こんにちは、東大BKK編集部です。
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「音楽聴きながら勉強してもいいの?」
あなたは今このように思っていませんか? これは多くの中高生が長い間、疑問に思っていたことです。
今回はこの疑問について、東大生筆者の実体験も交えながら、詳しく解説していきます。
記事を読めば、勉強する時に音楽を聞いて良いのか、そしてそもそも勉強と音楽はどのような関係があるのか、が完璧にわかります。
記事は2~3分で読み終わります。この記事が効率的な勉強につながれば幸いです。
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勉強中の音楽は効果がある?
みなさんは勉強している時に音楽を聴いているでしょうか?よくスタバやマック、サンマルクでイヤホンをつけながら勉強している高校生を見かけますよね。果たして、勉強中に音楽を聴くこと効果があるのでしょうか?
結論としては
勉強中の音楽には大いなる効果・影響があります!良い意味でも悪い意味でも!
当然と言えば当然かもしれませんが、勉強中の音楽が無影響というはずがありません。音楽という「刺激」を与えている以上、刺激を受けた「脳」には勉強する上での何らかの影響が出てきます。
そして重要なのは「良い意味でも悪い意味でも」という部分です。音楽を聴きながら勉強することには、メリット・デメリットの両方があります。どちらか一方に注目するのではなく、その両面を見た上で音楽を聴きながら勉強すべきか考察していきましょう。
勉強中の音楽のメリット
まず勉強中に音楽を聴くことの、主要なメリットを3点挙げます。
リラックスかつ気分を高められる
まず音楽にはリラックス効果があります。落ち着いた曲・ふんわりとした曲などを聴くと、気分がリラックスして勉強が捗ることがあります。勉強中には多少の緊張感は必要なものの、緊張のしすぎはよくありません。
これは勉強のみならず他の分野でも同じことが言え、例えばJリーグやプロ野球の試合でもウォーミングアップの時間に、音楽が流されています。また、近年では長時間にわたる手術現場でも、音楽が流されています。
また自分の好きな音楽を聴くことで気分が高まるという点もあります。勉強においても「気持ち」の部分は非常に重要になります。シンプルに、自分の好きな音楽が流れていたら、勉強のモチベーションが上がりますよね。
また近年の研究では、好きな音楽を聴いている時にはやる気を高めるドーパミンが分泌されることも明らかになっており、科学的にも音楽が気分の紅葉に役立つことが証明されています。
また受験生にとっての具体的な例としては、「もうひと頑張りできるか」、というギリギリの場面で、自分の好きな音楽を聴くと、「よし、やってやるぞ!」という気持ちでもうひと頑張りできます。そして、普段からこの感覚に慣れておくことで、合格へ一歩近づくことは間違いありません。
リラックスを高めるためには勉強中の飲み物や食べ物も重要です。「【東大生直伝】集中力を高めて勉強を効率化する飲み物・食べ物9選!」を参考にしてくださいね!
