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「日本史を勉強するのに漫画を読むのって効果があるの?」
あなたは今このように思っていませんか?
今回は、「日本史の漫画」について詳しく説明していきます。
この記事を読めば、日本史の漫画を勉強に活用できるのか?、活用するとしてどのように読めば良いのか?、が完璧にわかります。
記事は2~3分で読み終わります。この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。
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ビリギャルも読んでいた!?漫画で日本史を読んでみよう
ビリギャルのお話。
数年前話題になったあの映画をみなさんは覚えているでしょうか。
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」、通称『ビリギャル』。この作中に出てくるさやかちゃんは、タイトルにある通り1年間で偏差値を40もあげて慶應大に合格しました。
初めて塾に行ったさやかちゃんが、聖徳太子のことを「せいとくたこ」と読んだシーンは何度もCMで流されていましたね(笑)。そして、そんなさやかちゃんが日本史を勉強し始める時、塾の坪田先生に言われてまず取り組んだのが、
日本史の漫画を読む
ことだったのです。
ではなぜ坪田先生は、日本史の漫画を読むようにと言ったのでしょうか?そこには、日本史を漫画で読むからこその得られるものがあるのです。
漫画で日本史を学習するメリットとは?
それでは、日本史を教科書ではなく漫画で学習することには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
読み進めやすい
日本史の漫画を読むことの最大のメリットは、読み進めやすいということがあげられます。
高校の日本史の教科書や参考書と比較してみてください。教科書はところどころに地図や写真が挿入されているものの、無機質な本文が続きます。慣れるまでは太字以外の重要な箇所もわかりませんし、何より読む気が全く起こりません。
一方で漫画の場合、言うまでもなくイラスト中心の構成になっており、セリフや時代背景としてところどころに文章が書かれています。字が中心の教科書・参考書とは真逆の物になっており、読み進めやすいことは間違い無いでしょう。
とっかかりやすい
また、勉強することに置いて最大の障害となるのは「勉強し始める」時です。多くの人が感じていると思いますが、勉強は一度始めてしまえば、案外集中力が続くものです。
しかし、その「始める」ということが、非常に大きな苦痛になっているのです。特に、日本史や世界史といった、興味が二分されるような教科だと、本当にやる気が起きない人は全く起こりません。
そのような通常の教科書や参考書に比べて漫画はどうでしょうか?漫画の場合、容易に「勉強し始める」ことができます。また漫画を読み飽きるということもそうそう起こらないため、長く読み続けることもできます。このようにして教科書では苦痛となるはずの、通史もあっという間に読み切ることができるという点が、まんがの最大の特徴となります。
勉強している感じがしない
また、漫画は「読む」ものであり「勉強する」ものではないですよね?つまり、そもそも日本の歴史であろうが、漫画を読んでいる限り、勉強しているという感覚にならないのです。
「教科書」、「参考書」と聞いただけで頭が勉強の方に向かって、嫌な感情が出てくる人でも、「漫画」であるならば娯楽的なイメージで読み始めることができるはずです。
証拠と言っては言い過ぎですが、小学生の頃、図書室で日本や世界の偉人の漫画を読んだ記憶はありませんか?あの偉人の漫画であれども、内容的には十分に高校レベルの世界史や日本史に出てくる事象を押さえています。
この時、自分は勉強していると思いながら、読んでいたでしょうか?そんなことは無いですよな。このように漫画だと、勉強しているという感覚を持たずに通史を把握していくことができるのです。
イラストと結びつけることができる
そして、漫画特有のメリットとして、内容をイラスト関連させることができる、と言う点が挙げられます。「日本史・世界史を勉強するときには、地図や写真をうまく活用して覚えよ」とよく言われますが、漫画はイラストの宝庫です。つまり、内容と結びつけられるものが無限にあるのです。
したがって、漫画を読んだ後に教科書や参考書を読んだとき「ああ、そういえば変なイラストが載っていたところだ!」といった感じで、内容をすくうことができるのです。
デメリットもあるの?
