皆さんこんにちは、東大BKKです。
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「東大国語って文章は読めるけど、いざ書くとなると難しいんだよな・・・」「東大入試1日目は合否を分ける数学があるから、それに向けて穏やかに国語は終えたいよなあ」
こんな悩み、疑問に答えます。
東大国語は二次試験の最初の科目です。ここをどう乗り越えるかが数学、さらには2日目の社会/理科、そして英語にも影響します。
今回は現役東大生が、東大国語を失敗することなく乗り越えるためのノウハウを教えます!
国語全体を通しての、勉強法から現古漢それぞれの具体的な勉強法もまとめてあるので、これで東大国語対策はバッチリです!記事は3分で読み終わります。この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
(東大対策については「【受験生必見】東大入試対策をセンターから二次まで東大生が完全解説!」で今回の内容含め、センターから二次試験、参考書、模試まで完全解説しています!)
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東大国語の配点
東大国語は二次試験1日目の最初の科目です。つまり毎年2/25日に行われています。
東大受験生はセンターを模試感覚で受験している人が多いので、この東大国語ではガチガチに緊張している人がいます。
(受験会場であなたの近くにもいるかもしれません笑)
ちなみに入試1日目は合否を大きく左右する数学もあります。
穏やかなメンタルで数学に挑むためにも、この初陣である国語の失敗は許されません。
本題にもどりまして、そんな東大国語の配点はこちら。
予想配点 | 文系 | 理系 |
第1問(現代文) | 40点 | 40点 |
第2問(古文) | 30点 | 20点 |
第3問(漢文) | 30点 | 20点 |
第4問(随筆) | 20点 | なし |
東大が公式に発表したものではないです。
しかし、各種予備校の模試は基本この配点に沿っておりおそらくこの配点が正しいと思って大丈夫です。
平均点からみる、東大国語の目標点
英語、数学に比べて東大国語は差がつく科目ではありません。
東大受験生は感覚で分かると思いますが、そうでない人のためにデータを一度見てみましょう。
文系国語の合格者平均点を見てみましょう。2014年が57点、2013年が73点ですね。
続いてこちらは不合格者の平均点です。
2014年が47点、2013年が63点です。
つまり、合格者不合格者の平均点の差が10/120点ということになります。
文系数学は合格者不合格者の平均点の差は17/80点です。ここからも数学の方が差がつきやすいことが分かります。
このデータから分析するに、以下の2つのどちらかの目標点を狙いましょう。
- 国語が苦手・・・60/120点、30/80点
- 国語が得意・・・75/120点、40/80点
国語が苦手な人は、ライバルと差をつけられない程度の点数を取ることが最優先です。
戦略としては、【古典で稼ぐ】のがベストです。
国語が得意な人の点数設定は少し低めです。というのも、さきほどデータからも点数の差がつきにくいと分かったからです。
国語で勝負を決めることはほぼ不可能に近いです。数学と英語の点数を安定させたほうが全体の合格可能性は上がります。
東大国語のオススメ時間配分
- 文系・・・150分
- 理系・・・100分
↑国語の試験時間です。
それぞれの時間配分ですが、目安は下記の表。
時間配分目安表 | 文系 | 理系 |
第1問 | 60分 | 55分 |
第2問 | 30分 | 20分 |
第3問 | 25分 | 15分 |
第4問 | 20分 | なし |
見直し | 15分 | 10分 |
東大国語は文系の人にとっては時間管理は簡単です。普通に解いていれば、10分は余ります。
しかし、理系の人は要注意。第4問と古文2問、漢文1問がないだけで50分もテスト時間が短くなっています。
現代文は沼にはまると無限に時間を消費します。「〇〇分までに終わらすぞ!」といった自分ルールを作っておくのがオススメ。
東大国語の近年の傾向
東大国語の近年の傾向ですが、難易度が特別難しくなったといったことはありません。
2016年の反知性主義の文章が批判されたり、2017年には源氏物語が出題されるなど、ちょっとした話題になることはありますが、王道の勉強をしておくことが一番の対策と言えます。
舐めてかかるな!理系東大受験生は東大国語対策をしっかりやろう
「え?そんなことないだろ!」
と思う人もいるかもしれませんが、東大理系受験生の国語に対するモチベーションはかなり低めです。
というのも、皆1日目にある理系数学をどう乗り越えるかで必死になっているのです。
「国語の勉強は後回し!!!」という人が多く、「国語は模試の1日前と直前期に過去問5年分だけやった」という流石に少なすぎるだろ、と感じてしまう人もいます。
だからこそ、この記事を読んでいるあなたは国語の対策をそれなりにやりましょう。
理系で国語が苦手な人は20点代を取ることはザラです。暗記と勉強量を積めば点数がのびる古典をしっかりやって40点以上取れれば、周りと差をつけられます。
東大国語の勉強法〜科目別で解くな!〜
最初は現古漢セットで解こう
文系理系の人に共通することで、どうしても分野別(現代文、古文、漢文)で過去問演習をしてしまいがちです。
現代文なら林先生の授業、古文漢文なら鉄緑会の東大古典過去問集があります。
個別に解くことも大事です。しかし過去問演習の1度目は文系なら150分、理系なら100分を測って解くことをオススメします。
理由はもちろん、本番の感覚になれるためです。
オススメの解く順番
基本的には、
- 漢文→古文→現代文→随筆
の順番がおすすめです。
簡単な漢文から解き始めることで、リラックスして入試のスタートをきることができます。