雑音をシャットアウトできる
また勉強中の音楽には雑音をシャットアウトする効果もあります。特に、マックやカフェで勉強している人にとっては、こちらの目的が重要です。
勉強している時に周囲の話し声や足音が聞こえるとついついそちらに気が散ってしまうと思います。実際、筆者も高校時代、週末にドトールで勉強する際にはイヤホンをして雑音をシャットアウトしていました。
(ちなみに、「それならドトールに行かずに家や自習室で勉強しろよ」と思うかもしれませんが、周りに勉強していない人がいる状況で勉強したかったのです。誰かわかってくれませんか?笑)
ただし少し科学的な話をすると、研究によって、勉強をする際には多少の雑音があった方が良いと言われています。その基準としては、70デシベルであることが明らかとなっており、これは標準的なカフェに相当します。なので、マックだと少しうるさいかもしれませんが、スタバやサンマルクなどのレベルだとむしろ音楽を聞かずに勉強する方が良いということになります。
雑音も含めて東大BKKが考察した集中しやすい勉強場所については「東大生の集中できる勉強場所11選|東大生は勉強場所にカフェは使わない?」で詳しく解説しています。
音楽と勉強内容を結びつけて覚えられる
また音楽は勉強内容と紐づいて、記憶を想起するときの材料にもなります。つまり、何かを思い出す時に、その時に聴いていた音楽から紐付けて、思い出すことができるようになります。
と、ネットには書いてあるのですが、本当でしょうか?少なくとも筆者自身の体験で、音楽から関連して何かを思い出したと言う経験はありません。特に高1・2の時には、勉強する時にはイヤホン必須というくらいに、音楽を聴きながら勉強していたのですが、テストでは全く紐付けを感じませんでした(笑)。個人差ですけかね。。。
勉強中の音楽のデメリット
それでは逆に勉強中に音楽を聴くことのデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
勉強に集中できなくなる
先ほどのメリットと矛盾するようですが、音楽を聴きながら勉強すると、集中できなくなってしまうことがあります。そもそもこの記事でいう「集中する」とは、どのような状況なのでしょうか?ズバリ、音楽を聴きながら勉強に集中できているという状態は、
流れているはずの音楽が聞こえない状態
だと思います。
「???」となった人もいるでしょうが、「そうだ!」と納得してくれた人もいるでしょう。本当に勉強に集中している時には、音楽に限らずどんな周囲の雑音も気にはなりません。完全に自分の世界に入っているため、周囲の音が意識に入ってこないのです。
したがって、逆に言えば音楽が聞こえている時には上記のメリットはあるにしと、本当の意味での集中ゾーンには入れていないということになります。そして、そのような時には普通、音楽を「聴いて」しまいます。つまり、少し集中力が落ちると、意識が自然と音楽の方に向いたり、音楽の歌詞ばかりが気になったりするのです。
筆者は高1、2の時はずっとこのような感覚でしたが、きっと皆さんもこのような体験があるのではないでしょうか。受験が迫っていない、1、2年生ならまだしも3年生になって、ずっとこの感覚だとよろしくありません(笑)。
静寂に耐えられなくなる
また日常的にイヤホンをつけて音楽を聴きながら勉強していると、テストや入試の時の静寂に耐えられなくなります。「静寂に耐えられない」とは、何も「暴れ出す」と言いたい訳ではありません。「静寂に耐えられない」とは、大して時間が経ってないのにすぐに集中力が切れたり、頻繁に上の空になったりすることをさします。
皆さんもこのような経験がないでしょうか?当てはまる人は少しでも、無音空間で勉強する癖をつけるようにしましょう。
【結論】音楽を聴きながら勉強すべきか
勉強しながら音楽を聴くか否かは「個人の性格・状況・教科」などによって異なりますが、
基本的には音楽を聴かない方をオススメします。
集中できる時と集中できない時があると思いますが、おそらく集中できていない時の方が多いはずです。
できれば、他のモチベーションを上げる方法を試しましょう。「【勉強のやる気がでない人必読】勉強のモチベーションを上げる14の方法」を参考にしてくださいね!
また、勉強に集中できていない大きな要因として、今やっている勉強が受験に直結していないように感じられるからです。もしこの問題が試験本番で出題されるとわかっていれば、必死になってやりますよね。
そこでBKKはみなさんに、受験までの長期的な勉強計画を立ててもらうことを圧倒的におすすめしています。
私達が勉強計画の立て方やコツをまとめた教材もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
しかし…どうしても音楽を聴きながら勉強したいときは
とは言うものの、長い勉強生活でで雑音ばかり聞いていても面白くないと思います。時には音楽を聴きながら勉強してモチベーションを上げたいと思うこともあるかもしれません。
実際、筆者も高3以降もたまにJポップを聴きながら勉強していました。そこで以下では、音楽を聞いて勉強することを前提に複数のテーマを取り上げてみます。
音楽を聴きながらでは勉強が集中できない科目は?
