最北の地、北海道にあり旧帝国大学でもある北海道大学。
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国公立大学の中でもトップレベルの難易度を誇っています。そんな北海道大学の入試は、難しいというイメージが強くありますが、実は各科目でしっかりとした対策があります。
今回は、そんな北海道大学の入試について入試科目や配点などの基本情報を紹介した後に、各科目の傾向や対策について徹底的に解説していきます。
それぞれの科目の傾向や対策を知っておくことで合格に大きく近づくので、北海道大学に興味があるという人は是非参考にしていって下さい。
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北海道大学入試の基本情報
まずは、北海道大学の各科目の試験時間や各学部の配点などの基本情報について紹介していきます。
試験時間
それぞれの科目の試験時間は次のようになっています。
・数学(文系):90分
・数学(理系):120分
・理科:150分
・社会:90分
・外国語:90分
配点(文系)
文系の各学部でのセンター試験と二次試験のそれぞれの配点は次のようになっています。
文学部
・国語…60点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目40点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から2科目80点
・国語…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
・数学
※地歴・数学から1科目150点
教育学部
・国語…60点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目40点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から2科目80点
・国語…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
・数学
※地歴・数学から1科目150点
法学部
・国語…60点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目40点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から2科目80点
・国語…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
・数学
※地歴・数学から1科目150点
経済学部
・国語…60点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目40点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から2科目80点
・国語…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
・数学
※地歴・数学から1科目150点
配点(理系)
理系の各学部でのセンター試験と二次試験のそれぞれの配点は次のようになっています。※複数の入試形態がある学部に関しては、総合科学選抜群の入試の配点を紹介しています。
理学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から2科目80点
・数学…200点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目100点
医学部
医学部は医学科と保健学科の2つに分かれています。
医学科
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理必須、化学基礎・化学、生物基礎・生物地学から1科目の計2科目で150点
・面接…75点
保健学科
保健学科は、その中でも幾つかの専攻に分かれています。
看護学専攻
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
※数学Ⅲは出題されない。
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…生物基礎・生物必須、物理基礎・物理、化学基礎・化学から1科目の計2科目で150点
作業療法学専攻
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
※数学Ⅲは出題されない。
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…生物基礎・生物、物理基礎・物理、化学基礎・化学から2科目150点
理学療法学専攻
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…生物基礎・生物、物理基礎・物理、化学基礎・化学から2科目150点
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理必須、生物基礎・生物、化学基礎・化学から1科目の計2科目で150点
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…化学基礎・化学必須、生物基礎・生物、物理基礎・物理から1科目の計2科目で150点
