こんにちは、東大BKKコンテンツ編集部です。突然ですがみなさん、
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「英文法で点数がなかなか伸びない…」 「たくさんある英文法の参考書の中から何を選べばいいのかわからない…」
と思っていませんか?
書店に脚を伸ばすと、英文法の参考書ってとてもたくさん並べてありますが、どれを選べばよいかわかりませんよね。書かれている内容も似たり寄ったりだと思います。
そこで今回は、BKK編集部のメンバーが総力を挙げて、高校生のみなさんが大学受験に向けて使いそうな参考書を厳選しました。そして、それぞれの参考書の特徴を細かく解説していきます。
この記事を読めば、さまざまな英文法の参考書の特徴や高校生はどの参考書を使うべきなのか、が完璧にわかります!
そして、この記事がみなさんの英語学習に少しでも役立てば、幸いです。
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英文法の参考書を選ぶときのポイント
参考書を選ぶときのポイントとしては、
- 自分の現在のレベルを確認する
- 自分が目指すべレベルを確認する
- 目指すレベルに到達するまでの過程を考える
- 過程に沿った参考書を選ぶ
という4点が重要になります。
見てわかったと思いますが、自分の現在のレベルを正確に把握することがとても重要になります。自分の立ち位置を正確に把握することで初めて合格までの道のりを描くことができるようになるからです。
そして、この記事では「4過程に沿った参考書を選ぶ」という部分で、みなさんの役に立つ情報を伝えていきます。
高校生にオススメの参考書7選
それではここからは、具体的な参考書紹介を行なっていきます。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
- レベル・・・高校英語の初級者
- メリット・・・語り口調の説明・各章の最初に要点まとめあり
- デメリット・・・網羅性は低い・内容量すくなめ
- おすすめ度・・・★★★☆☆
レベルを高校英語の初級者としていますが、中学英語の最後のあたりも怪しかった、という高校生もまずはこの1冊を読んでください。この本の特徴は、解説文が語り口調・会話文で書かれていることです。これによってまるで授業を受けているかのような感覚で勉強することができるので、抵抗感なくインプットしていくことができます。
安河内の新英語をはじめからていねいに 1入門編
- レベル・・・高校英語の初心者
- メリット・・・章末に細かく、問題が挿入されている
- デメリット・・・網羅性は低い・完成編も合わせて勉強しよう
- おすすめ度・・・★★★☆☆
こちらも先ほどの「大岩の〜」と同じく、語り口調・会話文で書かれている参考書です。そしてこちらの参考書の特徴は、各項目末に確認問題が必ず付属しているということです。文法の参考書ではどうしても不足しがちな確認問題が充実しているのは、暗記に繋げやすいです、また同名の参考書は「2完成編」も出版されているので、こちらを完璧にした人はぜひ完成編にも取り組みましょう。
今井の英文教室(上・下)
- レベル・・・英語中級者レベル・軽く文法を学んだ人向け
- メリット・・・解説が面白い・要点を正確にまとめている
- デメリット・・・ところどころ不自然な英文がある・確認問題少なめ
- おすすめ度・・・★★★☆☆
上記2冊と同じく東進の講師が執筆した参考書になります。こちらは軽くでも文法を一通り勉強したことがある人向けに細かいところまで丁寧に説明されています。またヴィジュアル的にも、「ポップさはないけれど硬すぎることもない」という感じでストレスなく学習を進めることができるでしょう。
Inspire
- レベル・・・センター9割到達できるレベル
- メリット・・・高校英語を完全に網羅
- デメリット・・1周するのに時間がかかる・文字が多い
- おすすめ度・・・★★★★★
ここからは網羅系の参考書になります。東大 BKK編集部で、高校時代に最も使っている人が多かったのが、この Inspireでした。全680ページと今まで紹介してきたものとは比べ物にならないくらいの、分厚さがあります。そして内容も高校レベルを完全に網羅しており、文法書は大学受験までこの1冊だけで十分といえます。
中学英語が苦手だった人はInspireを使う前に上記の大岩か安河内の参考書を一通り読むことをオススメします。
Forest
- レベル・・・センター9割到達できるレベル
- メリット・・・初心者から上級者まで全てのレベルの人に対応している
