- 具体的にどんな目標を立てるべきなんだろう?
- 志望校に合格するために適切な目標を立てたい!
- 本当にこのまま勉強を進めていて大丈夫か不安…
- 目標を立てたけど継続的に実行できたことがない…
- ただ単に目標を立てただけでそこからの行動が定まっていないことが多い…
このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?今回の記事ではこれらの悩みを解消していきます。
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「第一志望の大学に合格したい」「自分の納得できる形で受験を終えたい」
このような想いをもとに受験を成功させるためには、しっかりとした目標設定が欠かせないものになってきます。
「なぜ目標設定が大事なのか」「どうやって目標設定を行えばいいのか」といった、目標設定の重要性から具体的な目標設定のやり方を、今回の記事で詳しく解説していきます。
目標設定のパートでは、ひとつひとつ手順を踏みながら、誰でも簡単に目標設定ができるように説明しているので、ぜひ最後まで読んで自分なりの目標設定をするようにしてください。
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なんで目標を立てることが必要なの?
目標を立てる理由は大きく分けて2つあります。
動きやすい状態になり、持っている最大限の力が発揮できる
まず1つ目の目標を立てる理由は、「自分自身を動きやすくして、自分が持っている最大限の力を発揮する」ためです。
目標を立てると、目指す先が決まり、やることが明確になります。目標に向かってやることがきちんと決まっているので、今自分はなんのためにこの勉強をしているのか、この勉強が何につながっているのかということを見失うことがなくなります。
しっかりと取り組んでいることが、納得した形で1本の道筋となってつながっていきます。
毎日のやることも決まっているので、「今日は何やろうか…」と悩む無駄な時間もなくなります。
その状態こそ、頭の中がスッキリして一番動きやすく、最大限の力が発揮できる状態です。
目標を立てなければ達成できなかったことが達成できる
目標を立てる2つ目の理由は、「その目標を立てなければ達成できなかったことが可能になる」ことです。
「え、どういうこと?」と思うかもしれませんが、一度よく考えてみてください。
例えば、マラソンで自己最高記録が3時間10分で今まで一度も3時間を切ったことがない人が、次の大会で3時間を切ることを目標に掲げたとします。この人は3時間を切るために必要なこと、トレーニングをすべて行い、大会に臨みました。
結果は残念ながら目標だった3時間を切ることはできませんでしたが、自己ベストの3時間2分を達成することができました。
立てた目標に対しての結果だけを見ると、目標達成できずに残念だったな…と思うかもしれませんが、目を向けるべきことはこの人が自己ベストを更新していることです。
これが最大のポイントです。目標に掲げた3時間を切るために、やれることを全部やって、現在自分が持てる最大限の力を出したから自己最高記録を達成できたんです。きっと目標を立てなければ、自己ベストは更新できなかったと思います。
たとえ、立てた目標自体が達成できなかったとしても、その目標を追いかける過程で達成できるようになったことはいくつもあります。
それが目標を立てる重要なポイントになります。
そして、達成できなかった分の目標をどうやったら達成できるようになるのかを考えて、次のアクションに活かすことが大切です。
目標を設定する際に押さえておきたいポイントは?