歯学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目150点
薬学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目150点
工学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目150点
農学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目150点
獣医学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、生物基礎・生物、化学基礎・化学から2科目150点
水産学部
・国語…80点
・数学…数学1・A必須、数学Ⅱ・B、簿記、情報関係基礎から1科目の計2科目で60点
・理科…物理、化学、生物、地学から2科目60点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語から1科目60点
・社会…地歴:世界史B、日本史B、地理B
公民:倫理政経
※地歴・公民から1科目40点
・数学…150点
・外国語…英語、ドイツ語、フランス語、中国語から1科目150点
・理科…物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物、地学基礎・地学から2科目150点
英語の傾向と対策
ここでは、北海道大学の英語の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
北海道大学の英語は4つの大問から構成されていて、その内訳はほとんどの年で以下のようになっています。
大問3…英文読解、自由英作文
大問4…会話文問題
その難易度はそれほど高くないのですが、記述式で答えないといけない問題が多いのと、英文をサラッと読んでいるだけでは対応できない問題が多くなっているので、英文を素早く正確に読む力が必要な試験であると言えます。
長文の対策
大問1と2の2つで出題される長文では、700語程度の長文が出題されます。その問題は、和文英訳や内容説明、内容一致などオーソドックスな問題がほとんどです。
単語やそれぞれの英文の難易度はそこまで高くなく、比較的読みやすい長文が出題されるのですが、問題はどれもその内容を正確に理解していないと対応出来ないものばかりです。
この2つの大問で時間をかけてしまっては、その後の自由英作文などにかけることができる時間が少なくなってしまうので、ここはなるべく速く解き切る必要があります。
その為にも、速く正確に英文を読み進めていく力が大事になってきます。
この対策としては、まず『やっておきたい英語長文700』を使うのがおすすめです。
この問題集に収録されている長文はどれも質が高い上に、北海道大学と同じく700語程度になっています。その為、この問題集を解くことで本番の長文の長さに慣れることが出来ます。
また、収録されている問題のほとんどが記述式になっているというのも、北海道大学の長文問題と共通しています。それぞれの問題に目標解答時間が設けられていて、常に時間を意識しながら勉強することが出来るというのもその魅力です。
やっておきたい英語長文の効果的な使い方についてはこちらの記事で紹介しているので、合わせてご覧下さい。
大問1と2のそれぞれで最後の出題される内容一致問題では、6つ用意されている選択肢の中から正しい選択肢を2つ選ぶ問題です。
これに関しては、ちょっとした部分で本文と違う選択肢が混ぜられているので、長文を読み切った後に選択肢を見比べても中々その違いに気づくことが出来ません。
なので、パラグラフを1つ読み終えるごとに選択肢に目を通して、その都度内容が一致しているかを確認するようにしましょう。これをすることによって、長文を読み切った後にもう1度読み返す必要などがなくなり、時間の短縮と正答率のアップに繋がります。
英文読解、自由英作文の対策
大問3では、英文読解が2問、自由英作文が1問出題されます
英文読解は、文章の内容を踏まえて英語で解答する問題になっています。この問題では、早く正確に英文の内容を把握することが大事になってくるので、対策は先ほどの長文の対策と変わりません。
自由英作文では、社会問題などが与えられてそれについての受験生自身の意見を問う問題が出題されます。
この対策として大事なのは、出来るだけ難しい表現を使わずにシンプルな英文を心がけることと、様々なテーマに対応できる型を用意しておくことです。
まず、難しい表現を使わないように心がけるということについては、自由英作文は基本的に減点方式です。つまり、いくら難しい表現を使って書いたとしてもそれで加点されることがありません。
したがって、出来るだけ簡単な文でミスを少なくすることの方が大事です。極端な話、中学生レベルの簡単な英語を使って書いても、その英文にミスが無ければ点数を引かれることはありません。
なので、出来るだけ難しい表現を使わずにシンプルな英文を心がけることによって、ミスを減らして減点されることを防ぐということです。
次に、様々なテーマに対応できる型を用意しておくということについては、以下にその一例を書きます。
I think that/agree/disagree~.I have 〇 reasons for this.