一方で、漫画で日本史を読むことにはデメリット・良くない点もあります。
事象の羅列になりやすい
まず、歴史の通史系漫画の場合、事象の羅列になりやすい、と言うことが挙げられます。
つまり、日本史や世界史の通史学習で最も重要な「因果関係」という部分がしばしば抜けやすくなっています。これは、「読みやすさ」と相反しかねないおため、しょうがありませんが、きちんと教科書的な勉強をする際にやり直す必要があります。
ただし、さきほど述べてことに類似しますが、因果関係や抽象的な変化の説明の部分が少し弱い一方で、事件や人物の内容自体については豊富な描写が行われています。日本史を勉強するにはまず、事件や人物の具体的な内容を覚える必要があるため、漫画はこの点において優れています。
漫画を読むだけでは、勉強をしたことにならない
そして言うまでもないと思いますが、日本史の漫画を何周読み込んだとしても、記述式のテストはできません。マークでも怪しいところです。そもそも漫画の描写だけでは、全く教科書の記述量に足りません。いずれにしても、最終的にはきちんと教科書や参考書・問題集に帰って勉強する必要があります。
結論
しかし、上記の点はこれはデメリットというよりも当然のことですよね。さすがに、漫画を読むだけでテスト100点取れてしまうのならば、皆そうしています。そうではなく、漫画を読むことはあくまでも、
「日本史への抵抗をなくす・通史を理解する」
ことにあります。
したがって、日本史が嫌いな人・初めて勉強する人は漫画を読んで触りの部分を掴んでみてください。「抵抗をなくす・通史を理解する・触りを掴む」などという弱々しい表現をしていますが、漫画を読んだ後に参考書を読んだり、問題集を解くのは効果抜群です。
日本史の有名な漫画は、「日本の歴史」
では、具体的にどのような漫画を読めば良いのでしょうか?日本史をテーマにしている漫画は、本当に小さい子向けから受験にも対応できるくらい内容の濃いものまで幅広く存在しています。
その中でもオススメは、全20巻近くある「日本の歴史」シリーズです。
そして、この「日本の歴史」は、小学館・集英社・KADOKAWA・学研から出ている4種のものが中心となります。
では、どれが良いのでしょうか?下の表でそれぞれの出版社の優れている点を紹介します。
出版社(巻数) | 優れている点 |
小学館(22巻) | より教科書に近い細かい内容まで含まれている 王道 ビリギャルも使っていた |
学研(14巻) | 資料がとても充実している 図録並みの資料 |
集英社(20巻) | 昭和+平成史で4冊分など、現代史がとても細かい 2016年に全面改訂 |
角川(20巻) | 他社よりもコンパクトサイズ 流れを重視している |
このようにそれぞれの出版社ごとに優れている点が異なります。
どの「日本の歴史」を読めばいいの?
それでは、どの「日本の歴史」を読めば良いのかということになりますが、筆者の独断と偏見でいうと、
小学館の「日本の歴史」
です。やはり、一番教科書に近い質・量の情報量が含まれている、という点が最大の理由です。漫画を読むにしても、いずれ教科書学習をしなければならないならば、より教科書に近く内容の充実したものが良いかなという感覚です。
ただし絵の好き嫌いなど各人の好みにもよるので、試し読みするなどして、フィーリングに合うものを選択すれば良いです。
効果的な読み方
では日本史の漫画を読む上で、効果的なやり方はあるのでしょうか?結論から言うと漫画を読むだけなら、集中してひたすら読んでください。「集中して」と言うとどこか堅苦しい感じがありますが、要は途中でスマホをいじったりせずに1冊単位で読み進めれば良いです。
そして、初めて日本史に取り組む人にオススメの方法は、
- 1日で全巻読破
- 3日に分けて全巻読破
- 5日に分けて全巻読破
というものです。この1〜3を2週間の間で行なってください。そして、読むスピードは1よりも2の方が、2よりも3の方がゆっくり・じっくりになるようにしてください。
このように徐々に読むスピードを落として、なるべく細部まで頭の中に残そうとすることが重要です。そしてこれを2週間という短期スパンで行うことによって、記憶が何層にも強化されます。
まとめ
いかがだったでしょうか?漫画といえども、勉強のとっかかりには大いに重要な役割を果たす、ということが伝わったでしょうか。もちろん、漫画でおおよその感覚を掴んだ後は、しっかりと教科書や問題集に取り組んで力をつけてくださいね。
あなたが望む結果を手に入れられることを願っています。
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