「長時間勉強することができません…」「一日中勉強し続ける方法は?」
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そんな受験生のお悩みにお答えします。
受験勉強はもちろん質も大事ですが量を確保することが大事です。長時間勉強を頑張る方法を解説するのでぜひ参考にしてくださいね!
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受験生は1日で
最大何時間勉強できる?
いきなりですが、僕の指導経験から結論を言わせてもらうと受験生ができる1日の最大の勉強時間は10時間です。これは学校のない日です。
10時間というと多いと感じるかもしれませんが、10時間は決して多すぎることはありません。
機械的に計算してみましょう。1日7時間睡眠をとって、毎食30分かけたとします。風呂に30分かけたとしても、残りの時間は24時間−7時間−30分×3–30分=15時間もありますね。
つまり、1日10時間勉強するということは1日5時間も休憩できるということなのです。
うまくスケジューリングして、適切に休憩をとりながら勉強すれば1日10時間勉強することも決して難しくはありません。
計画的にスケジュールを立てて10時間勉強するやり方については、後ほど紹介するので参考にしてみてください。
また、逆に睡眠・食事・風呂を除いて15時間も余るなら10時間以上勉強できるのではないかと考えている方もいるでしょう。
しかし、僕の指導経験上10時間を超えて勉強することはオススメできません。
なぜなら、受験勉強は1日だけ頑張ればいいわけではないからです。
たしかに、1週間定期テストのために頑張るだけなら1日13時間勉強しても乗り切れるかもしれません。
ですが、受験勉強は何ヶ月・何年と長い間勉強し続けなければなりません。1日10時間以上勉強すると、長続きしにくい傾向があります。
よって、1日10時間を目安に勉強を頑張ってみましょう!
1日で長時間勉強するメリット
長時間勉強することのメリットを解説します。
- 勉強の量を確保できる
- 長時間勉強する集中力が鍛えられる
- 1日のうちにやるべきことを解決できる
- 長時間を使って柔軟な勉強計画が立てられる
- 誘惑に負けにくい
それでは1つ1つ見ていきましょう。
1. 勉強の量を確保できる
1つ目のメリットは勉強の量を確保できることです。
当たり前のことですね。毎日6時間しか勉強しない人と、毎日10時間勉強する人では1日あたり4時間分の勉強量の差が積み重なっていきます。例えば、夏休みの40日間この差が積み重なれば単純計算で160時間分もの差がついてしまいます。
そのため、1日10時間勉強して勉強量を確保することが大事なのです。
2. 長時間勉強する集中力が鍛えられる
1日長時間勉強することでおのずと集中力を鍛えることができます。
あなたの通う高校の授業時間はおそらく50分程度でしょう。しかし、大学入試の試験時間はとても長いです。大学によって試験時間は様々ですが1科目90分程度が一般的です。なんと東京大学では、理科・社会の試験時間は150分もあります。
試験時間が長いからといって、途中で集中力が切れてしまっては合格が遠のいてしまいます。
そのため、長時間勉強し続ける集中力を鍛える必要があるのです。
3. 1日のうちにやるべきことを解決できる
長時間勉強すれば、やるべきことを翌日にもちこすことなくその日のうちに解決することができます。
やるべきことはその日のうちに終わらせることが賢明です。翌日以降にもちこすとどんどん後回しになって、次のやるべきことが降ってくるという多重債務のような状態になりかねません。
長時間勉強して、やるべきことをその日のうちに解決するという習慣を作りましょう。
4. 長時間を使って柔軟な勉強計画が立てられる