Firstly,~.Secondly,~.Thirdly~.……
⇩
This is why I think~.
北海道大学のような自分の意見を書く問題では、基本的にこの型に従って書いていけます。
このような型を用意しておくことによって、いざ問題が出てきた時にどうやって書いていこうと迷うことが無いので、早く解答を書けるようになります。
普段の勉強の際から、その用意した型に従って書いていって慣れておくようにしましょう。
会話文問題の対策
大問4で出題される会話文問題では、会話文とその内容をまとめた長文が用意されていて、その長文の穴抜きになっている箇所を埋めるという問題が出題されます。
この問題の対策としては、長文問題の内容一致問題と同様に、ある程度会話文を読んだら長文の穴抜き問題を解いていくということです。
これをせずに最後まで会話文を読み切ってから穴抜き箇所に何が当てはまるのかを考えていると、内容を完全には覚えていないので、もう1度読み直さないといけなくなります。
なので、あらかじめ会話文を読み始める前に、会話文を何個かに分けておいて、その部分を読み終わったら穴抜きの箇所を考えるようにしましょう。
文系数学の傾向と対策
ここでは、北海道大学の文系数学の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
北海道大学の文系数学は4つの大問から構成されています。
基本的には幅広い分野から出題されているのですが、頻出となっているのは以下の分野です。
・場合の数、確率
・微分、積分
・ベクトル
・図形に関連する問題
難易度は文系にしてはやや難レベルなのですが、何よりの特徴として解ける問題と解けない問題がはっきりとしているというのがあります。
その為、いかに解ける問題をミスなく解けるかというのが合否を大きく分ける試験であると言えます。
対策
対策としては、まずは各分野の典型問題を完璧に解けるようにするのが大事です。
北海道大学の文系数学では、本当に有名問題の数字だけを変えたような問題が出題されることがよくあります。それらの問題については、基本的にほとんどの受験生が正答するのでしっかりとミスなく解答する必要があります。
逆に、先ほども書いた解けない問題に関しては、受験生の中でも本当に一部の数学が得意な人のみが正答する問題になっています。
その為、その問題が解けなかったからといって特に心配する必要はありません。
典型問題の練習としては、『数学標準問題精講』がおすすめです。
この問題集は、各分野で特に重要な典型問題をしっかりと収録されています。また、例題の2倍の数の練習問題が用意されているので、典型問題の演習を十分に行うことが出来ます。
この問題集を一通り終わらせたら過去問演習に取り掛かっていきましょう。その中で、問題を見たときにその解法が頭に浮かばない時には、まだまだ典型問題の解法が頭に入っていないということです。その際には、その分野について先ほどの問題集で復習を繰り返しましょう。
理系数学の傾向と対策
ここでは、北海道大学の理系数学の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
北海道大学の理系数学は、5つの大問から構成されています。基本的には、数学Ⅲから2問、数学Ⅰ,Ⅱからが3問となっていて、他の大学の試験と比べると数学Ⅰ,Ⅱからの出題が多めとなっています。
近年の傾向からして、頻出となっているのは以下の分野です。
・2次関数
・ベクトル
・数列
・場合の数、確率
・図形と方程式
・微分積分
・複素数平面
・確率
特に、微分積分と場合の数、確率に関してはほとんど毎年出題されています。全体の難易度としては標準的ですが、中には難問と言われるような問題も含まれています。
北海道大学の理系数学の最大の特徴として、各大問の前半の設問については比較的簡単に解けるものになっていて、後半の設問についてはかなり高めの難易度になっているというのがあります。その為、完答するのが難しい試験であると言えます。
また、120分で5つの大問を解く必要があるので、全ての大問を完答しようとするとかなりのスピード感と計算力が必要になってくるので、時間にも注意しつつ、解ける問題と解けない問題をしっかりと見分けて解いていく必要があります。
対策
先ほども書いた通り、北海道大学の理系数学は、各大問の前半に簡単に解ける問題が、後半に中々解けない問題が揃っています。また、中には難問と言われるような問題も含まれています。
その為、以下の2つに陥ってしまうのが一番怖いです。
・解ける問題と解けない問題の判断がつかずに、結局解けない問題に時間をつかってしまう。
こうならない為にも、しっかりと取れる問題のみを取っていくことが大事になってきます。
その対策としては、過去問演習の際にいきなり難しい問題までを解こうとはせずに、徐々に難易度を上げていくというのがおすすめです。
なので、まずは『チャート式入試頻出70』などを使って、しっかりと各分野の典型問題の解法を学ぶようにしましょう。
この問題集では、近年の入試問題約13,000問を分析した上で、特に頻出の典型問題を70問収録しています。この問題集に取り組むことによって、典型問題を見たときにパッと頭の中にその解法が浮かぶようになります。
そして、この問題集を一通り終えたら過去問演習に取り掛かって、その中で分からない問題についてはその都度『理系数学の良問プラチカ』などの難易度の高い問題集で押さえていくようにしましょう。