しかし、「どの問題から解くか」も個人によって好き嫌いがあります。
解く順番についても150、100分の過去問演習で自分にあうスタイルを見つける必要があります。
東大現代文の対策と勉強法
結論からいいますと、東大特進の林先生の講座を受講するのがベストです。
これまで無数の受験生がそうしています。
「【2018年】東大現代文の勉強法と参考書リストを紹介〜現役東大生が語る〜」でくわしい勉強方法や、「なぜ林先生の講座を受講するのがいいか」、東大模試との大きな違いなどを解説しています。
【2018年】東大現代文の勉強法と参考書リストを紹介〜現役東大生が語る〜
東大古文の対策と勉強法
東大古文は文章レベルだと、センター試験の問題と同じです。
なので、いかに減点されない記述をするかが大切になってきます。
しかし皆さん安心してください。東大現代文に林先生という王道ルートがあるように、東大古文にも王道ルートが存在します。
それが鉄緑会東大古典問題集です。
この過去問集をいかに上手く使えるかが東大古文の得点を左右します。
「【2018年版】東大古文の勉強法と参考書リスト〜現役東大生が解説(具体的な対策も)〜」で具体的な過去問のアプローチから近年の分野に対する勉強法まで解説しています。
【2018年版】東大古文の勉強法と参考書リスト〜現役東大生が解説(具体的な対策も)〜
東大漢文の対策と勉強法
ハッキリいって、東大漢文は簡単です。
センター試験と同レベルの難易度の文章に、同レベルの難易度の句法・句形。
勉強してみると、皆さんも
「こんなに簡単なのか!自分でも読めるし、解ける!!」
といった感動を覚えます。
東大漢文も王道の対策ルートがありまして、ズバリ【鉄緑会東大古典問題集】です。
「【2018年完全版】東大漢文の勉強法と参考書リスト〜過去問は簡単〜」で具体的な過去問へのアプローチから勉強法を解説しています。
【2018年完全版】東大漢文の勉強法と参考書リスト〜過去問は簡単〜
東大国語に使える!参考書まとめ
現代文
- 東大特進の教材
東大現代文の王道の勉強は東大特進で林修先生の授業を受講することです。
↑こんなやつです。
東大受験生なら、かなりお得に受講できるので、受けておいて損はありません。
(入会金と教材費以外は0円です(特待生に限る))
むしろ、受けないと損。
古文
- 鉄緑会の東大古典問題集
小さな街の書店にはおいていない可能性があります。
その場合はAmazonで購入するのがてっとり早いです。
【Amazonで鉄緑会東大古典問題集を見てみる】
(Amazonの紹介ページに飛びます)
漢文
- 鉄緑会の東大古典問題集
漢文も同じく、鉄緑会の過去問集が必携です。
他の参考書に比べると値段がかなり高いですが、親御さんと交渉して絶対に持っておきたい参考書です。
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代表的なものを1つずつ紹介しましたが、このほかのくわしい参考書については
「【2018年】東大現代文の勉強法と参考書リストを紹介〜現役東大生が語る〜」
「【2018年】東大古文の勉強法と参考書リスト〜現役東大生が解説(具体的な対策も)〜」
「【2018年完全版】東大漢文の勉強法と参考書リスト〜過去問は簡単〜」
をそれぞれ参照してください。
国語に限らない、東大志望の人向けの「東大志望向け参考書リスト【受験生必読】」もぜひ参考にしてみてください。
高1、2年生の東大国語対策
高1、2年生の人は東大国語対策としまして、学校の勉強を真面目に受けることをオススメします。
とくに古文漢文の授業は真面目にうけましょう。基本的な古文単語や句形・句法を暗記しておくことが東大国語を攻略するための第一歩です。定期テストなどを利用して、高3までに基本的な知識のストックを増やしておくだけで十分強くなれます。
また高1、2年生ならば国語よりも、英語と数学を勉強しておくことを強くオススメします。東大合格するための秘訣は英数がいかに強いかです。
二次試験直前期の東大国語対策
二次試験直前期で東大受験生がしておくべき東大国語対策は3つです。
- 全体を通して演習
- 解答に至るプロセスの確認
- 古文単語、漢文句形・句法の確認
全体を通して演習
これは本番の試験に慣れるためです。
150分、あるいは100分単位で問題を解くことで時間配分の確認や、難しい問題の対処法など最終的な確認をしておきましょう。
直近の過去問が数年残っていて、それを解くことができるのが理想的な状態です。
解答に至るプロセスの確認
これは既に解いた過去問でも大丈夫です。
なぜその解答に至るのか、というプロセスを確認して本番でもそのプロセスを自分の頭の中で再現できるようにしておきましょう。
古文単語、漢文句形・句法の確認
人間は数日やらなかったことはすぐ忘れます。
なので、直前期は毎日全ての科目に触れることが大切です。
古文単語、漢文句形・句法を電車の移動時間などの数分でいいので確認できる時間を毎日確保しましょう。
まとめ
東大国語は差がつきにくい科目なので、その分王道の対策だけは外せません。
これまで東大合格してきた先人の道を辿ってライバルに差をつけられないような点数を確保しましょう。
(もちろん高得点も可能です)
「【2018年】東大現代文の勉強法と参考書リストを紹介〜現役東大生が語る〜」
「【2018年】東大古文の勉強法と参考書リスト〜現役東大生が解説(具体的な対策も)〜」
「【2018年完全版】東大漢文の勉強法と参考書リスト〜過去問は簡単〜」
この記事がお役に立てれば幸いです。
東大対策については「【受験生必見】東大入試対策をセンターから二次まで東大生が完全解説!」で今回の内容含め、センターから二次試験、参考書、模試まで完全解説しています!
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