目標を設定する際にこれだけは押さえておきたいというポイントを6つ紹介していきます。
ここで紹介するポイントは必ず押さえて目標設定を行うようにしてください。
必ず紙に書き出す
目標設定する時には、必ず考えたことを紙に書き出すようにしましょう。
自分の考えていることが頭の中にある状態では、「その目標が果たして今の自分に合っているのか」「もしかしたらもう少しチャレンジングな目標のほうが良いのではないのか」ということを比較したり、検討したりすることができなくなってしまいます。
紙に書き出すことで課題が明確になり、良いアイデアも浮かんでくることになります。
そのため、目標設定する時には紙とペンを用意して「書き出す」ことを徹底するようにしてください。
立てた目標を行動まで落とし込む
目標を立てる理由のひとつは、やるべきことを明確にして、自分自身が目標達成のために動きやすくするためです。
目標を立てたら、必ずその目標のためにどんな行動をしないといけないのかをセットで考えるようにしてください。
目標を立てても行動が伴わなければ、絶対に目標達成はできません。目標に必要なことは、その目標を達成するための行動です。
必ず目標から逆算して行動まで落とし込むようにしましょう。
目標達成のためにその行動が本当に必要かを吟味する
行動を決める際には、「その行動は本当にするべきことなのか?」「なぜこの行動をするのか?」ということを自問するようにしてください。
受験本番までに時間は限られています。その限られた時間内で結果につながることをするために、なるべく無駄な行動は減らすようにしましょう。
やることに優先順位をつける
すべての行動に優先順位をつけるようにしましょう。
自分が思っていた通り、計画通りに勉強が進められることはほとんどありません。体調不良や急な依頼など、必ずイレギュラーなことが発生し、時間が足りなくなって予定が狂ってしまうことは多々あります。
なので、科目ごとの優先順位や科目の中でも何を優先して行うかを決めて、どれだけ時間がなくても「最低限これだけはやることにする」ということを決めるようにしてください。
そうすれば、イレギュラーなことが起きても、「何からやろう」と焦ることなく勉強に取り組むことができるようになります。
達成できたかできなかったのかが測定できるようにする
目標を立てる場合には、その目標が達成できたのかできなかったのかを成果として測定できるものを据えるようにしましょう。
「数学の問題集をやる」「英単語を覚える」などの曖昧な表現で目標を設定するのではなく、「数学の問題集を10ページ終わらせる」「英単語を100語覚えて、小テストで全問正解する」などというように、自分だけではなく客観的に見ても達成できたかできなかったのかがわかるようにしましょう。
なので、数字で達成できたかできなかったのかを判断できるものが良いです。
期限を設定する
いつまでに何をやるのかという「期限」を設定するようにしましょう。
期限がないといつまでにやらないといけないのかという縛りがないので、ずるずる後回しにしてしまいます。
目標設定の具体的なステップをご紹介!
続いて、具体的にどうやって目標設定をしていけばいいのかを順を追って説明していきます。
目標設定の仕方がわからなければ、この手順で目標を立てていくようにしましょう。
ここで紹介する目標設定の手順は以下の通りです。
- ゴールを設定する
- そのゴールを達成するために必要なことを書き出す
- 優先順位をつける
- 1ヶ月の達成目標を決める
- 1日にやる勉強を決める
- 目標を確認してもらう
- 立てた目標と行動内容に従って取り組む
- 1ヶ月ごとに目標と行動を見直して修正していく
ひとつずつ具体的に説明していきます。
①受験におけるゴールを設定しよう
まずは、受験における自分なりのゴールを設定しましょう。
マラソンでもゴールがないと、どこに向かって走ればいいのかがわからなくなってしまいますよね。
受験もまったく同じです。ゴールを設定しないと、何をすればいいのかが自分でもわからなくなってしまいます。
なので、具体的に「◯◯大学に合格!」などの最終目標地点を定めてください。具体的なゴールを設定してからがスタートです。
②そのゴールを達成するためにやらないといけないことをすべて紙に書き出そう
次に、「〇〇大学に合格!」というゴールのためにやらないといけないことをすべて書き出しましょう。
その大学にはどの科目が必要なのか、配点はどうなのか、共通テストでは何割必要なのかなどの必要な情報から逆算すれば、必然的にやらないといけないことが出てくるはずです。それをすべて頭の中から出して、紙に書いてください。
例えば、数学はここまでの範囲を終わらさないといけなくて、そこから共通テストの対策、大学別の過去問に取り組まないといけない、このようなことを書き出します。