理系数学の良問プラチカの効果的な使い方については、以下の記事でまとめているので参考にしてみて下さい。
国語の傾向と対策
ここでは、北海道大学の国語の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
北海道大学の国語は、4つの大問から構成されていて、大問1と2が現代文、大問3が古文、大問4が漢文という内訳になっています。
現代文
大問1と2で出題される現代文では、共に評論分が出題されます。
回答の際に必要な文字数は以下の通りです。
・50~60字程度…数題
・80~100字程度…数題
文章はそこまで長くなく、記述しないといけない文字数も他の大学に比べると少なめになっています。その為、文章の内容を短い文でまとめる力が要求される試験であると言えます。
古文
大問3で出題される古文は、文章そのものの長さはかなり短いのですが、他の大学の試験と比べても和歌の問題が多く出題されるというのがその特徴です。
和歌に関しては、その解釈はもちろんのこと、比喩などの表現技法に関する知識や和歌を元に説明するにはある程度の古文常識なども必要になってきます。
和歌に関する問題が多く出題されるのと共に、現代文と同様に少ない字数で回答をまとめる必要があるので、比較的難易度は高めであると言えます。
漢文
大問4で出題された漢文では、漢字の読みや書き下し文に直す問題などの知識問題や内容説明などの説明問題が出題されます。
現代文や古文と比べると、字数制限がそこまで厳しいというようなことは無いのですが、内容が省略されていたりすることが多く、内容を自分で補って読まないといけない部分が多くあります。
センター試験などでは、そこまで内容が分かっていなくても選択肢を見たらなんとなく答えが分かるということがあるかと思います。
その点、北海道大学の漢文では内容説明などの際に、しっかりと自分は内容を理解しているということを採点側に伝える必要があり、読み飛ばしが許されない試験であると言えます。
現代文の対策
現代文の対策としては、まずは『現代文読解力の開発講座』などでしっかりと読解力を付けるようにしましょう。
この参考書は、収録されている問題数はそこまで多くはないものの、収録されている問題の質が高く、短期間でしっかりと現代文の読解力を付けることが出来ます。
また、解説も充実しているので、現代文の文章の読み方や問題の解き方を知るにはもってこいの参考書です。
そして、この参考書を一通り終わらすことが出来たら、北海道大学のほとんどを占める記述式に特化したトレーニングをしていく必要があります。
記述式のトレーニングとして、おすすめの参考書は『得点奪取現代文』です。
この参考書は、記述・論述対策専用の参考書で、記述式を重点的に勉強したことが無いという人にもおすすめです。
この参考書をすることで、記述式でどのようなことを書けば良いのかということを知ることが出来ます。また、記述式の採点基準も載っているので、採点官の目線からも自分の解答を見れるようになっています。
この参考書で記述式に特化した対策が出来たら、過去問に取り掛かっていきます。ただ、北海道大学の場合は、先ほども書いた通り、字数制限におさめるという点で上手くまとめれずに戸惑うことがあるかと思います。
そういう場合には、まず自分なりの解答を書いてみて、その後に模範解答と見比べて「どこを削れば良いのか」や逆に「どこが足りなかったのか」ということを学ぶようにしましょう。
古文の対策
先ほど紹介した和歌に関する問題が多く出題される、北海道大学の古文の対策としては、以下の要素が必要になってきます。
・古文常識
・古文単語(センターレベル以上の)
・記述力
和歌の知識や古文常識は、これまでに学習したことのある入試問題や問題集にある和歌の問題の中で、主に解釈に関わってくる問題をしっかりと解き直したり、便覧や資料集などの中の和歌のページをよく見ておいて対策をしましょう。
記述の対策に関しては、先ほど紹介した現代文と同じシリーズである『得点奪取古文』などを使うのがおすすめです。
この問題集は、現代文のものと同様に記述式に特化した問題集で、 記述式で一体どのようなことを書けばよいのかということを学ぶことが出来ます。また、記述式の採点基準も載っているので、採点官の目線からも自分の解答を見れるようになっています。
これを一通り終わらせることが出来たら、過去問を解いていって、現代文と同様に模範解答と見比べながら、自分が書いた回答の中で削るべきところや追加するべきところを学んでいきましょう。
漢文の対策
先ほど北海道大学の漢文は、漢字や書き下し文などの知識問題が出題されるということを書きました。その上、漢文にはレ点や返り点などの記号が振られていません。
その為、まずは白文でも正確に文を読めるように対策をしておく必要があります。
これに関しては、これまでに勉強した問題の中にある問題や入試問題を白文でも読めるようになるまで練習をして、漢字の勉強も兼ねてそれを音読するということを繰り返しましょう。
記述式の問題に関しては、先ほども書いた通り自分で省略されている内容を補って書く必要があります。
この対策としては、現代文や古文でも紹介したシリーズである『得点奪取漢文』を使うのがおすすめです。
この問題集を使って、どのように省略されている部分を自分で補って書けば良いのかということを学んで、その通りに書けるように練習しましょう。
