「地理の勉強法がいまいちわからない」と迷ったことはありませんか?
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地理は理系ではセンター試験の科目として選択している人も多く、時間をたくさんかけられない人も多いでしょう。
なので、この記事では短時間で成績を底上げするための勉強法や、おすすめの参考書などについてまとめたので地理を選択している人はぜひ参考にしてください!
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地理という科目の特徴
ここでは、他の社会の選択科目と比較した際の地理の特徴について説明していきます!
暗記することはかなり少ない
社会で選択する科目は地理のほかにも日本史や世界史、倫理などがあります。地理はその中でも、暗記する量はかなり少ないです。日本史の10分の1にも満たないくらいです。
地理で覚えることと言えば下にあげるようなものが主な暗記事項です。
EUやASEANなどの加盟国
各生産物と産地
鉱産資源の産出国
なので、地理の暗記事項は基本的にはスキマ時間で覚えるようにしましょう。スキマ時間をうまく活用すれば3ヶ月程度で覚えることができるので時間をあまりかけないことが大事です。
暗記だけでは点数は取れない
地理は上でも述べたように暗記する量はかなり少ないです、しかし、暗記するだけで高得点を取れる科目ではありません。日本史や世界史は暗記したことがそのまま問題の答えになって点数に結びつく、というようなことがありますが地理ではそのようなことはありません。
地理では用語よりも「用語の関連知識」や「用語の理解度」がテストでは大事になってくると思ってください。例えば、地域の名前を覚える際は以下のようなこともあわせて理解し、暗記しておくことが重要です。
✅その地域で有名なもの
✅その地域の気候の特徴
✅周りの地域との関連
この知識が試験で問われることが多いのです。
満点を取ることはかなり困難
地理では、ある程度の高得点を取ることはできますが、「満点を取りたい」となると話は別です。満点をとることは難しく、かなりの勉強時間が必要になってきます。
なぜなら、地理では満点を阻止するための「捨て問」と呼ばれる問題が必ず1~3個程度は入っているからです。全く知らない国の問題や、誰も知らない地域の問題なども出てきます。
なので、あまりいいことではありませんが地理では満点を取ることは最初からあきらめて8~9割程度の点数を安定的に取れるように勉強していくことをおすすめします。
地理は2つの分野がある
地理には「系統地理」という分野と「地誌」という分野の2つが存在します。ここではその2つの分野の特徴について解説していきます。
系統地理
系統地理は地理の勉強の根本となる部分であり、大部分を占めています。正直、この系統地理を完璧にしておけば、地誌の分野はほとんど勉強することはないくらいです。
この系統地理では、気候や各生産物のランキングなどを覚えてくことになりますが、その際は「なぜそうなるのか」を意識するようにしましょう。
例えば以下のような疑問が勉強していると出てくると思います。
✅なぜアフリカには砂漠が多いのか?
✅なぜアジアでは稲作が盛んなのか?
✅なぜアメリカでは電車をあまり使わないのか?
ここで大事なことは「生じた疑問はその場で解決する」ことです。
地理では、すべての現象には必ず理由があります。ただ暗記をこなしていくよりも自分の中でしっかりと理解して進めていったほうが圧倒的に効率の良い勉強を行うことができます。
また、勉強するペースとしてはダラダラ行っていても意味がないので3ヶ月程度で一気に終わらせるようにしましょう。
地誌
系統地理が終わったら次は地誌を勉強していきましょう。地誌では各国の有名な産業や農作物を覚えていくことがメインとなります。なので暗記するだけになってしまいがちです。
しかし、地誌で大事なことはただ暗記することではありません。地誌で重要になってくることは「系統地理とつなげて考える」ことです。
例えば、ノルウェーでは水力発電が盛んですがこの事実をただ覚えるだけでは足りません。
✅ノルウェーには山脈がある
✅ノルウェーには偏西風がついている
✅ノルウェーは降水量が多い
上のことなどを合わせて考えると「ノルウェーでは水力発電が盛ん」という事実を導き出すことができるのです。
系統地理でも言いましたが、地誌でも「なぜそうなるのか」を意識していけば覚える量はかなり少なくなってくるはずです。
また、地誌の勉強するペースとしては系統地理をきちんと勉強していれば早く終わらせることができるので2ヶ月で終わらせるようにしましょう。
地理の勉強方法
ここでは、地理の具体的な勉強方法について1つずつ解説していきます!
