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「浪人生の1日の勉強時間は?」「浪人生は1日10時間勉強ってほんと?」
あなたも今、こんなことを考えていませんか?
この記事では浪人生の1日の勉強時間をテーマに解説していきます。
初、夏、秋、入試前と、時期別の目安の1日の勉強時間も解説しているので、
これを読めば、浪人生は1日の勉強時間がわかって、スケジュールを立てることができます!
記事は2~3分で読み終わります。少しでも浪人生の皆さんのお役に立てれば幸いです。
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浪人生の平均勉強時間は?
浪人生の1日の平均の勉強時間は10時間とも言われています。
筆者が浪人していた時を思い返しても、予備校に通っていた時間も含めると1日7~10時間くらいは頭を動かしていたかなと思うので、この1日の勉強時間10時間というのはあながち間違いではないでしょう。
実際、朝8時に起きて夜12時に寝るとすると、活動時間は16時間になります。そのうちの7~10時間となると、活動時間の5~6割くらいを勉強に費やせばOKということです。反対に考えてみると、1日6時間以上は勉強以外のことをしてもよいとなるので、それほど1日10時間というハードルは高いわけではありません。
時期別の浪人生の1日の勉強時間
しかし、すぐに結果を求めて慌てて、浪人の春先から1日10時間も勉強していてはいずれモチベーションがダウンします。
大事なのは目標を掲げたら、毎日10時間努力するのではなく、いかにしてそれを継続的に努力や成果を積み重ねていけるかを考えることが大切なのです。
つまり、浪人生は
- 現状の実力
- 時期
を考慮して、今何をすべきかを考えていくべきなのです。あくまで勉強時間は1つの目安として考えておいてください。
- 春・・・1日4~6時間
- 夏・・・1日7~10時間
- 秋・・・1日7~10時間
- センター前・・・24時間
春
春は1日4~6時間くらいが目安です。
「いや、もっと勉強できる時間あるじゃん」
と思われるかもしれませんが、多くの浪人生がそこまで本気で勉強する気持ちになれません。なので、継続して勉強することだけは忘れずに、ストレスにならない程度に他の遊びもしましょう。
実際筆者は合格まであと8点だったので、正直「もう少し勉強したらいけるだろ」みたいな余裕(油断)がありました。予備校もそんなに本格的に受験対策はしていなかったので、適度に遊びながら勉強をしていました。
夏休み
目安としては、1日7~10時間でしょう。
夏休みとなると、高校3年生の現役の人たちも勉強をスタートしますから、あまり浪人生としてものんびり構えていてはいつの間にか追い抜かれてしまいます。
明らかに夏休みスタートの段階だと、浪人生の方が知識は多く持っているのは間違いないですから、追いつかれないように高3生と同じ時間、質の勉強をしていたら負けることはありません。
秋
変わらず1日7~10時間です。
過去問演習などが春休みからあったりと、現役生とは全然違う受験生活をする浪人生ですが、秋からはその過去問演習により力を入れていきましょう。勉強する時間の7割以上は問題演習に割いてもいいのではと思います。
現役生同様、モチベーションがなくなったりしがちな秋ですが、変わらず継続して勉強していきたいところ。
センター前
センター前は【四六時中】ですね。
東大BKKでは、センター試験前に勉強できない受験生は「ヤバイ」という主張を一貫してやっています。現役生も浪人生も関係なく、この時期は死ぬ気で勉強しましょう。
あなたにとってオススメの勉強時間は?
ここからはめちゃくちゃ本質的なことを語ります。
成績を伸ばす、点数を上げるのに必要なのは
- 勉強時間の長さ
- 勉強時間の質
の掛け算です。
どちらかだけが高い水準でも片方が低いものであれば、全体で見ると低くなってきます。
この視点をもって考えてみると、勉強時間を伸ばすことだけ考えていては本質的な成績アップに繋がらない可能性があります。
では、その掛け算を最大化するにはどうしたらいいか。
それはズバリ、「毎日高い集中を維持できる勉強時間のみ勉強する」という結論に至ります。これは冒頭に説明したことと同じです。
なぜこの結論になるかというと、勉強時間と勉強の質のうち、人為的にいじることのできるのは勉強時間だからです。
勉強の質というのは長時間やっているとどうしても落ちてくるもので、そこからの復活は難しいということです。
なので、質が低くならないまで勉強しようという結論に至ります。
浪人生の1日のスケジュール【理想と現実】
「毎日高い集中を維持できる勉強時間のみ勉強する」
などと、抽象的なことを書きましたが、
「具体的な勉強時間の目安をくれ!!」
と思っている人が多いと思います。
筆者の体験を基にしたものですが、浪人生の1日のスケジュールの目安を紹介していきます。
予備校のある日
- 7:30起床
- 9:00~講義
- 13:00~昼食
- 14:00~講義
- 17:00~休憩
- 18:00~自習室で勉強
- 21:00~帰宅&リラックス
- 24:00就寝
予備校のある日は強制的に勉強時間が確保されるので、上記のようなタイムスケジュールで勉強していました。
合計するとおよそ9時間ですが、浪人前半期は
- 自習室で勉強せずに友達と遊びに行っていた
- つまらない講義(とくに数学)はサボったりしていた
ということもあって、9時間勉強した日はありません。
夏休み以降はモードが変わって、上記のスケジュールで規則正しく生活できていましたが、4~7月あたりはそうでもありませんでした。
予備校のない日
- 9:00起床
- 10:00~勉強@カフェ
- 12:00~昼食
- 13:00~予備校の自習室
- 18:00~帰宅&リラックス
- 22:00~少しだけ勉強
