皆さんこんにちは!東大BKKです。
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「受験勉強つらい。。。」「勉強とか将来使わないやん?」「大事な青春を受験勉強に費やすのは・・・」
受験勉強をしているとどうしてもモチベーションを保てなくなる時がありますよね。
現役東大生の筆者も高3の秋、丸々一週間勉強のやる気がなくなった時がありました。
今回は『受験勉強におけるモチベーション』をテーマにモチベーションを上げる方法などを紹介していきます。
(※東大生から話を聞いたりして作成したこの記事は全て読むのに6~7分かかってしまいます。「SNSなどをいじる時間を少し我慢する」と思って、読んでいただけると幸いです。他の記事にはない情報もまとめたので、読む価値は十分にあると思います(_ _).。o○ 東大BKK)
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受験勉強がしんどい、つらい、逃げたいと思っている人へ
この記事を書いている筆者も受験期は精神的に病みがちでした。
具体的には以下のようなことで悩んでいました。
- 今の勉強で合格できるのか?
- 落ちたら浪人して、またこの苦しい時間を過ごすのか?
- 毎日10時間くらい勉強しているけど、ここまでして東大に入る必要はあるのか?
- 優秀な周りの人と比べた時の劣等感
- 高校3年生という時間を勉強のみに費やしていいのか?
- 学校の授業のせいで自分の勉強時間を思うように確保できない
上に挙げたような不安、心配、悩みは常につきまとっていました。さらに模試の成績がイマイチだった時は、1の「今の勉強で受かるのか?」という不安がストレスになっていたのを覚えています。
これは筆者の例ですが、受験生の皆さんも共感してくれるところがあるかと思います。
そんな「受験勉強にしんどい、辛い、逃げたい」という思いを感じている人に1つだけ頭の片隅に理解しておいてほしいことがあります。
それは、人生における成功、成長は苦しみの中にあるということです。
具体的に世の中で成功している人を想像してみてください。
例えばプロ野球選手。プロ野球選手になるには小中高と野球づけの日々を送らないとほとんど不可能でしょう。遊びなどの欲望を抑えてがむしゃらに練習してやっとプロ野球選手になれます。
成功しているプロ野球選手に「野球をやめたいと思ったことはありますか?」と聞いてみてください。ほぼ全員が「ある」と答えるはずです。
これと同じです。東大生に「受験勉強をやめたいと思ったことはありますか?」と聞いたらほぼ全員が「ある」と答えます。
つまり、あなたが今「受験勉強しんどい、つらい、やめたい」と思っていることこそが合格への道を辿っているということです。そう思えば少しはやる気になれませんか?
と、(いきなりTHE精神論ですみません。。。)
ここまではよくある話ですが、さらに思考の解像度を高めてみましょう。
「受験勉強しんどい、つらい、やめたい」と思っているあなたは確実に成功(合格)への道を進んでいます。
ただし、現実を見ましょう。東大受験で見てみても倍率は3倍。合格者の方がマイノリティーです。つまり、苦しみながらただ勉強するだけでは不十分です。
受験に勝つ(合格する)ためには【受験勉強から逃げたい。だけど、俺(私)は必ず合格するんだ!】という思いが必要です。
その強い合格への意志を持ち続けるために必要なのが『モチベーションの維持』です。
長くなりましたが、以下からは具体的な受験のモチベーションをあげる方法について話を進めていきます。
>>成績に直結するモチベーションの上がる効率的な勉強法とは?
【合格の鍵】受験勉強のモチベーションを上げる14の方法
『モチベーション』とは一体何でしょう。
「やる気」以外の言葉で説明できますか?