資料集、地図帳を活用しよう
地理を勉強する際は教科書だけでなく資料集や地図帳を活用するようにしましょう。教科書や参考書の地図や統計は説明することがメインなので、掲載されている情報が少ないことがあります。
資料集では細かい数値を知ることができたり世界全体と比べて広い視野で学んでいくことができます。地図帳では参考書には書かれていない細かい経線や高低線が記されていてとても便利です。
おすすめの使い方としては、参考書や授業などで出てきた地名や地域を地図帳で確認し、マーカーで塗っておいたり特産物を地名の隣に書いておいたりしましょう。
また、移動時間などにパラパラとめくっておくだけでも有効です。「そういえばこんなこと書いてあったなあ」くらいでいいので覚えておくと得点につなげることができますよ。
問題数をこなそう
地理は1通り基礎を覚え終わってしまったらとにかく問題数をたくさんこなして、自分の知識の確認をしていきましょう。
インプットを重視しすぎてアウトプットができてない人は意外と多いです。
特に地理の場合は、暗記量よりもいかに暗記したことを使いこなすかが問われてくる科目であるため、実際の問題形式に触れて練習するということが大事です。
そのため、地理では基礎を覚えた程度ではわからない問題も多いです。
問題をこなし、復習していくことで、問題形式で考えるという練習をするだけではなく、解説を読むことで新しい知識をどんどん身につけていくことができるのです。
特に、地理ではセンター試験しか使わない、という人も多いと思うのでセンター試験の過去問をどんどん解いていけば自然と成績も上がってくるはずです。
用語は意味を理解してから覚えよう
上でも説明しましたが、地理は「なぜそうなるのか」という理由や関連知識を覚えているかどうかが点数に直結してきます。
例えば、オリーブが地中海の特産品であるという内容について、その事実だけ覚えるのではなく何故そうなっているのかを考えることが重要なのです。
今回の場合は、「地中海周辺は、1年を通して温暖で夏乾燥し冬に少し雨が降る地中海性気候であるため、オリーブの栽培に適しているから」です。
このように、地理ではいかに関連知識を含めて覚えるかが点数を左右します。
逆に、単純な暗記だけで乗り切ろうとすると、無駄に覚える量が膨大になってしまう上に、暗記効率としても悪くなってしまうので気をつけましょう。
東アジア、東南アジアの人口が多い理由
EUが作られた理由や背景
過去問を解いて演習量を増やそう
他の科目と同様に地理でも過去問演習は大事です。
過去問を解くと、傾向と対策がわかるだけではなく、到達したい地点がわかるため目標としたい知識量を知ることができます。
特に地理は社会科の中でも演習が大事な科目です。
何をどのように考えて正解を導くのかを掴むためにも、過去問には必ず手をつけるようにしましょう。
そして、わからなかった問題や悩んだ問題に関しては、そのページに付箋を貼っていつでも解き直せるようにしておきましょう。
その後、問題の解説だけでなく、背景知識や関連事項も確認して、似たような問題にも対処できるようにしておくと万全です。
苦手分野は集中的に勉強しよう
勉強しているとどうしても、得意分野と苦手分野が出てきます。
このうち、得意分野はそのまま伸ばしていけばいいのですが、苦手分野を放っておいてしまうといつまで経っても苦手なままになってしまいます。
そのため、苦手分野だと感じた分野に関しては集中的に克服しようとしてみましょう。
基本的に、地理の場合は理解して暗記するというプロセスさえ踏めば、必ず点数を伸ばせる科目です。
つまり、苦手分野はその辺りの過程が足りていないということになるため点数が取れないということになります。
勉強して確実に点数が伸ばせるなら、早めに克服した方がいいのは明らかです。
まとめ
今回の記事のまとめは以下の通りです。
・地理の用語を暗記するだけではなく、その背景知識も含めて理解するようにしよう
・ある程度覚えたら問題数をこなして演習しよう
あなたも、この記事の通りに勉強して、地理の成績を伸ばしてみましょう。
また、こちらの記事で科目別の勉強法について紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
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