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「センター世界史の9割取れる勉強法を知りたい!」「センター世界史で高得点を取るために使えるおすすめの参考書や問題集は?」
この記事ではみなさんが感じているであろう、このような疑問に答えます。
この記事ではセンター世界史の勉強法をテーマに解説していきます。
試験の概要・出題傾向から勉強法やおすすめ参考書や問題集を徹底解説しているので、
これを読めばセンター世界史に関しては完璧です!
記事は3分で読み終わります。受験生の皆さんのお役に立てれば幸いです。
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センター世界史の概要
センター世界史、ほとんどの受験生が受験するのは正式にはセンター試験世界史Bになります。
簡単な特徴としては、
- 暗記が全て。その場で考える問題は少ない
- マーク式の問題で年号を直接問われるような問題は出題されない
- しかし、世紀がわからないと解くことの問題もある
- 単語集の鬼暗記で誰でも8割は取れる
という感じです。
地理に比べれば、勉強時間に比例して成績が上がっていく特徴があります。よく「3ヶ月でセンター8割とった」のような記事を見かけますが、世界史にこのような特徴があるゆえ可能なのです。
センター世界史の試験時間
センター世界史は他の社会の科目と同じ時間に、「社会」として試験が実施されます。
試験日はセンター試験の1日目で、文系だと9:30~11:40分、理系だと10:40~11:40分に実施されます。
センター世界史Bという観点だけで見ると、この試験時間60分というのは十分すぎる時間です。熟練した受験生ならセンター世界史Bは30分あれば終わるでしょうので、落ち着いて見直しをすることが出来ます。
センター世界史の平均点
センター世界史Bの2019年度の平均点は65.36点でした。
他の科目と比較してみると、
- 地理B・・・62.03
- 日本史B・・・63.54
- 倫理・政治経済・・・64.22
となります。
(出典;大学入試センター)
他の社会科目と比較しても、それほど変わりませんね。(3点差は誤差みたいなものです笑)
次にここ10年の世界史Bの平均点を見てみましょう。(小数第一位で四捨五入しています)
- 2010年・・・60点
- 2011年・・・61点
- 2012年・・・61点
- 2013年・・・62点
- 2014年・・・68点
- 2015年・・・66点
- 2016年・・・67点
- 2017年・・・65点
- 2018年・・・68点
- 2019年・・・65点
(出典;大学入試センター)
見事に60点台で収まっています。ここからもトータルの難易度などは特に10年間で変わっていないことなどが伺えます。
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センター世界史の出題分野と傾向
センター世界史の出題分野ですが、毎年大問が4問出題されます。世界史は日本史と異なり、時代ごとに出題されるといったことはありません。
世界史の場合、1つの大問につき特定のテーマに沿って、問題が出題されます。しかし、実際にはテーマに無関係な個々の設問が多いため、大問のテーマについて知らないと点数が取れないといったことは全くありません。
また2005年以降は、各大問につき9問の計36問で構成されています。
そして、傾向についてですが、やはり核たる政治史中心の出題になります。しかし、文化史や経済史もバランスよく出題されており、結局のところ教科書内容を全て押さえておく必要があります。
その中でも時間がないなら、政治史を一番に勉強するべきということです。
センター世界史の問題の種類と勉強法
それでは具体的に、センター世界史ではどのような問題がでるのか見ていきましょう。
センター世界史1. 年代問題
センター世界史では出来事の年代をそのまま質問されることはありませんが、出来事の起きた順番に並び替えるような問題が出されます。
2019年では冷戦の出来事について古いものから並び替えなさい、という問題が出ました。
年代問題への対策や勉強法としては、まずおおまかな出来事の流れを理解してしまうというのが重要です。
どうしてその出来事が生じたのが一連の流れで覚えたほうが、東大の二次試験でも使えて一石二鳥です。
筆者は年号を語呂合わせで覚えられる参考書も使っていましたよ。
センター世界史2. 正誤判定問題
もっともよく出題されるのが、4つの選択肢の中から正しいもの・間違っているものを選ばせる正誤判定問題です。
いろんなパターンで出してきますが、どこか内容が違っていたりするので、注意深く確認していってください。
他にも、2つの文章が正しいか間違っているか両方とも選択させる問題もあり、この問題は消去法が使えないのでしっかり事実を覚えていなければなりません。
センター世界史3. 地図問題
問題に関する地名の名前と、その場所を答えさせるまるで地理のような地図問題もときより出題されます。
地図問題の対策と勉強法としては、教科書や資料集に地図などが載っているときは、ある程度場所も関連付けて覚えておくようにすることです。
このような問題は文系で地理もとっているひとは有利ですよね。
センター世界史4. 文化史
世界史で1番厄介なのは、文化史ではないでしょうか。
教科書ではその次代の有名なひとの名前とそのひとの著書がずらりと書かれていますが、すべてカタカナで覚えるのに苦労していました。
これも正誤問題でよく出題されるので、紛らわしいものなどはノートなどにまとめておくといいですよ。
センター世界史の勉強法と対策!