- 24:00就寝
浪人前半期は主に上記のタイムスケジュールで生活していました。
最寄りにスタバがあったので、午前はそこでカフェミストを飲みながら勉強していました。
これで合計7~8時間くらいの勉強時間です。
夏休み以降は予備校から帰宅する時間を20:00くらいにして勉強時間を増やしていました。
浪人生はメンタルが不安定でモチベーションが下がりやすい
「1日9時間勉強は難しくない」
と言いましたが、浪人生は現役生以上に急にやる気がなくなったりしがちです。
というのも周りの同世代を見れば、大学生活を謳歌している人ばかりで、自己嫌悪に陥ったり、
予備校の高額な費用を払っている親への申し訳なさ、今度こそ落ちられないというプレッシャーを、ひとたび気にすると、メンタルが不安定になってモチベーションが下がりがちです。
が、モチベーションが落ちて、突然焦ったり不安になったりする必要はありません。
「やる気が起こらない時期は多くの浪人生にあることだし、ちょっとずつでいいから勉強する習慣だけは忘れないようにしよう」
これくらいの気楽な精神でいるのがコツだと筆者は思います。
浪人生が継続して長時間勉強する方法
さあ、では皆さんが気になるであろう、長時間かつ高い質で勉強する方法ですが、2つポイントがあると筆者は考えます。
それは
- 勉強時間の固定化
- 適度に休む
の2点です。
勉強時間の固定化
勉強する時間帯を固定化すること、これに尽きます。
どういうことかというと、「朝の予備校までの電車の時間帯は鉄壁の単語を30個確認する」というように決められた時間に決められたことをすることを心がけましょう。
ルーティン化してしまえば、「今日は何をしようかな・・・」と考える時間がなくなるので、勉強を始めるまでが簡単になります。
適度に休む
休憩を適度にして高い集中を継続させましょう。
48分やって12分休むといった1時間勉強法など、やり方には色々あると思います。
どのくらいの時間勉強してどれくらい休むのかについてですが、浪人生ともなると問題演習にかける時間がどうしても長くなるので、さきほどの1時間勉強法は通用しない人が多いでしょう。
その都度、自分の集中力と相談しながら適度に休憩するのがオススメです。
東大生筆者の浪人時代の勉強時間
筆者は冒頭で紹介したように、東大まであと数点で落ちた東大受験生でした。
もちろん落ちた時は悔しいのですが、いざ浪人生活が始まると、
「いや、俺8点差だし、さすがに1年あれば受かるよな・・?」
みたいな感じの気持ちになったのを覚えています。実際春はそんなに勉強しませんでした(もちろん0ではありませんが)。
実際に勉強を本格的に始めたのは夏休み中盤くらいからです。1日9時間スタイルもこの時期からでした。
一口に浪人生といっても、合格まで数点だった人から、数十点だった人まで幅は広いです。筆者は数点差で落ちたタイプだったので、このような勉強生活になりましたが、これを鵜呑みにしてはいけない人もたくさんいると思います。
結構大差で落ちた人は、4月からもガンガン勉強するべきだし、1日9時間でも足りないかもしれません。最終的には自分と相談して、適切な勉強時間・質を見つけてください。
ゴールまでの道は人それぞれです。
【結論】浪人生の最適な勉強時間
いろいろな所に話が逸れたりしたので、最後にもう一度、本題である、「浪人生の勉強時間」について再喝しておきます。
結論、もっとも浪人生が意識すべきことは毎日継続して勉強することであり、最適な勉強時間はあなたの実力と時期によって変わるということです。
今回の記事では目安として、
- 春・・・1日4~6時間
- 夏・・・1日7~10時間
- 秋・・・1日7~10時間
- センター前・・・24時間
というのを紹介しましたが、あなたが現役時代にわずか数点差で落ちた優秀な生徒なら、春は1日2~3時間でも問題ないでしょう。
なので、受験という1年続く長期戦を見据えて、継続的に努力・成果を積むことができる時間を、皆さん1人1人が考えましょう。
浪人を楽しむ
最後に少しだけ、語らせてください。笑。
筆者は東大生になった今となっては、浪人時代は楽しかった1年だったなと感じます。
基本的に人間は過去を美化しがちで、
例えば「ああ、高校生のときは何も世界を知らないでただ学校に行って、勉強していればよかったね」と大学生はいいがちだし、
「大学4年間が人生で一番楽しかった」と言う社会人もいっぱいいます。
たしかに筆者もその類で、浪人時代は浪人時代でしんどかったのに、美化しているだけかもしれません。
が、
そのようなバイアスを抜きにしても浪人生活の1年間は自分にとって楽しいものでした。「楽しい」といっても単純な快楽があったわけではなく、自己を見つめ直すことができたという意味での楽しさです。
あまり長々と筆者のことは語るつもりはないのですが笑、少々。
浪人当初は「さすがに一年ありゃ受かる。8点差くらい埋まる」という気持ちでした(本当です)。ただ東大に入った知り合いなどに話したりしていると、「なぜ自分が落ちたのか」「たまたま落ちたのか」などを考える機会が増えて、それはやはり本質的には自分の甘さが原因で不合格になったのだと考えを改めるようになりました。
と、結局何を話したいのか分からない人になっていますが、要は、筆者にとっての浪人生活は「自己との対話ができた1年間」でした。これは非常に「楽しい」経験です。
息抜きとして遊ぶという意味ではなく、そうした自己との対話も含めて浪人生の皆さんには浪人生活を楽しんでくれたらなと思います。
勉強時間をうまくコントロールして浪人を楽しもう!
今回は浪人生の勉強時間をテーマに解説してきました。
目安の時間帯などを紹介しましたが、本当に「目安」でしかありません。
あなたにあった勉強時間。質を見つけて、浪人生活をぜひ実りあるものにしてくれればと思います!
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