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「世界史の漫画を読んだら大学受験にも役に立つ?」「読むとしたら、何かおすすめない?」
あなたは今このように思っていませんか?
今回は、「世界史の漫画」について詳しく説明していきます。
この記事を読めば、世界史の漫画を勉強に活用できるのか?、活用するとしてどのように読めば良いのか?、が完璧にわかります。
記事は2~3分で読み終わります。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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世界史の漫画は勉強の役に立つのか?
答えは、ズバリYESです
あとから詳しくメリット・デメリットを紹介していきますが、間違いなく世界史の漫画は通史理解に役立ちます。実は、世界史は日本史よりも流れがつかみにくいと言われています。その理由として、日本史が日本の歴史をただ垂直に扱うのに対して、世界史は垂直に扱いながらも時に水平方向へ動くからです。つまり、様々な地域を行ったり来たりするため、余計にわかりにくいのです。
そして、そんな世界史をわかりやすいものにするのが漫画です。ただ、漫画を読んでストーリーを理解しておくだけで、その後の通史理解のしやすさが何倍にもなります。また、予めに読まないとしても、授業後に分からなかったところだけ漫画で読むというのもおすすめです。
結局重要なのは、最終的に内容を完全に理解することなので、漫画もその手段の一つとして使っていければ良いです。
漫画で世界史を学習するメリットとは?
それでは、世界史を教科書ではなく漫画で学習することには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
読み進めやすい
先ほど述べたこととも関連しますが、漫画のメリットは、シンプルに読み進めやすい、というところにあります。
山川の世界史の教科書や市販の参考書と比較してみてください。教科書はところどころに地図や写真が挿入されているものの、無味乾燥したな本文が続きます。普通の人なら、5分も読み続けて入れば飽きてしまいそうですし、文体も硬く、いきなり教科書を読んでも何をいっているのかさっぱりわかりません。
一方で漫画の場合、言うまでもなくイラスト中心の構成になっており、セリフや時代背景としてところどころに文章が書かれています。字が中心の教科書・参考書とは真逆の物になっており、読み進めやすいことは間違い無いでしょう。
とっかかりやすい
また、勉強することに置いて最大の障害となるのは「勉強し始める」時です。多くの人が感じていると思いますが、勉強は一度始めてしまえば、意外にも集中力が続くものです。
しかし、その「始める」ということが、非常に大きな苦痛になっているのです。特に、世界史ではカタカナばかりで読みづらく、そもそも全く興味がわきもしない、という人が山のようにいるはずです。じっさい、筆者もあえて教科書を読もうなどと考えたことがありませんでした。
このような通常の教科書や参考書に比べて漫画はどうでしょうか?漫画の場合、容易に「勉強し始める」ことができます。また漫画を読み飽きるということもそうそう起こらないため、長時間か読み続けることもできます(スマホを触らなければ)。このようにして教科書では苦痛となるはずの、通史もあっという間に読み切ることができるという点が、まんがの最大の特徴となります。
勉強している感じがしない
また、漫画は「読む」ものであり「勉強する」ものではないですよね?つまり、そもそも世界の歴史であろうが、漫画を読んでいる限り、勉強しているという感覚にならないのです。
「教科書」、「参考書」と聞いただけで頭が勉強の方に向かって、嫌な感情が出てくる人でも、「漫画」であるならば娯楽的なイメージで読み始めることができるはずです。
証拠と言っては言い過ぎですが、小学生の頃、図書室で日本や世界の偉人の漫画を読んだ記憶はありませんか?あの偉人の漫画で紹介されていた少々ニッチそうな人物も、世界史の教科書にはよく出てきています。
この時、自分は勉強していると思いながら、読んでいたでしょうか?そんなことは無いですよな。このように漫画だと、勉強しているという感覚を持たずに通史を把握していくことができるのです。
イラストと結びつけることができる
そして、漫画特有のメリットとして、内容をイラスト関連させることができる、と言う点が挙げられます。「世界史を勉強するときには、地図や写真をうまく活用して覚えよ」とよく言われますが、漫画はイラストの宝庫です。つまり、内容と結びつけられるイラスト・漫画が無限にあるのです。
したがって、漫画を読んだ後に教科書や参考書を読んだとき「ああ、そういえば変な絵が載っていたところだ!」といった感じで、内容をすくうことができるのです。
デメリットもあるの?