- デメリット・・・多すぎて1周するのに時間がかかる・文字が多い
- おすすめ度・・・★★★★★
ForestもInspire と同じく、多くの高校で文法書として採用されており、アマゾンでも英文法書の中では最もレビュー数が多くなっています。Forestは、内容の充実性・網羅性もさることながら、初心者でも読めれるような簡単な説明が特徴的です。章ごとに最初は優しく説明し、徐々に難しいものを扱っているので、全てのレベルの人に対応しているのです。
Evergreen
- レベル・・・(センター8割到達できるレベル)とか
- メリット・・・高校英語完全に網羅・鉄板のForestをさらにアップデート
- デメリット・・・多すぎて1周するのに時間がかかる
- おすすめ度・・・★★★★★
Evergreenという参考書を聞いたことのある人はいるでしょうか?実はこれ、Forestの編集に関わっていた先生たちが、別の出版会社に移って、その会社から出版したものです。Forestは現在7th edition(第7版)ですが、このEvergreenが事実上Forestの8th editionだと言われています。内容的にはきちんとForestをアップデートした最新のものになっています。
ジーニアス総合英語
- レベル・・・センター9割到達できるレベル
- メリット・・・受験英語を網羅・網羅特に語法の説明が詳しい・コラムでニッチな部分まで説明している
- デメリット・・・多すぎて1周するのに時間がかかる・細かすぎる部分も
- おすすめ度・・・★★★★☆
ジーニアス総合英語も、高校英語文法を全て網羅した参考書となります。ジーニアスは英和辞典も出版しており、その知識を生かした細かい知識もたくさん掲載されています。したがって、より理論的に細かい部分まで突き詰めたい、という人にはオススメの一冊です。一方で、そこまでは不要という人は、他の参考書を選択してください。
一億人の英文法
- レベル・・・センター9割到達できるレベル
- メリット・・・ネイティブ感覚の解説・今使われている英語を学べる
- デメリット・・・受験英語を網羅しきれない・負担が大きい
- おすすめ度・・・★★★★☆
そして最後に紹介する一億人の英文法は、これまでのものとは少し趣旨が違います。この参考書は、大学受験用ではなくトータル英語として「実生活に役立つ感覚を養う」という面を重視しています。もちろん理論的な面もありますが、それは文法的な解説ではなく、どのような感覚で英語に向き合えば良いのかを解説したものになります。受験英語をほとんど網羅して余裕がある人、長期休みの読書がわりに読んでみると良いでしょう。
どれか1冊選ぶとすれば?
先ほども書いた通り、BKK編集部では、高校時代にInspireを利用していた人が最も多かったです。なので、Inspireを推したいところなのですが、それでは客観的な評価になりません。また
そこで、基本的に多くの学校が採用しており、多くの受験生が勉強に使用していることを考えると、Forestがよさそうです。しかし、評価は少ないものの、ForestをアップデートしたEvergreeenがあります。実際、Evergreennは解説もさるものながら、ビジュアル面や理論面でも優れていました。そこでまだ参考書を買っていない高校生・受験生には
Evergreen
をオススメします。学校の先生に今後一括購入する予定がないかなどを確かめてから、Evergreenを購入してみてください。そして、畏友のある人は、一億人の英文法にもトライしてみましょう。
参考書で勉強した後は、必ず問題集を解こう
上記で紹介したのはあくまで「参考書」です。完全定着を目指すならば、「問題集」を使っておく必要があります。おそらく学校・塾でも様々な文法・構文の問題集が配布されるでしょう。まずは、その問題集を9割方仕上げてください。
そして、最終的に受験勉強に使うべきオススメの問題集は、『Next Stage(ネクストステージ)』です。豊富な問題量と圧倒的な網羅性をもつこの1冊で問題演習は完璧になります。
「Next Stage」についての詳しい説明は「ネクステを使いこなす勉強法とは?実際に受験期に使用していた東大生が詳しく教えます!」からどうぞ。
まとめ
いかがだったでしょうか。この記事で示した通り、英文法の参考書はレベルによって複数のものがあります。
自分の現在のレベル・目指すべきレベルによってうまく選択しつつ、問題集と併用しながら学習を進めて行ってください。
あなたが志望校に合格することを祈っています。
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