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4リスニング
まずは、センターレベルのリスニングを解けるようにしましょう。
センターリスニングがほぼ解けるようになった人は
『灘高キムタツの東大リスニング(木村達也/アルク)』
シリーズに取り組むと良いでしょう。
BASICからSUPERまで三冊が出版されています。
BASICからすでにセンターレベルを大きく超える難易度に設定されているので、最初は歯が立たなくても落ち込む必要はありません。
毎日少しずつ、何回も取り組んでいけば、だんだんとできるようになります。
ただし、リスニング力が完全に「耳の慣れ」と考えるのは間違いです。
むしろ、リスニング力とは単語力、もっと言えばいかに正確な発音イメージで単語を覚えているかに比例してきます。
また、日頃から音読を勉強に取り入れている人は、英文の構造を感覚として理解しているため、次にどんな語が来るのかを予測しながら聞くことができ、概してリスニングが強いです。
試験本番では、必ず音声が流れる前に設問文を読むようにしましょう。
こうすることで何について語られるのかをある程度予想しながら聞くことができるようになり、大変有利です。
ただし、センター試験のように問題を開いてすぐに放送が始まる試験や、東京大学のように英語の試験の一部として試験時間の途中から放送が始まる場合もあります。
プランニングも勝負のうちですから、過去問演習のうちからルーティンを作っておいて本番に備えましょう。
もう一つのコツとして、時刻や数量、日時などはしっかり聞き取るようにしましょう。
特に桁数の多い数などは瞬発的に意味を取るのが難しいので、日頃から意識して練習するようにすると良いでしょう。
5英作文
英語の勉強は基本自力でどんどんやっていけるものですが、英作文だけは別です。
作文は語数が増えれば増えるほどスペルミスや文法ミスが多くなりますが、それはなかなか自分では気づけないものですし、より英語らしい表現や適切な言い方、単語の選び方といったことは添削してもらうことでしかわかりません。
ですから英作文は学校の先生などから添削を受けて勉強しましょう。
英作文の勉強は高校2年生の秋頃から始められれば良いです。
5-1例文暗記
英作対策として最も基本となるのは、例文暗記です。
『ドラゴン・イングリッシュ基本例文100(竹岡ひろのぶ/講談社)』や
『英作文基本300選—英語的発想の日本語をヒントにして覚える(飯田康夫/駿台文庫)』
といった参考書がオススメです。
何冊も手を出すのではなく、一冊に集中して完璧にしましょう。
参考書の例文がスラスラ出てくる状態が理想です。
5-2和文英作問題
難関大の入試問題になってくると、英訳すべき日本語自体が難解だったりこなれた日本語だったりして訳しづらいことが多いです。
そうした場合、そのままでは英訳しづらい日本語を自分がストックしている表現で英訳できるように読み替えてから英作する必要があります。
こうしたいわば「和文和訳」の能力は、例えば新聞を読んでその文章を簡単な日本語に言い換えてみるなど、日頃の生活の中で意識していくと良いでしょう。
5-3自由英作文
自由英作文については、の最大のポイントは、「いい英文」ではなく「間違いのない英文」を書くことです。
自分の経験や考えを正直に英語で書こうとした結果、難しくてミスを重ねた、という失敗がよくあります。
採点者はあなたのことを知らないわけですから、単語や文法、語数など、色々な条件を考えて一番書きやすい内容を「でっち上げ」ていいのです。
設問に対し最低限の題意を抑えた上で、単語や文法にミスのない安全な文章を書きましょう。
題意の傾向を把握することも含めると、自由英作文の対策には過去問を解くのが一番適しています。
与えられたテーマに対してできるだけ短時間で書きやすい内容を「でっち上げる」訓練を繰り返していきましょう。
まとめ
以上、受験英語の勉強のポイントについて0~5まで6つのパートに分けて説明してきました。
・英語勉強の本質はとにかく「覚える」こと
・単語を制するものが英語を制する
・中学レベルの文法事項を完璧に
・英文解釈はスピード勝負
・英文を英文のまま読み英語で理解する
・リスニング対策は、正確な発音イメージで単語を覚える
・リスニングの試験では、音声が流れる前に設問文を読む
・例文暗記、和文和訳、でっち上げ
など上記に挙げた点がこの記事のポイントだったのかなと思います。
英語の実力を伸ばすには時間がかかる一方、一旦実力がつくと安定して高得点が取れるようになります。
本記事で消化した勉強法を参考に、地道な積み重ねを継続していって下さい。
また、本サークルでは、記事の内容をさらに深く掘り下げた公式冊子を通販限定で販売しております。
そちらも合わせてご参考下さい。
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