- 高校の定期テストは受験とは関係ないから、やらなくても大丈夫!
- 受験生だから、定期テストの勉強なんかしている時間なんてない!
- 定期テスト勉強するくらいなら、受験勉強した方が良い!
高2後半〜高3になってくると、『定期テストの意味』を考えて、このような気持ちを持ってくる高校生もいるでしょう。
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はたして、 本当に高校の定期テストは意味ないのでしょうか?
本当に定期テストはやらなくていいのでしょうか?
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推薦を狙う受験生は定期テストは重要
大前提として、 推薦入試で大学合格を目指している人は、学校の成績が重要 になってきます。
だから、高校の定期テストの成績が大学受験のために必要不可欠となります。具体的には評定平均を算出するときに、高1から高3までの定期テストが影響してきます。
また、奨学金を返済するときにもこの評定平均の数値が関わってくるので、奨学金の受取を考えている人にとっても定期テストは重要です。
なので、推薦やAOでの大学入学を考えている場合は、 定期テストは意味ないと捨てる、という行為は間違い です。
高校の定期テストの勉強もしながら、並行して推薦・AO入試の勉強をしていくことが大切になります。
高校の定期テストが意味ない・邪魔なケース
しかし今、この記事を読んでいるあなたは
と疑問に思っていると思います。
結論、定期テストの全てが意味ないということはありませんが、 一部捨てても問題ないというケースは存在します。
それが以下のケースです。
- 使わない科目
- 絶対に出ない範囲・分野
使わない科目
これは例えば、私立文系志望で理科が必要のない人にとっての理科の試験のイメージです。
評定も必要ないですし、一般入試で使うことはないので、理科の定期テストを頑張っても受験には意味がありません。
とはいえ、後にもお話しますが、赤点を取らないレベルに勉強はしましょう。高校の先生からの印象が悪くなるのは避けるべきです。
絶対に出ない範囲・分野
これは例えば、数学の定期テストの範囲がベクトルだけど、志望校の入試の数学にはこれまで一度もベクトルが出題されたことがない、というようなケースです。
この場合ベクトルの勉強を頑張っても、第一志望合格には全くもって影響しません。
試験で出題されない範囲の勉強をする時間は勿体無い です。
なので、試験に出ない範囲の勉強をする時間を、志望校対策に使うほうが有意義なのは間違いありません。
しかし、もう一度言いますが、赤点・欠点を取るのはやめておきましょう。
受験生が高校の定期テストを捨てるメリット
はじめに言っておきますが「定期テストを捨てる」といっても、本当に全く勉強しないままテストを受ける意味ではなく、前日〜3日前くらいから勉強をすることであることは理解しておいてください。
その上で、定期テストを捨てるメリットは、以下の2つです。
- 受験勉強の時間が増える
- 背水の陣でやる気が起こる
それぞれのメリットの解説を書いていきます。
受験勉強の時間が増える
当たり前ですが、定期テストの勉強をしない分だけ、第一志望校に向けた受験勉強をする時間が増えます。
ほとんどの高校生はテスト1~2週間前くらいからテスト勉強に時間をかけるようになります。
なので、 テスト1~3日前からテスト勉強を始めれば、それまでのおよそ10日間が自分の受験勉強の時間になります。
この10日間はライバルがテスト勉強に時間を使っている時間なので、ここで一気に差をつけることができるのです。
背水の陣でやる気が起こる
試験1~3日前からテスト勉強を始めても、当然ですが、テスト勉強は完璧にはできないでしょう。
おそらく中途半端な成績で終わると思います。
定期テストを真面目に勉強せずに、受験勉強をするということは、
こんな風に、学校の先生に思われてしまう可能性があります。
ただ、ある程度そう思われても構わない覚悟を持つことができたなら、それだけ受験勉強へのやる気が増します。
受験のゴールは第一志望合格であることを強く理解できれば、定期テストを捨てる覚悟もできるし、受験勉強へのやる気も高まるということです。
定期テストで点数が低くても、大学受験本番で結果を残すことができれば問題ありません。
定期テストを捨てて、受験勉強をしていくので、もう逃げられません。必ず結果をもぎ取らないといけません。
受験生が高校の定期テストを捨てるデメリット
定期テストを放棄すれば、
- 受験勉強の時間が増える
- やる気も増す
というメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
それはこの2つです。
- 学校の先生からの印象が悪くなる可能性
- 周りと違うことをするプレッシャー・不安
それぞれのデメリットを見ていきましょう!