さらにここからそれぞれの科目の内容を細分化していきましょう。
③優先順位をつけてやることを明確にしよう
書き出したことをもとに、やることに優先順位をつけていきましょう。
やりたいことから優先順位をつけるのではなく、やらないといけないこと、設定したゴールに対して必要なことから優先順位をつけるようにしましょう。
優先順位は人によって様々です。自分の志望校では数学の配点が高いから数学の学力をさらに上げる必要がある、共通テストで8割以上取らないといけないから全体的に底上げしないといけないなどのように、自分の状況に合わせて優先順位を設定するようにしてください。
また、目標を設定する際に注意するべきポイントでも書いたように、イレギュラーなことが起こった時にも対応できるように、最低限やることを決めておくための優先順位も大切になってきます。
④逆算して1ヶ月ごとの達成目標を明確にしよう
そして次に、受験本番までの期間を1ヶ月ごとに区切って、その1ヶ月ごとに達成目標を決めていきましょう。
「やらなくてはいけないこと、優先順位から考えてこの月までにはこの範囲を完璧にしておかないといけない、そのためにはこの月までにこの問題集を3周する必要がある、そして1周やるために1ヶ月でこのくらい進めないといけないな」ということを決めていきましょう。
このように逆算して考えていけば、1ヶ月間の達成目標が明確になります。
⑤さらに逆算して1日にやることを明確にしよう
④で出た1ヶ月ごとの達成目標からさらに逆算をして、1日単位で何をしないといけないか、どのくらいのペースで進めていく必要があるのかを明確にしていきます。
例えば、1ヶ月で240ページある問題集を1周終わらすという目標を設定したら、1日に8ページ完了させる必要があります。このように1ヶ月から1日に逆算して考えて、1日ごとにやることを決めていきます。
1日にやることをしっかりこなしていけばその1ヶ月の目標が達成できるようなイメージです。
⑥コーチに目標を確認してもらおう
目標を立てる上で大切なことが、信頼できる先生や講師などのコーチに自分で立てた目標を確認してもらうことです。
その目標が適切かどうかは自分だけではわかりません。やはりその道のエキスパートの人に確認してもらわないと判断できません。
学校や塾の先生でも構いません。自分が一番信頼できるコーチに確認してもらいましょう。
⑦立てた目標に向かって取り組もう
あとは、1日ごとに決めたことを淡々とこなしていきましょう。その際に、1日にやることを可視化して明確にすることが大切です。
付箋に書き出して見えるところに一覧で貼り、完了したら剥がしていくやり方はおすすめです。付箋が全部なくなったら今日やるべきことは終わったと認識できて気分がスッキリします。
これを毎日継続していきましょう。
⑧1ヶ月ごとに目標と行動を見直して修正していこう
立てた目標に対して1ヶ月取り組み終えたら、その1ヶ月間の目標と行動を振り返る時間を作りましょう。
目標は達成できたのか、良かった点・悪かった点は何か、反省点・改善点などを見直しましょう。
そして、このペースでも大丈夫そうだなと感じたら次の1ヶ月も立てた目標に対して継続し、何か問題点があれば修正して改善していきましょう。とにかく1ヶ月で出た課題を活かしていくことが大切です。
この時にもコーチと一緒に振り返ることをおすすめします。自分にはない視点で客観的にアドバイスしてくれる可能性があります。
目標に向かって受験勉強をしている際の助けとなる言葉・四字熟語をご紹介
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まとめ
ここまで、なぜ目標を立てることが重要なのか、目標を立てる時のポイント、そして具体的な目標の立て方をお伝えしてきました。
一番大切な目標の立て方を、もう一度おさらいします。
- ゴールを設定する
- そのゴールを達成するために必要なことを書き出す
- 優先順位をつける
- 1ヶ月の達成目標を決める
- 1日にやる勉強を決める
- 目標を確認してもらう
- 立てたアクションプランに従って取り組む
- 1ヶ月ごとに目標と行動を見直して修正していこう
受験生にとって目標を立てることは、志望校に合格するために必要なことです。
ぜひ今回紹介した手順を意識して、自分が機能するための目標を立ててみてください。
また、目標を立てることと同じく重要な「効率的な受験勉強のやり方」をこちらの記事で解説しています。「いまいち効率良く受験勉強ができていない気がしている…」「目標を達成するためには効率的に勉強する方法が必要!」という方は、ぜひこちらの記事もチェックするようにしてください。
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