音楽を聴きながらでは、特に勉強に集中できない科目は「歴史」と「国語と英語の長文問題」です。これらの他にもあるかもしれませんが、総じて
暗記・読解問題を行う時には音楽を聞くべきではない
です。
歴史
まず歴史についてですが、特に「暗記する」ことが重要な科目です。もちろん他の教科に置いても「覚える」ことは必要ですが、歴史が最もストレートに暗記を要求されます。
そして暗記とは、いまだ存在しないものを頭の中に入れる、ということです。この時に、音楽という「雑音」があったら、どうでしょうか?明らかに、「暗記」を阻害しますよね。したがって、歴史に限らず、音楽を聴きながらの暗記は行わないようにしましょう。
国語や英語の長文問題
また国語や英語の長文読解も同様に、音楽を聴きながら勉強するのには適していません。その理由は、長文読解をする際には心の中で文章を読んでいるからです。つまり、心の中で文章を読もうとしているのに、耳から流れている音楽が気になって全く先に進まない・内容が頭に入ってこない、ということです。
音楽聴きながらでも勉強に集中できる科目は?
それでは逆に、音楽を聴きながらでも集中できる科目は何かと言うと、ズバリ「数学」です。
数学の場合、暗記のように何かを覚えたち、読解問題のように文章を読み込んだりすることはありません。したがって数学は、暗記や読解問題を解くとは必要となる脳の部分が変わってくるのです。
そして数学は、自分が持っている解法の中から問題に対して適切なものを選び出し、適用させていくものです。特に、この「適切な解法を選ぶ」という過程では、外部から少し刺激があった方が創造性が豊かになります。また、一度解法を見つけると答え書き連ねるだけなので、他教科よりも集中力が持続しやすくなります。
勉強の集中力が本当に上がる音楽は?
それでは、集中力を上げるための音楽はあるのでしょうか?ネットを見ると「α線、β線などがどうやらこうやら…」と書いてありますが、これらは未だ推測の域を出ていません。また、例え本当にそのような効果がα線やβ線にあったとしても、微々たるものにすぎないことは容易に想像できるでしょう。
したがって、一概に集中力が上がる音楽が何かとは言えません。むしろ、聴く音楽を選ぶ際には、「自分の勉強の邪魔にならないか」ということを重視しましょう。
色々試してみて、自分にあうモチベーションの上がる音楽を選びましょう。
勉強がはかどる音楽・bgm5選
東大生筆者の経験をもとに勉強がはかどる、集中力を上げる音楽・bgmを5つ紹介したいと思います。
勉強する時に聴く音楽はあくまでも、勉強の「手段」にすぎませんが、リラックス・リフレッシュ効果やモチベーションを上げる効果のある音楽を選びましょう!
1.366日/上白石萌歌
これは、HYさんの366日を上白石萌歌さんがカバーしたものですが、特に「午後の紅茶の」cmで有名になりました。なので、できればyoutubeで動画をみてもらいたいのですが、動画と音楽が非常に心にしみます。まあ詳しくは言わないのでぜひyoutubeをみてください笑
2.春愁/Mrs. GREEN APPLE
そして続いては、Mrs. GREEN APPLEの春愁です。シンプルにいい曲だと思います。特に高校生が共感できるような歌詞になって入るのではないでしょうか?個人的には、曲のテンポが好きですね。
3.さよならエレジー/菅田将暉
俳優としても人気の菅田将暉さんのさよならエレジーです。一度は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。歌詞の深さとテンポの良さに引き込まれてしまいました(笑)。
4.クラシック
クラシックは歌詞がないため、歌詞があると集中できないという受験生におすすめです。クラシックはリラックス効果が期待できるため、長い勉強生活で気が張り詰めてしまったときは聴きましょう。
5.ラジオ
音楽ではないですが、ラジオパーソナリティの流れるようなトークを聴きながら勉強するのもありです。テレビを見ながらでは気が散ってしまうこと間違いなしですが、ラジオを聞きながらだと案外集中できるものです。
当然、ラジオのトークを聞き漏らさないように追うことに夢中になってしまっては勉強に集中できません。初めて聴く放送をbgmにするよりは、一度聴いたことがある放送をbgmにした方が集中しやすいです。
東大生筆者は受験生時代同じラジオ番組を5周聴きました笑
まとめ
いかがだったでしょうか。BKK編集部としての結論は、基本的には勉強中は音楽を聴かない・bgmとしても使わないことをオススメする、と言うことになります。ただし、場面や状況、教科によってうまく音楽を聞いて勉強を効率化させるために音楽を聴くことは十分にありです。自分に合わせてうまく活用してください。
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