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「赤本と青本と黒本の違いって何?」
「どの過去問集を買えばいいの?」
こんなことを思っていませんか?こんな疑問に答えます!
この記事では赤本と青本と黒本の違いを現役東大生がわかりやすく解説していきます!
赤本・青本・黒本それぞれのメリットやデメリットなども解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
この記事は3〜4分で読み終わります。この記事が受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。
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赤本・青本・黒本の違いとは?
まずは赤本・青本・黒本の違いを見るために、それぞれのメリットやデメリットを解説していきます。
赤本の特徴・メリット・デメリット
シンプルに赤本と言っても、
- センターシリーズ
- 大学入試シリーズ
- 難関校過去問シリーズ
と幅広く売られています。
赤本のメリット
- 全国の大学を網羅
- 入手しやすい
- 過去問の年度数が多い
赤本の1つ目のメリットとして、日本全国のほとんどの大学の過去問を出版してくれています。
マイナーな大学だから過去問が見つからないという心配もそんなにする必要はありません。
2つ目のメリットは、多くの書店が赤本を取り扱っており、持っている人の数も多いので中古や新品の赤本を入手しやすいことです。
書き込みがされてなければ中古の赤本でも十分だと思いますので、メルカリなどで探してみるのもいいですね。
3つ目のメリットとしては、掲載されている過去問の年度数が多いということです。その大学の試験の形式に慣れるためにたくさん過去問をやることは、大学受験にはかかせませんので。
赤本のデメリット
赤本のデメリットとして挙げられるのは、解説があまり詳しくないということです。
特に数学の過去問では、計算過程が省略されていてどうしてそうなるのかわからなくなることもあります。
また多くの大学の過去問を出版しているため、誰が解説を書いているのかも定かではなく、解説の根拠として足りていない問題にあたることもあったりします。
青本の特徴・メリット・デメリット
赤本はよく本屋で見かけるので過去問といえば赤本というイメージがあるかもしれませんが、それでは青本は何なのでしょうか。
青本は有名予備校である駿台が出版している過去問集であり、そのため収録されているものは同じです。
しかし、大きな特徴として過去問の解説を駿台の人気講師が書いているんです!
駿台に通っていなくても過去問の解説が聴けるのと同じなので良いですよね。
青本のメリット
青本のメリットは先ほども述べたように、駿台講師による詳しい解説が載っていることです。
いつも生徒に教えている受験専門の予備校の先生が問題の解き方だけでなく、ポイントや対策なども書いてあるため、過去問でしっかりと学習することが可能です。
筆者も1人で過去問をしっかり対策する際にはとっても役に立ったことを覚えています。
青本のデメリット
- 値段が少し高い
- 難関大学しか出版されていない
- 年度数が少ない
1つ目のデメリットとしては、駿台が出版しているために1冊の料金が少し高いということです。
これは正直仕方がないことですよね。
受験する全ての大学の青本を購入していたら高くなるので、第一志望の大学だけ青本を買うのでもいいと思います。
2つ目のデメリットとしては、青本は国立私立問わず難関大学の過去問しか出版されていません。
駿台の講師が全ての大学の過去問の解説を書くことは、やっぱり難しいですよね。
そのかわり解説が本当に必要な難問には、しっかりと解説がのっているので安心です。
最後の青本のデメリットは、収録されている過去問の年度数が少ないということです。
これも2つ目と同じ理由だとは思いますが、2年や3年分しかのっていないこともあります。
過去問に関しては2〜3年だけでは足りないため、ボリュームという点においては少し欠けていると思います。
黒本の特徴・メリット・デメリット
黒本とは、大手予備校の河合塾が出版しているセンター試験の過去問集のことです。
正式には「大学入試センター試験過去問レビュー」とも言います。
河合塾が出している過去問集はこれ以外にも「河合塾入試攻略問題集」や「河合塾マーク式基礎問題集」などがあります。
メリット
大手予備校の過去問集ということもあって解説が非常に丁寧に書かれており、理解しやすいです。
また、黒本ではセンター追試験の過去問まで網羅しています。追試まで載っている過去問集は少ないのではないでしょうか。
筆者も実際に使っていたのですが、解説もわかりやすくて使いやすかったので、センター試験の過去問には個人的に黒本がおすすめです。
デメリット
黒本は、赤本や青本と比べて知名度が劣ることから、小さな書店では売っていないこともあります。
ただ、大きな書店に行けば売っていますので、黒本を使いたい方は大きな書店で探してみるかネットで注文してみてください。
赤本・青本・黒本の違いまとめ
3種類の過去問集について解説してきましたが、まとめておくと以下です。
- 赤本は全国のほとんどの大学の過去問を出版しているが、青本は難関大学の過去問しか出版していない。黒本はセンター過去問が主
- 赤本や黒本に比べ、青本の収録している年度数は圧倒的に少ない
- 赤本は解説が少ないが、青本・黒本は解説がしっかりしている
赤本と青本と黒本のどれを買えばいい?
結局どの色の過去問集をを買えばいいのかわからないという方もいると思いますが、それは大学によって変わってきます。
第一志望の大学を対策するなら、赤本と青本の両方の過去問を買うべきだと思います。
筆者は、青本で詳しい解説を見ながら近年の過去問の対策をしっかりとたて、その大学の入試になれるために赤本で古い過去問を解いていました。
滑り止めの大学の過去問対策で、あまり時間が取れないなら青本で近年の過去問の対策をしっかりとするもよし、何年分も解きたいなら赤本を選ぶのもいいと思います。
東大や京大、一橋などの難関大学では、青本にのっている詳しい解説が本当に必要となってくると思うので、上手に2つの過去問集を使ってみてください!
センター試験に関しては赤本と黒本のどちらを使っても構いません!
実際に手に取ってみて自分にあう方を選んでみてください。
筆者としては、追試まで網羅されていて解説も詳しく載っている黒本をオススメしたいと思います!
過去問を使う時期について
ここまでで赤本・青本・黒本の違いやメリット・デメリットを説明してきました。
では、それぞれの過去問はいつ頃から使い始めればいいのでしょうか?
まず、センター試験の過去問ですが、これは高3の9月以降に始めれば全く問題ありません。
最初のうちは少しずつで良いですが、慣れていきたら1日に全教科の1年分の過去問をといてみましょう。
本番と同様な形式でやることが重要です。
次に二次試験の過去問ですが、これも基礎が完全に定着しきった高3の9月以降を目安に始めましょう。
「それじゃ遅いんじゃないの?」
と思う人もいると思いますが、基礎がしっかりしていない状態で二次試験の過去問をといてもなんの効果もありません。
焦る気持ちを落ち着かせ夏まではしっかりと基礎固めをしましょう。
「過去問(赤本)はいつからやる?使い方をセンター・二次試験別に東大生が解説!」
この記事で過去問にはいつから着手すればいいかを詳しく解説しています。
赤本と青本を使いこなして過去問対策をしよう!
今回は赤本と青本の違い、そして黒本について解説してきました。
どっちもメリットありデメリットありだったので、両方を上手に使い分けてしっかりと過去問対策をしてください。
それでは皆さんが第一志望の大学に見事合格することを祈っています。
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