なことは「最低3回は繰り返す」ということです。何度も復習することで記憶の定着がしやすくなります。
【注意点】
・「基礎」と書いてありますが、内容は基礎ではなく、ある程度の知識ないと難しいでしょう。
良問の風 物理 頻出・標準入試問題集
▶︎ MARCHや地方国公立レベルの典型問題を学びたい人向け |
これは上で紹介した『物理のエッセンス』の次のレベルに当たる参考書であり、シンプルでまとまっていて良い参考書です。
最終的な到達点はそこまで高くないですが、1冊やり終えると確実に物理に対する考え方や見える背景が変わるでしょう。
問題数は150題と物理にしては多いので全部やるというよりは自分に苦手分野を徹底的に行っていくほうが良い勉強法だと思います。
レベル | 偏差値55~65 | 推奨学年 | 高校1~3年秋 |
ページ数 | 119ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
良問の風の効果的な使い方については、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。
チャート式 新物理
▶︎ 物理の学習を深く網羅的に学びたい人向け |
この参考書の魅力は何といってもその網羅性です。高校物理で学習するであろうすべての範囲をこの1冊でまかなうことができるのです。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校1~3年秋 |
ページ数 | 504ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
説明もとても丁寧で、図やイラストも多く使用されているので辞書としても使うことのがおすすめ。
【注意点】
・ただ、これは参考書としては有用なのですが、掲載されている問題数は少ないのでこれとは別にまた問題集を買うことをおすすめします。
物理 解法の焦点
▶︎ 最低限の知識を短期間で復習したい人向け |
この参考書の特徴としては「最低限の知識を非常にコンパクトにまとめている」「1つの章に3つのレベルの問題を作っている」の2つが挙げられます。
問題数はちょっと少ないですが、受験で必要な知識をぎゅっとまとめてあるので受験直前の確認などにはとても有効に使うことができます。
また、3つのレベルに分かれているので物理が苦手な人も得意な人も段階的に力をつけていって受験まで間に合わせられます。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校2~3年 |
ページ数 | 252ページ | 問題の難易度 | 標準~難関レベル |
【おすすめの使い方】
まずは分からないところがあっても気にせず、とりあえず何回か読んみ、全体像を掴みましょう。
その後単元別で細部まで仕上げていきましょう。
【注意点】
・掲載されている問題数は少ないのでこれとは別にまた問題集を買うことをおすすめします。
新・物理入門
▶︎ 少しでも数Ⅲの微積を学んだ・物理の本質を学んだ人向け |
タイトルでは入門となっていますが、一般的には難関大志望者向けの参考書です。高校の授業で曖昧にしてある部分を全て解説してあります。
物理のイメージというよりは、数学的な記述を多く用いているので非常に体系だっていて大学物理のような構成になっています。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校2~3年 |
ページ数 | 342ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
問題集を解く前にその分野について読み通し、体系的に理解し、問題を解いて分からないことや気になることが出たら逐一確認するようにしましょう。
【注意点】
・数Ⅲの知識が少しだけ必要になります。
為近の物理講義ノート 最頻出問題50
▶︎ 厳選した入試の標準問題をどんどん解いていきたい人向け |
代ゼミから出版されている為近先生の参考書『物理講義ノート』は発想と解法ルールを身に着けるにあたってとてもおすすめの参考書です。
難易度は基本的な問題から、大学入試レベルまでの問題を扱っています。なので、一つ一つ積み上げていって確実に自分のレベルを上げていけます。
解説も語り口調で講義を受けているような感覚になるので読みやすいと思います。物理の講師の中ではとても有名な先生なので一度取り組んでみても面白いはずです。
レベル | 偏差値50~65 | 推奨学年 | 高校2~3年 |
ページ数 | 282ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
問題数も少なく短期間で終わらせることができます。解説が本当に丁寧なのでしっかり読み込みましょう。
【注意点】
・ある程度の力をつけて、あとは問題演習だという人向けです。
難関大レベルの参考書・問題集
ここでは難関大学を目指す人におすすめの参考書・問題集を紹介していきます。
名門の森 物理
▶︎東大・東工大などの難関大学レベルの人向け |
この参考書は難関大学、特に旧帝国大学以上を目指している人はほとんどの人が持っていることだと思います。
推奨するレベルとしては基礎的な問題は解けるとようになって、二次試験でも8割取れるようになりたいという人です。
物理の中でも最高峰に難しく、中途半端な基礎力では途中で投げ出しかねないので偏差値55以上でない人はまずは『物理のエッセンス』を行うようにしましょう。
レベル | 偏差値55~ | 推奨学年 | 高校3年 |
ページ数 | 224ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
本書に載っている問題はかなり難しく、問題を見てすぐに解ける人はほとんどいません。ですが、すぐに答えを見るのではなく、何時間考えても解き方が思い浮かばないのであればその時に初めて答えを見ましょう。
名門の森の効果的な使い方については、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。
難問題の系統とその解き方 物理
▶︎ 東大・京大レベルを目指す人向け |
この問題集の魅力としては、1つ1つの問題が非常に内容の濃いものになっていることです。一筋縄ではいかない問題がほとんどです。
問題を解くにはかなりの時間がかかるので時間に余裕がある浪人生の人には強くおすすめします。
完璧にすることで二次試験の物理でも十分満点を取ることができる実力をつけることができるので物理を極めたい人はぜひトライしてみてください。