一方で、漫画で世界史を読むことにはデメリット・良くない点もあります。
事象の羅列になりやすい
まず、歴史の通史系漫画の場合、事象の羅列になりやすい、と言うことが挙げられます。
つまり、日本史や世界史の通史学習で最も重要な「因果関係」という部分がしばしば抜けやすくなっています。これは、「読みやすさ」と相反しかねないおため、しょうがありませんが、きちんと教科書的な勉強をする際にやり直す必要があります。特に世界史はあっちやこっちやに行ったり来たりになるので、時代の切れ目が扱いづらくなります。
ただし、さきほど述べてことに類似しますが、因果関係や抽象的な変化の説明の部分が少し弱い一方で、事件や人物の内容自体については豊富な描写が行われています。日本史を勉強するにはまず、事件や人物の具体的な内容を覚える必要があるため、漫画はこの点において優れています。
漫画を読むだけでは、勉強をしたことにならない
そして言うまでもないと思いますが、世界史の漫画を何周読み込んだとしても、記述式のテストはできません。マークでも怪しいところです。そもそも漫画の描写だけでは、全く教科書の記述量に足りません。いずれにしても、最終的にはきちんと教科書や参考書・問題集に帰って勉強する必要があります。
結論
しかし、上記の点はこれはデメリットというよりも当然のことですよね。さすがに、漫画を読むだけでテスト100点取れてしまうのならば、皆そうしています。そうではなく、漫画を読むことはあくまでも、
「世界史への抵抗をなくす・通史を理解する」
ことにあります。
したがって、世界史が嫌いな人・初めて勉強する人は漫画を読んで、世界史の感覚を掴んでみてください。「抵抗をなくす・通史を理解する・感覚を掴む」などという弱々しい表現をしていますが、漫画を読んだ後に参考書を読んだり、問題集を解くのは効果抜群です。
おすすめの世界史漫画
それでは、世界史の漫画は具体的にどのようなものが出版されているのでしょうか?実は、世界史の漫画は、日本史の漫画ほど多くの数が出ていません。おそらく、日本史の漫画のように小・中学生が読む可能性が非常に低いため、各社ともに日本史ほど力を入れていないのではないことが考えられます。
しかし逆に出版している会社はしっかり注力したものを作り上げているので、どれも遜色ないものとなっています。以下に、約20巻程度の世界史漫画を出版している会社ごとの特徴を掲載します。
出版社(巻数) | 特徴 |
小学館(17) | 教科書の山川が全面協力 ストーリが深い ×イスラム史の抜け |
学研(14) | 漫画の後に豊富な資料が添付されている |
集英社(22) | 最も歴史があり、流れがきちんとしている コラムも非常に充実 |
小学館の漫画は、山川が協力しているのが圧倒的な強みです。しかし、イスラム史の抜けが気になります。また学研は資料の充実さは素晴らしいですが、14巻とやや内容に物足りなさを感じます。
そこで、筆者のオススメは、集英社の「学習まんが世界の歴史」となります。コラムが充実しており、全22巻とボリューミーなことからも、内容の充実性が伺えます。
世界史の漫画の効果的な読み方
では、世界史の漫画を読む上で、効果的な読み方は存在するのでしょうか?具体的にこれ!と言われるものはありませんが、筆者が高校時代(高1の夏休み頃)に実践していた方法を紹介します。その方法は以下のようなものです。
- 1日で全巻読破
- 5日に分けてまんが→教科書の年表の順で勉強する
- 1日で全巻読破
というものです。この1〜3を1週間でやりきります。そして、1〜3を1セットにして2ヶ月で4セット読みます。僕は文系で世界史が好きな方だったので、夏休みの間にこの方法で先取り学習的なものをしました。
その結果9月からの世界史理解が、かなり楽になりました。ただし、細かい人名や事件名まで完全に覚えることはできなかったので、いずれにしても問題集を解いて勉強する必要がありました。
まとめ
いかがだったでしょうか?漫画を読んで入れば細かい暗記までできてしまうなんてことはありませんが、漫画を読むことは勉強のとっかかりには大いに重要な役割を果たします。
そして漫画を読みおおよその流れを掴んだ後で、教科書や問題集を使った勉強を行うことで、通史の理解はかなり容易になると思います。ぜひ漫画を活用してみてください。
あなたが望む結果を手に入れられることを願っています。
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