長時間勉強すると柔軟な勉強計画が立てられます。
6時間しか勉強しない人であれば、数学2時間・英語2時間・日本史2時間のようにキツキツなスケジューリングをするしかありません。キツキツなスケジューリングだと、仮に数学を予定より多く勉強してしまったら、他の2教科の勉強時間を減らすしか無くなってしまいます。
しかし、10時間勉強する人は数学2時間・英語2時間・日本史2時間・国語2時間・フリー2時間のように、自由な勉強時間を設定できます。フリーの時間で勉強時間の調整をしたり、自由にその日に必要が生じたことを解決したりすることができます。
5. 誘惑に負けにくい
長時間勉強する人は誘惑に負けにくいです。
これは、単純に勉強していない時間が多ければ誘惑に負けてしまうリスクが高くなるという話です。例えばまとまって2時間自由な時間があれば、ついついゲームにどハマりして1日を無駄にしてしまうなんてことになりかねませんよね。
よって長時間勉強には誘惑に負けにくくなるという効果があります。
1日で長時間勉強する方法5選
1日10時間も勉強するよりも、もっと短時間で集中して取り組んだ方が質の良い勉強ができるのではないかと考えている人もいるのではないでしょうか。
ですが、これは僕の考えとは根本的に違っています。僕は、集中して質の良い勉強ができる最大の時間が10時間と説明しているのです。
ここでは、10時間、質・量ともに高い勉強ができる方法を紹介していきたいと思います。
- 1日の勉強計画をしっかりと立てる
- 1教科を連続でやりすぎない
- こまめに休憩をとる
- 音楽を聴く
- 勉強する環境を変える
1.1日の勉強計画をしっかりと立てる
長時間勉強するときは、1日の勉強計画を入念に立てましょう。計画を立てずに勉強すると、やりたかったことが終わらないなんてことになりかねません。
1日の勉強計画は単純です。
まずやることリストを書き出しましょう。なるべく具体的に書き出してください。たとえば、英語の単語帳の何ページから何ページまで完璧に覚えるとか、数学を10ページ進めるとか。
やることリストが完成したら、次にいつやるかを決めましょう。時間割のように、何時何分から何時何分まで〇〇をやるといった形で整理してください。
1日の勉強計画のコツは1つです。無理に詰め込みすぎないことです。たとえば1時間で、英単語を300個覚えるのような常人には無理な計画を立てると、計画通りの時間で英単語の学習が終わらず1日の計画が総崩れしかねません。
無理のない範囲で計画を立てるようにしましょう。
2.1教科を連続でやりすぎない
同じ教科を連続でやるよりも、こまめに教科を変えながら勉強した方が集中力が持続しやすいです。
たとえば、1日に数学を3時間やらなければいけない日であったとしても、連続で3時間数学をするのではなく、午前中に1時間半数学をして、他の教科の勉強を挟んだ後に夜に数学をするといった形で勉強しましょう。
また、こまめに教科を切り替えながら勉強した方が脳が活性化しやすく、全体的な成績が伸びやすい可能性があるという研究が発表されています。成績を伸ばすという観点からも1教科を連続でやりすぎないということは重要かもしれません。
3.こまめに休憩をとる
長時間勉強するときも、こまめに休憩をとるようにしましょう。一般に人間の集中力は最大でも90分までしか続かないと言われています。
そのため、少なくとも90分に1回は休憩をとるようにしましょう。
個人的には、集中力に余裕を持った状態で休憩をとった方が長時間勉強しやすいと考えています。そのため、適切な休憩のタイミングは1時間に1回程度ではないでしょうか。1時間ごとに15分休憩をとるくらいのサイクルが良いと思います。
また、最新の脳科学研究ではさらに細かく休憩をとる革新的な勉強法が提唱されています。
ポモドーロ法はご存知ですか?