早速答えを言うと、モチベーションとは物事をやりきるのに必要な精神的エネルギーです。
「今日は10時間勉強するぞ!と決めたのに結局3時間も勉強出来なかった」ということに似た経験は誰しも持っているはずです。
この記事ではその精神的エネルギーを高めるために必要な方法を以下の2点に区別して説明していきます。
- 長期的なモチベーションを上げる方法
- 短期的(一日単位)なモチベーションを上げる方法
【長期的な受験勉強のモチベーションを上げる方法】
- 勉強が『できる』感覚を掴む
- ライバルを設定する
- 合格体験記を読む
- 合格発表をイメージする
- しょぼい先人を見る
- 可視化する
- 公言する
- 習慣化する
【短期的な受験勉強のモチベーションを上げる方法】
- 勉強場所を変える
- カフェインを摂取する
- 休息をとる
- 睡眠と運動を大事にする
- 放置する
- 名言を読む
上記の順番に説明していきます。
長期的な受験勉強のモチベーションを上げる方法
ここからはまず長期的な受験のモチベーションを上げる方法についてです。
長期的なモチベーションを上げることで、「こんなに受験勉強をする意味はあるのか?」といった悩みや不安に対して対処することが出来るようになります。
それでは早速紹介していきます。
1:勉強が『できる』という感覚を掴む
勉強のモチベーションを上げるなら、この勉強が『できる』という感覚を掴むことが一番効果的です。
『できる』という感覚を掴むことのメリットは以下の2つです。
- 自分に自信がつく
- 勉強が楽しく感じる
【自分に自信がついて、勉強を楽しく感じれる】ようになれば、そこからは好循環で成績は上がっていきます。
なので一度「自分は勉強できるんだ!」という成功体験をすることが一番早いです。模試やテストで目標を設定することから始めましょう。
ただ、その成功体験をなかなか収めることができず、モチベーションの維持が不得意になっている受験生が多くいます。
成功体験を収めるまでの努力に挫折してしまうのです。
その努力は確かに大変です。ただ、次の「ライバルを設定する」を通して乗り越えてみましょう。
>>「テストでの目標点と勉強計画を作ってみる」
(↑紹介ページに飛びます)
2:ライバルを設定する
身近な友達でライバルを設定しましょう。
- 自分の仲のいい人
- 自分より少し頭がいい人
この2点に注意してライバルを設定しましょう。
仲がいい人がおすすめな理由は以下の2点です。
- ライバルが苦しんでいれば、自分も頑張れる
- 受験情報を交換して互いに高めあう
そして自分より少し頭がいい人を選ぶべき理由は以下につきます。
- 自分が努力するための具体的な目標となる
ライバルに追いつき、追い抜こうという思いで苦しい勉強も我慢して出来るようになります。
3:合格体験記を読む
合格体験記を読むことも代表的なモチベーションを上げる方法の一つです。
志望校を合格した先輩たちの文章を読んだりするだけでもやる気が出てきます。さらに、体験記にスランプが書かれていたりすると、「そんなもんなのか」と思ってとりあえず机に向かい直すことができたりします。
また、合格体験記を普段から持ち歩いて、勉強開始前に読むことでモチベーションの低下を予防している人もいます。
合格体験記をまとめたこちらの記事も参考になると思いますので読んでみてください。
→「東大志望の高1、高2生がやるべきこと・勉強時間を科目別に東大生が紹介!」
4:合格発表をイメージする
想像力が豊かな人は、成功/失敗のイメージを思い浮かべてみるのも効果的です。
合格発表の瞬間をイメージし、自分の番号がある、あるいは合格通知が届くイメージや、逆に不合格を言い渡される瞬間のイメージしてみてください。
興奮や不安にかられることでしょう。
寝る前にやると眠れなくなりますが、たまには不安で眠れない夜もあった方が、日々緊張感を保って勉強することができます。
5:自分よりショボい先人を見つける
自分よりショボい先人を見つけましょう。
「この人でも受かるなら僕にもできるはずだ」という考えを持てば、自然と自信が湧いてきます。
