文系の受験生なら、
日本史と世界史、どちらを選択するか
って大きな問題だと思うんです。
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ただ、どちらも同じ暗記科目だし
漢字が好きかカタカナが好きかで
決めちゃったりもしますよね。
でも実は、志望校によっても
どちらが点数を取りやすいかは
違ってくるし、
何より二つの科目の根本的な違いを
理解していないと
どちらを選んだとしても
受験で足を引っ張ってしまう
苦手教科になるのです…
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暗記教科だけど同じじゃない!
確かに、二つとも
歴史に関する教科だし
「暗記する」という点では
同じではあるんです。
だけど、実はその
「暗記の仕方」が違うんです。
ものすごくざっくりというと、
- 世界史⇒広く浅く覚える
- 日本史⇒とにかく深く覚える
というところがあるのです。
ちょっとこれだけだと
あまりピンとこないと思うので、
詳しく説明していきますね。
世界史は全体像を暗記する科目
世界史は当たり前ですけど、
いろんな国が出てきます。
そして、しょっちゅう国が
戦争で分裂したりくっついたり。
つまり、国ごとのつながり(ヨコ)も
知っておかないと理解できないのです。
だから、単純に中学の社会みたいに
タテ(時系列)に覚えるだけじゃダメ。
タテ(時系列)とヨコ(国ごと)で
1つの表を作ってメインイベントを
まとめる作業が必要になってきます。
タテヨコ両方を合わせて
全体像を覚えないと中々
問題が解けるようにならないのです。
最初に一周するまでが大変
そして、そのタテヨコを
ざっくりと覚えるまでが
一番大変なんです。
よく「通史」って言われる
ものですね。
で、世界史の場合は
めちゃくちゃ出てくる国が
多い分、
通史を一周して全体像を知るまでが
かなり大変。
だから、一周するまで
あまり細かいところは気にせず
一気に覚えるべきなのです。
だけど、日本史みたいに
そこまで深くは聞かれないので
一度全体像をつかめれば
ある程度の難関大の入試でも
通用してしまいます。
だから、ハイレベルな大学で
本格的に使う場合は日本史より
世界史の方が有利なのです。
日本史は深く、切り口を変えて覚える
逆に日本史に関しては
全体像を覚えるのがそんなに
大変ではありません。
だってそもそも中学で
ある程度習っているというのは
ありますし、
何だかんだで一つの国の歴史なので
そんなに範囲自体が広くはないんです。
その代わり、入試で出るのは
「そんなとこまで聞くの??」ってほど
教科書の細かい部分です。
それに、いろんな角度で聞かれるので
「その用語知ってたのに…
何で思い浮かばなかったんだろう…」
ってことがよくあるのが日本史。
難関大ほど難しい日本史
例えば有名なのが、
絵画や文章を見せられてその時代背景を
聞かれる「史料問題」。
聞かれている時代背景自体は
そんな難しい内容じゃないけど、
それをどうやって
その絵画とか文章から読み取るかって
難しいんですよね。
だから、世界史と違って
「一問一答」的な覚え方が
中々通用しないわけです。
その分、難関大ほど日本史は
難しくなってくるわけです。
(世界史よりも不利になるかも)
逆に、センターだけとか
それほど難しくない(MARCH以下)
大学なら日本史は楽だけど。
でもじゃあどうすればいいかというと、
出来事ごとの細かい情報を
表にして覚える必要があります。
例えば、横の欄を
「出来事・人物・起きた原因・結果…」
みたいにして表にまとめるとわかりやすい。
表の作り方が世界史よりも
細かいところにフォーカス
してますよね。
なのでまとめると、
難関大ほど日本史は世界史より
難しくなりがちだけど
日本史的な細かい覚え方が好き
という人、どうしても必要な人は
アリだということになります。
まとめ
日本史と世界史、両方とも
「表を作って整理する」のは同じ
なんですけど、
要はそれが大まかなのか細かいとこなのか
という違いがあるのです。
その違いを踏まえたうえで、
自分がどっちの覚え方が好きか、
あるいは志望校に行くために
どちらがより必要かを考えて
選んでみましょう!
また、すでに選択したよって人は
今回紹介した覚え方の違いを踏まえて
勉強の仕方を見直してみましょう!
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