暗記をしっかり行っていないと、問題の意味すら分からないなんてことにもなりかねません。
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しかし、受験生で暗記が苦手だという人は多いです。「どの暗記方法が良いの?」と思っている人も多いのではないかと思います。
今回は、そんな人向けに簡単かつ効果的な暗記方法を11つ厳選して紹介していきます。
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声を出して読む
暗記するには人間の脳に印象付ける必要があります。その際に大事になってくることが「五感を使って覚える」ということです。五感を使って覚えると脳に深く印象付けられて暗記しやすくなります。
黙読するときは、視覚しか使いませんが、見ながら声に出して読むことで、視覚・聴覚の2つを使うことが出来ます。
例えば、英語の場合はCDの後に追いかけて読む「シャドーイング」というものが有名ですよね。聞いた内容をそのまま声に出そうとすることで暗記効率を上げることが出来ます。
1ヶ月以内に何回も復習する
人間は暗記したことを復習しないとすぐに忘れてしまいます。人間はどれだけの期間で暗記したことを忘れてしまうのかを示した「エビングハウスの忘却曲線」というものをご存知ですか?
詳しく説明すると、人間は暗記したことを以下の割合で忘れていってしまうのです。
1日後には66%
1ヶ月後には80%
とても驚きですよね。よほどの能力がない限り、暗記したと思ったことでも必ず忘れてしまうのです。その為、一回で時間をかけて覚えてしまうのではなく、短時間で何回も復習して記憶を定着させていくことが重要です。
睡眠時間をしっかりとる
睡眠時間は6~7時間半はとりましょう。人間の脳は、睡眠中に1日で暗記したことを整理して短期記憶を長期記憶へと変えていきます。
睡眠時間をしっかりとっていないと、暗記した次の日になって「昨日覚えたはずなのに全然思い出せない」ということになってしまうので徹夜などは絶対にしないで十分に睡眠時間を取りましょう。
また、ベストな時間帯としては22~5時がおすすめです。この時間は脳のゴールデンタイムと呼ばれていて、一番体も休まる上に、記憶も定着しやすいです。
受験生の理想の睡眠時間については、以下の記事で更に詳しくまとめているので合わせてご覧下さい。
寝る前に暗記する
上でも述べたように、脳は睡眠中に暗記したことを整理しています。
寝る前に暗記することで、暗記した後に他のことに意識を向けずにそのまま寝ることになります。その為、日中覚えるよりも、覚えたことがダイレクトに整理されやすいのです。
つまり、寝る前に覚えたことは脳に定着しやすいのです。
ただ、暗記しすぎると脳が興奮しすぎてしまうので覚える量は多すぎないようにしましょう。5分~10分程度でいいので理科社会の用語や英単語を覚えることがおすすめです。
朝に昨日暗記したことを復習する
朝起きたら、昨晩覚えたことを復習しましょう。ここで、暗記したことを復習することで暗記が二重になり、さらに忘れにくくなっていきます。
また、科学的に言われていることとして、午前4時から午前10時までは脳がフレッシュで疲れていない状態であり、覚えようとしていることを記憶しやすい時間帯であるため、この時間に一気に暗記してしまうのもいいかもしれません。
特に、早朝だと起きている人も少ないので、雑音もなく静かで勉強にも向いているためおすすめです。
語呂合わせで覚える
語呂合わせは暗記する際に行っている人も多いと思うのですがこれもおすすめの暗記法です。
語呂合わせを行うことで、暗記したい何個もの情報を1つの情報としてとらえることが出来るので暗記する量を圧倒的に減らすことができます。
例えば、「710年に平城京が首都になった」ということを覚える際に「710年」という情報と「平城京」という情報の2つを覚えることになります。
これを「なんと(710年)立派な平城京」のような語呂合わせで覚えることで、1文を覚えて2つの情報を身につけるということが出来るようになるのです。
加えて、語呂合わせをすることで新しいイメージが自分の中で生まれてインパクトが強くなるので記憶に残りやすいと言われています。
自分で語呂合わせを作るのが苦手な人でも、たいていの科目は参考書の中に語呂合わせも記載されているのでうまく活用するようにしましょう。