自分は「できる」という自信はやる気アップに繋がります。
6:可視化する
やったことを可視化しましょう。
その日何ができて何ができなかったかを可視化(記録)することで、入試までにやらなければならないことが見えてきますし、勉強計画に反映することもできます。
今までに自分が積み上げてきた勉強を目で認識することで、次へのモチベーションに繋がります。
(※勉強を記録するコツに関しては「【勉強時間を記録して成績アップ】東大受験生の一日のスケジュールを紹介!」で紹介しているので参考にしてください)
7:公言する
自分自身を奮い立たせるために、積極的に人を巻き込んでいきましょう。
そのために、自らの目標を周りに公言しましょう。
家族や親友、学校の先生などの信頼できる誰かに「〇〇をいついつまでにやる」と宣言することで自分の逃げ場をなくし、やるべきことに義務感を持つことができます。
「自分は絶対に…する」と周りに宣言することで自分を追い込んで無理やりやる気を起こすのです。
このとき、なあなあで許してくれる関係の人に言ってもなんの意味もありません。
自分のことを厳しく評価し、出来なかったときにからかって来るような人を選び、しっかりと目標を公言して聞いてもらいましょう。
8:習慣化する
最後に勉強は習慣にしましょう。
食事や歯磨き、トイレのように、毎日当たり前にすることはその行動を始めることがあまりストレスになりません。
同じように勉強も習慣化・ルーティン化してしまえば、勉強を始めることがストレスではなくなり、楽に始められるようになります。
そのために、一日の勉強予定をルーティーン化し、毎日同じ時間帯に同じ教科を勉強することがポイントです。
每日の勉強を習慣化するためには、一日の勉強計画表を作るのが一番効率がいいです。
しっかりと決められた時間に每日勉強をすることで、自分にも自信がついてくるので、ぜひ実践してみてください。
>>「さっそく一日の勉強計画を作ってみたいひとはこちら!」
(↑紹介ページに飛びます)
短期的(一日単位)な受験勉強のモチベーションを上げる方法
ここからは短期的な受験勉強のモチベーションを上げる方法です。
受験勉強を上手く進める最大のコツは勉強習慣を作ることなので、出来るだけやる気が起こらない日でも継続して勉強することが大切になってきます。
ここからは一日単位での受験勉強のモチベーションの上げ方を紹介していきます。
1:勉強場所を変える
これが一番効果的です。塾など普段の勉強場所を離れて、カフェや図書館で勉強してみましょう。
マックなどの人の声が聞こえる所で勉強するのもありです。意外に集中できたりします。
勉強場所については「東大生の集中できる勉強場所11選|東大生は勉強場所にカフェは使わない?」こちらの記事で解説しているので、ぜひどうぞ。
2:カフェインを摂取する
やる気がなくなったら、3の休息をとるかカフェインを摂取しましょう。
オススメは缶コーヒーです。
レッドブルやモンスターエナジーは確かに飲んだ後の集中力は上がりますが、
「元気の前借り」であり、日常的に摂取することはよくないと言われています。健康を気にするのも受験生の仕事なので、ほどほどに。
勉強するときにおすすめな食べ物や飲み物をまとめたこちらの記事も参考にしてください。
→「【東大生直伝】集中力を高めて勉強を効率化する飲み物・食べ物9選!」
3:休息をとる
人間の集中力が持つのは60分が限界と言われています。
集中力がなくなってくると、自然にやる気もなくなってきます。
1時間ごとに5分くらいの短い休憩を入れ、ご飯の時に1~2時間くらいの長めの休憩をとりましょう。
また、たまに丸一日勉強しない日を作るのもオススメです。受験期の11月ごろまでは、月に一度程度ならば丸一日遊ぶ日があっても問題ありませんし、大晦日と正月も休みに当てても良いでしょう。
やはり大変な受験生活を続けることは知らぬ間に負担になってスランプに陥る原因になりますし、一日単位で休息をとることで、その分逆に「受験生独特の罪悪感」のようなものが芽生え、やる気のアップに繋がることもあります。