25分勉強して5分休むという勉強法です。実は人間の集中力が持続する時間は30分程度と言われています。それならば25分間集中力MAXで勉強して、5分休んでからまた集中力MAXで勉強したら最強じゃんというのがこの休憩の取り方です。
興味がある人はぜひ試してみてください。
4.音楽を聴く
長時間勉強するときは、音楽を聴きながらリラックスして勉強すると良いでしょう。
音楽を聴きながら勉強すると良い最大の理由は「勉強を楽しいものに変えることができる」ことです。
勉強はつらいものです。特にまだ長時間勉強することに慣れていない人は、長時間勉強すること自体が苦痛に感じると思います。音楽を聴きながら勉強することで、少しでも勉強を楽しいものに変えられれば、長時間集中しやすくなります。
そして、音楽は科学的に集中力を高める効果が証明されていたり、周囲の雑音をシャットアウトすることができたりと勉強する上で様々なメリットがあります。
音楽を使った効率的な勉強法やおすすめの音楽・BGMなど詳しくは「音楽を聴きながら勉強して集中力UP?勉強がはかどるオススメの曲・BGMを紹介」で解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
5.勉強する環境を変える
長時間勉強するときは、途中で勉強場所を変えると良いでしょう。ずっと同じ場所で勉強していると飽きやすくなってしまいます。
例えば、午前中は自分の部屋で勉強したなら午後は図書館行くといった具合に変えると良いです。
また、ずっと家で勉強したい人は昼食を外に食べに行くなども気分を変える効果があります。
モチベーションを上げる方法については「勉強がつらい!やる気がでないひと必見!今すぐモチベーションをあげる方法11選」を参考にしてください。
長時間勉強の成功者の
スケジュール例
ここまで、長時間勉強のコツをお伝えしてきましたが、具体的な1日のスケジュールの例がないと考えにくいですよね。
そこで長時間勉強に成功して見事に合格を果たした先輩たちのスケジュール例を紹介しますね。
A.Hくん(京都大学法学部現役合格)
京大法学部に合格したA.Hくんの1日のスケジュール例を紹介します。
起床(8時)
塾に到着(9時)
午前の勉強(9〜12時)《英単語やリスニングなど》【3時間】
食事→仮眠(1時間程度)
午後の勉強(13~17時)《その日決めたやること:過去問演習など》【4時間】
夜ご飯→友達と話したり仮眠(~19時)
夜の勉強(~21:30)【2.5時間】
帰宅、お風呂、携帯いじる(〜24時)
1日の復習、明日の勉強計画作成(〜25時)【1時間】
就寝
彼の場合は、寝る前に1日の復習をし、明日の勉強計画を立てることを日課にしていました。
寝る前に翌日の勉強計画を立てるというのは非常に賢いやり方です。寝る前に計画を立てておけば、次の日の朝起きてからの全ての行動を計画に組み込むことができます。結構朝に計画を立てようとすると、ついつい目が覚めてからもうとうとしてしまって気づいたら10時になってしまい、そこから計画を立てるなんてことになってしまいがちなんですよね。
勉強計画を立てるタイミングについても参考にしてみてください。
Y.Yくん(慶応経済学部現役合格)
この記事を書くにあたり、Y.Yくんに受験生時代の1日のスケジュール例を教えてくれるようにお願いしたところ、Y.Yくんが受験生時代に使っていたテンプレートを送ってくれました。
7:30 起床
【7:30〜8:00 朝支度】
8:00〜9:30 1コマ目
9:45〜11:15 2コマ目
11:30〜13:00 3コマ目
【13:00〜14:00 昼休憩】
14:00〜15:30 4コマ目
15:45〜17:15 5コマ目
【17:15〜20:00 料理&休憩】
20:00〜21:30 6コマ目
21:45〜22:45 7コマ目(1h)
【22:45〜24:00 夜支度&自由時間】
24:00 就寝
Y.Yくんは基本的に自宅学習を想定していたそうです。
Y.Yくんは各コマ90分で休憩は15分とってます。90分ぶっ通しで勉強したら15分くらい休憩しないと絶対に1日もたないと言っていました。
まとめ
今回は「1日10時間勉強する長時間勉強法」を解説しました。
質を維持したまま勉強できる最大の勉強時間は10時間です。10時間頑張って勉強を続けることで、圧倒的な実力を手に入れましょう。
この記事で紹介した勉強法が少しでもお役に立てば幸いです。そして、協力してくれた長時間勉強で合格した2人の先輩方、本当にありがとうございました。
時間x質の自分だけの
最強の勉強法を探そう!
勉強は時間x質を高めることが重要です。
今回は時間に着目して、勉強法を解説してきました。この記事を読んだあなたは勉強時間を増やす方法はわかったでしょう。
勉強時間を確保できたら、次に質を高めなければなりません。質を高めるにあたってはぜひ、僕の書いた別の記事を参考にして欲しいのですが、こればっかりは自分で勉強法を追求してやり方を探さなければ絶対に質を高められません。
しっかりと自分で勉強法を研究する習慣をつけましょう。
10時間勉強する際の細かなスケジュールの立て方についてはこちらの記事で紹介しているので合わせてご覧ください!
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