学校の先生からの印象が悪くなる可能性
普通の人がテスト1~2週間前から始めるテスト勉強を、
テスト本番の1~3日前からテスト勉強を始めると、当然、中途半端な成績に終わるでしょう。
その結果として高校の先生に、
と思われてもおかしくはありません。
むしろテスト勉強をしないということは、↑の先生が思っている通りです。
先生からの印象が悪くなり、学校での居心地が悪くなってしまうかもしれません。
学校の先生が味方になってくれないと、今後の受験勉強をサポートしてくれる体制も整いにくくなります。
周りと違うことをするプレッシャー・不安
テスト期間中に受験勉強をするということで、定期テストの結果は微妙なものとなるでしょう。
という気持ちが生まれます。
それでも、模試の成績が良ければ全く問題ありません。
しかし、定期テストより受験勉強を優先して勉強しているのに、模試の成績が良くなかった場合、色々な感情が湧いてきます。
- やっぱり定期テスト対策は全教科ちゃんとした方がいいのかな?
- 学校の勉強を飛ばして、受験勉強をするのは間違ってるのかも・・・
このような色々な思いがうまれて、精神的にストレスとなるデメリットがあります。
学校の定期テストを捨てるという選択を取ったことで、模試や試験で結果を残さなくてはいけないというプレッシャーもかかります。
定期テストを捨てる場合、テスト勉強はいつからするか
では、実際に定期テストをわりきって、受験勉強に時間を使う場合、いつ頃からテスト勉強をするのがベストだと思いますか?
「定期テストを捨てる」といっても、定期テストが受験勉強に直結している場合もあります。
受験勉強に直結している代表的な例は、暗記モノです。
英単語、古文単語などの暗記すべきものに関しては、しっかりと覚えて受験勉強にも繋げましょう。
さらに、赤点・欠点を防ぐためにも各科目一通りは軽く範囲を勉強しておきたいです。
この、
- 暗記科目はしっかり対策する
- 全範囲を一通り軽く勉強する
という2点をやるという意味で、 テスト3日前というのが適切なタイミング でしょう。
学校の先生を味方につけるのは大切
デメリットで 『学校の先生からの印象が悪くなる可能性』をあげましたが、これは何としても避けたい です。
という風に、簡単に割り切っていいものではないのです。
というのも、2020年に大学受験のセンター試験が変更になり、現在は共通テストも始まりました。
受験は、情報戦でもあります。
役に立つ情報や、試験に関する情報などは、受験生であるあなたよりも、長年指導をしていて受験指導を仕事にしている先生の方が情報を多く持ちます。
そのため、先生を味方にして、戦略的に受験を乗り越えていくことも、合格するためには重要な要素となります。
いやらしい話ですが、とくに担任の先生からの印象が悪くなることは避けておきましょう。
そのためにも、受験には関係ない科目でもある程度勉強して、一定の点数を取るようにしておくのがベストな選択肢です。
受験生は志望校によって定期テストの向き合い方を決めよう
最後になりますが、
今回、 この記事では「受験に高校の定期テストは全くもって意味がないから、勉強しなくてOK」と言っているわけではありません。
推薦入試を考えている人なら、定期テストは重要ですし、暗記科目は定期テストの範囲が受験に直結しているケースも多いです。
その中で一部、受験と関係ない科目の定期テストについては、その勉強時間を受験勉強に使ったほうが有意義だということです。
ただ、先生からの印象は悪くしたくないので、最低限の勉強はしておきましょう。
なので、 具体的にどの科目を捨てるのか、というのは人それぞれ です。
みなさんの志望校によって変わってくる話なので、自分の受験のゴールを設定して、自分で考えてうまく定期テストを乗り越えてください!
まとめ
この記事では、受験生・高校生の定期テストとの向き合い方をテーマに解説しました。
定期テストの勉強を最小限に抑えることで、受験勉強に集中することができます。
しかし、赤点・欠点で学校から目がつけられたりしない程度に、テスト勉強することも大切です。
学校に通っている以上、どうしても高校生は学校の授業を受けたり、定期テストを受けたりはしないといけません。
受験勉強に集中して、受験で結果を残すためには、学校の定期テストとの付き合い方はとても重要になってきます。
そこでおすすめなのが、テストで赤点を取らないための対策法を知っておくことです。
以下の記事では、 『定期テストで何としても赤点回避するための手法』を詳しく解説しているので読んでみてください!
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