レベル | 東大・京大 | 推奨学年 | 高校3年 |
ページ数 | 384ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方・注意点】
全部の問題ができるようになれば良いですが、かなり難しいので、時間をかけすぎないように注意してください。
理系標準問題集 物理
▶︎ 2次試験で物理を使う高3生向け |
標準問題集となっていますが、レベル的には難関大学でMARCH以上は目指せるくらいの実力をつけていくことが可能です。
難しい問題ほど、解説が詳しくわかりやすくなっているので問題集としては意外とストレスなく進めていくことができるでしょう。
解説では答えだけでなく、背景知識や問題を出題する意図まで説明してくれます。またレイアウトも工夫しているので大量の文章を読む必要がないのもメリットの1つです。
レベル | 偏差値55~65 | 推奨学年 | 高校3年 |
ページ数 | 159ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
基本問題でも実戦問題でも、ノートを用意し、自力で解答を作成していくのがおすすめです。丁寧に勉強していけば、この一冊で合格点に達しない大学はほとんどありません。
【注意点】
・基本問題が131題、実戦問題が39題となかなかボリュームがあります。
物理 標準問題精講
▶︎ 難関大の中でもさらに難しい問題に挑戦したい人向け |
これは上で紹介した『物理基礎問題精講』のレベルが1つ上がった問題集となっています。レベルとしては旧帝国大学以上が目安となります。
解法パターンをマスターできているか確かめる際は「人に対して説明できるか」を大事にしてください。戸惑うことなく説明できたら100%理解できているといえます。
レベル | 偏差値65~ | 推奨学年 | 高校3年 |
ページ数 | 144ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
問題数は90題程度で、毎日3題ずつ行えば1ヶ月程度で完成させることができ、その上に解法パターンを90題でマスターできます。
実戦レベルを1冊やり、その後時間が余るようだったらさらにやりこむ程度でいいでしょう。
【注意点】
・難関大学入試レベルの中でもさらに、見たことも無いような問題ばかりが揃えられ非常に高難度の問題集となっています
物理 入試の核心
▶︎ 東大・京大や最難関私立大学レベルの難問を演習したい人向け |
この参考書の目的としては、難関大学の系統に合った問題の中でも特に学習効果の高い50題を厳選して難関大学対策を効率的に行うことです。
50題しか取り揃えていないので基本的にはすべての問題を解いていきましょう。そのうえで原子分野は3題しか掲載されていないので原子分野は他の問題集も行いましょう。
レベル | 東大・京大、旧帝大、最難関私大 | 推奨学年 | 高校3年 |
ページ数 | 464ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
また、問題ごとに出題の意図をしめし、充実した解説を取り揃えているのでしっかり意図を組んで問題を解いていくことを意識しましょう。
【注意点】
・ 非常に難しい問題集のため、余力がある人にのみにおすすめします。
物理入試問題集
▶︎ 数多くの大学から目新しい題材や出題形式の問題を解きたい人向け |
難関大学を目指している人で最後に行ってほしい問題集がこの『物理入試問題集』です。
昨年の大学の入試問題から、学ぶものが多い良問を各分野に分かれて収録してあります。最近の入試傾向を知るためにも使ってみましょう。
レベル | 難関大 | 推奨学年 | 高校3年夏 |
ページ数 | 96ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方・注意点】
問題数はかなり多いので高校3年生の夏から行っていきましょう。とにかく問題数をこなしていって物理の問題に「慣れる」ということを行ってほしいと思います。
総合的研究 物理
▶︎物理特有の考え方を身につけながら、入試で試される思考力をつけたい人向け |
この参考書のメリットとしては物理でよくありがちな「公式だけしか覚えていないので応用問題が解けない」ということをなくしていけるところです。
公式を導いていく過程から、難関大学入試問題に至るまで物理現象の背景を読み解いていける一歩踏みこんだ参考書となっています。
「なぜそうなるのか?」「どのように考えたらいいのか?」について詳しく解説してるので物理特有の考え方も自然に身についていきます。
レベル | 難関大 | 推奨学年 | 高校3年 |
ページ数 | 752ページ | 問題の難易度 | 難関レベル |
【おすすめの使い方】
総合的研究は752ページと、非常にボリュームが多いので、最初から最後まで一気に読み切るのはなかなか困難です。
そこで、学校の授業を受けたり問題集を解いたりしてわからないことがあったときに辞書のように使うことをおすすめします。
【注意点】
・解説が少し堅く、演習問題も難しめです
各大学の物理27ヵ年
▶︎物理特有の考え方を身につけながら、入試で試される思考力をつけたい人向け |
難関大学を目指す人が必ず行ってほしいものが『各大学の物理27ヵ年』です。各大学の物理27ヵ年がない大学は一般的な大学の過去問でも構いません。
各大学の問題傾向に慣れるだけでなく、「自分がどのレベルまで解けないといけないか」ということを再認識できるのでモチベーションのアップにもつながります。
レベル | 各大学による | 推奨学年 | 高校2~3年 |
ページ数 | ー | 問題の難易度 | 各大学による |
【おすすめの使い方・注意点】
受験直前までとっておかないで早い時期からどんどん解いていきましょう。迷うことなく解答を再現できる、というのが理想レベルです。
まとめ
物理で大事なことは「1冊の参考書、問題集を使いこなす」ということです。何冊も同時に行ってしまうとどれも中途半端になってしまいます。
今回は31冊というかなり多い数を紹介したのでこの記事を参考にして自分に合った参考書、問題集を選んでほしいと思います。
自分に合った参考書・問題集を選び方についてや他の科目の参考書については下の記事で解説しているので興味のある方はぜひ見てみてください。
また、物理の勉強法はこちらにまとめているので勉強法を知りたい人はこちらもあわせて読んでください。
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