この問題集が一通り出来たら過去問に取り掛かっていきます。過去問を解いていく際には、模範解答と見比べながら、記述式の自分の解答の不足している点や超過している点を探しながら解いていきましょう。
化学の傾向と対策
ここでは、北海道大学の化学の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
化学は大問3つから出題され、その中に2題ずつあるので、全部で中題6題から出題されます。その内訳は近年の傾向では以下の通りです。
有機化学…2題
有機化学…1題
高分子…1題
問題数が多く、幅広く様々な範囲から出題されるというのがその特徴です。難易度はそれほど高くなく、標準的となっています。
問題数から考えると時間が少し厳しめなので、手早く時間を意識して解いていくことが必要な試験であると言えます。
対策
まず、全ての範囲から満遍なく出題される上に、時間が厳しめであるという点から、苦手分野を作らないように全範囲をバランス良く勉強しておく必要があります。
その為には、問題数が多い問題集で演習する必要があるので『化学重要問題集』などがおすすめです。
この問題集は、とにかく網羅性が高い上に難易度的にも基本的なものから応用のものまで幅広く収録されています。解説も非常に詳細に書かれているので、しっかりと全範囲をバランスよく理解しながら進めていくことが出来るようになっていておすすめです。
化学重要問題集の効果的な使い方については、こちらの記事でまとめているので参考にしてみて下さい。
また、これは実際に入試に挑むに際しての注意点なのですが、北海道大学の化学ではファラデー定数などの定数が一般的に用いられているものとは少し違う数字が使われていることがあります。
その為、解いていく際には、いつもと同じ数字を使えば良いと思い込まずに、しっかりと問題中に書かれている数字を確認した上で解いていくようにしましょう。
物理の傾向と対策
ここでは、北海道大学の物理の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
物理は3つの大問から構成されていて、近年の傾向からしてその内訳は以下のようになっています。
大問2…波動 or 熱
大問3…電磁気
出題される問題は、記述式と選択式、一部で論述もあります。また、何よりの特徴として、図やグラフを書いて答える問題が毎年出題されています。
難易度的には標準的な問題集で扱われているような典型問だが中心になっています。ただ、中には思考力を要する問題も含まれているので、完答しようとすると少し難しめの問題を解いて対策をしておく必要があります。
対策
対策としては、まずは『物理標準問題精講』などで一通りの問題を学習してしまってから過去問演習に移っていくようにしましょう。
この問題集は、問題数は90題程度と少ないのですが、しっかりとそれぞれの分野の解法パターンを学べるようになっています。
また解説も、解答の手順から、なぜそのような立式になるのかという問題の考え方まで詳しく書かれているので、それぞれの問題を深く理解できるようになっているのも魅力です。
北海道大学の物理は、標準的な問題が並んでいるのでこの問題集を一通り終わらすことが出来たら、大体の問題には対応できるかと思います。
ただ、他の試験では中々見ないような図やグラフを使って答える問題が出題されるということで、そこに関しては重点的に対策をする必要があります。
基本的に理屈が分かると書けるような図やグラフなのでそこまで心配はいらないのですが、対策をしていないとどう書けば良いのか分からずに戸惑う可能性が高いので、過去問などにある問題を使って書く練習をするようにしましょう。
生物の傾向と対策
ここでは、北海道大学の生物の傾向とその対策について紹介していきます。
傾向
生物は4つの大問から構成されていて、近年では以下のような内容が頻出になっています。
・遺伝情報
・生物の環境応答(特に動物)
出題される問題は、記述・論述がメインで、選択問題も少しあります。
記述・論述に関しては、知識があって知っていれば解けるという問題より、その場で読み取ったものに加えて知識を使って解くという問題が多く出題されます。
ただ、全体として難易度は標準的なので、しっかりと標準的な内容を押さえておく必要があります。
対策
対策としては、まずは『理系標準問題集 生物』などの標準レベルの問題集を使って、過去問演習に繋げていくようにしましょう。
この問題集では、標準レベルの良問を多く集めているので、そのレベルの対策にはもってこいです。
過去問演習に取り組んでいる際には、おそらく記述・論述問題で、「言っていることは分かるんだけど、どのように記述すれば良いのかが分からない」ということが起こるかと思います。
なので、そこを講義系の参考書や教科書、資料集などを用いて、記述できるようにして自分なりの書けるように練習をしていきましょう。
まとめ
北海道大学の入試について、かなり深く分かってもらえたかと思います。
北海道大学の入試では、各科目で圧倒的に難しい問題が出題されるというようなことは少なく、標準的な問題が中心的に出題されます。
ただその分、しっかりとミスなく得点を重ねていくことが大事になってくるので、今回紹介してきたような対策法を参考にして、しっかりと各科目の対策を進めていきましょう。
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