当サイトでは、特に暗記が多い科目である科学の語呂合わせを一挙に紹介しているので、気になった方は以下の記事をご覧下さい。
友達に教える
暗記はインプットですが、記憶に定着させる際はアウトプットもかなり重要です。暗記したことを友達に説明するにはまずは自分が理解していなけれはなりません。
説明しようとして、解くために必要な手順が抜け落ちていたり、重要語句を忘れてしまっていた場合は、暗記が足りていないということなのでまた覚え直す必要があります。
また、どのように教えていいかわからなくなったという場合は、一応暗記してはいるが記憶が定着していない状態です。
その場合は、複雑な覚え方をしている部分を出来るだけ簡単に説明出来るような覚え方に変えるようにしましょう。
しっかりわかるよう説明することで友達も得をしますし、記憶が定着しているか確認出来るため一石二鳥です。
色ペンを活用して暗記する
暗記する際に「色」という要素も効率を上げるには大事な要素となってきます。色を上手く活用することでモチベーションや記憶力を上げていくことが出来ます。
下に各色の効果を挙げておきます。
青色…記憶力アップの効果
黄色…集中力や判断力アップの効果
勉強と色の関係については、以下の記事で更に詳しく紹介しているので興味のある方はぜひ見てみてください。
体を動かしながら覚える
暗記をするとき机にひたすら向かって暗記しても効率はなかなか上がっていきません。効果的なのは、体を動かして声に出しながら暗記することです。体を動かすと脳に刺激が行くので暗記効率は上がっていきます。
激しく運動する必要はないので、軽くスクワットをしながら暗記するなど軽めの運動を試してみましょう。
また、運動習慣がある人は体力がつき暗記力、集中力も上がるという研究結果も出ているので、勉強に疲れた時は気分転換として少し野外に出て運動してみるのも良いでしょう。
受験生と運動の関係性やおすすめの運動については、以下の記事にまとめているので合わせてご覧下さい。
他のことに関連させる
社会の暗記の際に役立つことなのですが、用語を覚える際には他のことにうまく関連させるとより効果的になります。
例えば、世界史では用語をすべて英単語のように孤立したものとして捉えてしまうと時間がかかってしまいますし、本番でも結果を出しにくいかと思います。
しかし、そこで時代背景などを考慮して一度用語ごとの関連性を確かめてみることで覚えなければいけないことが意外と少なくなるのです。
より多くのことを覚えることも大事ですが、いかに覚えることを少なくして点数を出すかということを意識してもいいかもしれません。
成り立ちを考える
数学や物理の公式を覚える時には、ただ覚えるよりも「成り立ちを考えて覚える」ことを意識するとより効率的に覚えることができます。
例えば数学の公式でも、成り立つまでの過程や背景知識が存在しており、それがあって初めて公式として成立するのです。
その過程を全て省略して公式だけいきなり覚えようとしても、逆に覚えにくいですし、テストでもうまく活用することができません。
なので、一見遠回りに見えるかもしれませんがまずは一度落ち着いて用語の成り立ちを考えてみることを心がけましょう。
まとめ
今回紹介した暗記法をおさらいします。
✓短期間で繰り返す
✓睡眠時間をしっかりとる
✓寝る前に暗記する
✓朝に暗記したことを復習する
✓語呂合わせで覚える
✓友達に教える
✓色ペンを活用して暗記する
✓体を動かしながら覚える
✓他のことに関連させる
✓成り立ちを考える
どの教科でも暗記は一番重要な根幹であり避けては通れないことです。
ここまで紹介してきた通り、暗記法は数多くあります。実際に暗記法を選ぶ上で重要なことは、「実践してみて自分に合うか試してみる」ことです。
結局自分に合う暗記法は自分で見つけていくしかありません。その為にも多くの暗記法を実践してみてもらいたいと思います。
数多くの暗記法を行っていくと、要領も分かってきて効率よく暗記することが出来るようになります。
また、こちらの記事で科目別の勉強法について紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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