4:睡眠と運動を大事にする
受験期間中はどんなに忙しくても必ず十分な睡眠を取り、運動をしましょう。
受験期は一日中机にかじりついている生活を毎日続けることになりがちです。
ここでさらに勉強時間を確保するために睡眠を削ろうと発想する人がいますが、これは完全に愚行です。
体力と気力は密接に結びついており、十分な回復がないまま勉強に臨んでもすぐにやる気を失うことは間違い無いでしょう。
さらに、健康にいるためには十分な睡眠だけでなく適度も運動が必要です。運動すると気分転換やストレス解消になることはもちろんですが、適度な疲労感を得られて血液循環が良くなるため、快眠ができてメリハリのある生活になります。
受験生の睡眠時間について書いた「受かる受験生の睡眠時間の平均は?東大生が理想の寝る時間を徹底解説」も合わせて読んでみてください。
5:放置する
中には、「やる気がなくなった時は何もしない。そろそろやばいな、と感じ出したらそこから猛進を再開する」みたいなツワモノもいます。
これはこれである意味理にかなったやり方で、やる気がなくなったり、勉強が辛くなった時は、その状態でノロノロ勉強したり、元に戻そうとジタバタするよりは、一旦勉強をストップすることで、再び自然にやる気を取り戻すのをまつというやり方です。
人間のやる気には波がある、と考え、波がきた時に人一倍頑張ればいいのだ、という考えに賛同できる人にはオススメの方法と言えるでしょう。
6:名言を読む・見る
名言に触れましょう。甲子園などの感動系の動画を見るのもオススメです。
当サイトの「【英語で学ぶ】勉強のやる気がでる英語の名言21選と東大生が気になった名言を紹介!」のような記事を読むのもオススメです。
山岡くんの受験勉強モチベーションを上げる方法
~プロフィール~
名前:山岡くん
出身:東京都
生年月日:1998/12/20
現浪:現役
科類:文科一類
趣味:ヒッチハイク
得意科目:英数
苦手科目:特になし
〜山岡くんより一言〜
僕は基本的にモチベーションは高かったほうだと思います。
ただ、勉強が好きというわけではなかったので、突発的にヒッチハイクをしたりして息抜きをすることもありました。その代わり遊んだ次の日は1日20時間くらい勉強するつもりで頑張ることを心がけていました。
受験期間はほとんどやる気に満ち溢れていましたが、モチベーションを落とさないために、「自分は東大に受かる使命があるんだ」と自分に言い聞かせていたりもしました。
〜解説〜
彼は東大に合格するという思いが東大BKKの中でも随一のものでした。
合格したい意志の強さがモチベーションになっていたのですね。
ちなみに筆者のモチベーションをあげる方法は以下のような感じでした。
- ゲームをする、Youtubeを見る(勉強とは関係ないもの)
- 東大特進の合格体験記を見る
- Study Plusで楽しみながら勉強時間を積み重ねる
- ランニングに出かける
勉強したくないなあと思っている時は思い切って、勉強をやらないのも手ですね。
「1日くらい勉強しなくても合否には影響ないし、自分は受かるだろう」とポジティブに考えることが大切です。
まとめ
やる気の出し方は、人によって実に様々です。
ここで、本コーナーで紹介した方法を復習しておくと、
- 苦しい努力の時期を越え、「できる」という感覚を獲得する
- ライバルを設定する
- 合格体験記を読む
- 合格発表をイメージする
- 自分よりしょぼい先人を見つける
- 可視化する
- 公言する
- 習慣化する
- 勉強場所を変える
- カフェインを摂取する
- 休息をとる
- 睡眠と運動を大事にする
- 放置する
- 名言を読む
となります。多いですね。。。笑
受験は、息を呑むような真剣勝負です。辛い時期ももちろんあります。
周りが前進を続ける中自分が立ち止まったら、それは相対的な後退となります。
当記事を読んだみなさんがしっかりとモチベーションを維持し、受験を勝ち抜いてくださることを願って止みません。
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