冒頭で解説したように、センター世界史は
- マーク式で年号は直接問わない
という特徴があります。
しかし、同じく冒頭に書いたように「〜世紀の出来事」を問われる問題は出てきます。
このような問題を解く際には、世紀を覚えておかないと太刀打ちできません。ちなみに、日本史の場合は、「〜世紀の出来事を選べ」という問題ではなく、「起こった順序に並びかえろ」という問題があります。
したがって、世界史を勉強する際にもなるべく「世紀」を覚えるようにしましょう。詳しい参考書は後から紹介します。
そして、ここからは実際に筆者がやった「効率よくセンター世界史の点数をあげる勉強法」を解説していきます。下記に従って説明していきます。
- インプット本で通史を総復習する
- 穴埋めなどで徐々にアウトプット
- センター世界史過去問集を解きまくる
(前提として、センター世界史60点くらいは取れる実力はあるものとします)
センター世界史の勉強法1. インプット本で通史を総復習する
まずは通史を総復習します。
センター9割以上を狙う人ならば、全くわからないというような時代はないと思います。一方で、1、2年生で学んだことは抜けていることも多いことでしょう。
なので、ここで覚えるべきは細かい歴史の事象・流れの把握です。
このインプット本にオススメなのが、「センター世界史Bの点数が面白いほど取れる本」です。
イラスト付きで読みやすく、重要な単語などには装飾がされているので、この本をとりあえず1周しましょう。
一度この本をやったことある人も、本格的にセンター試験世界史の勉強を始めるときには総復習として取り組みましょう。これを読めば、一通り世界史Bのおさらいができます。
あまりだらだらと読むとモチベーションも上がらないと思うので、目安として1週間以内には一通り読み終わるようにしましょう。
きっと、この段階で世界史Bのセンター試験を解けば7割くらいには到達しているはずです。
センター世界史の勉強法2. 穴埋めなどでアウトプット
そして、センター世界史Bの点数が面白いほど取れる本はインプットには優れていますが、アウトプットとしてはやや不足している感じが否めません。
特に、1・2年のうちにやったものは、一度読んだだけで完璧になるほど甘くはありません。そこで、1冊軽いアウトプット用の穴埋め問題集に取り組みましょう。
そこでオススメが「詳説世界史Bノート」です。
このノートは基本的に穴埋め問題で構成されており、教科書の流れに沿って問題が構成されています。
なので、わからないところは教科書に戻って勉強するということができます。イメージとしては、「センター世界史Bの点数が面白いほど取れる本」で勉強したことを再度総復習するといった感じです。
こちらの穴埋めノートは1週間×1or2回でおっけいです。
このようにすることで最後のセンター演習の時点で、「全く覚えていなかった…」という分野が出てくることを防止します。
センター世界史3. センター世界史過去問集を解きまくる
そして、「詳説世界史Bノート」を1or2周こなしたら、怒涛の問題演習をスタートしましょう。
過去問集は、色々な会社から出ていますが、俺ほど大差はないので好きな出版社のものを使ってください。
そして、過去問を解く際には復習を大事にしましょう。
具体的にいうと、まとめノートなどに間違ったり曖昧だったりする部分を整理するのです。
この際、丁寧に書くことに時間をかけすぎてはいけません。自分が試験前に見てわかる程度に整理しておきましょう。
そして過去問も、10年くらい真面目に解いたら、徐々に点数も伸び9割超えることも多くなるでしょう。
これを本番まで継続して続けていたら、9割越えもなんら難しいことではありません。
センター世界史で満点を取る勉強法
センター世界史満点の難易度
センター世界史で満点を取る難易度はどれくらいでしょうか。過去の試験で計算してみます。
平均点61点、標準偏差21.1だった2011年の世界史Bで100点を取ったとすると、偏差値は68.5になります。
偏差値68は上位約4%に該当します。
なので100人いれば4人は満点を取れちゃう程度の難易度なのです。全受験者の中で4%ですから、全国50万人の受験生の中では、2万人も100点を取れる計算になります。
どうです?難関大学を目指すみなさんなら取れそうな気がしてきませんか?
センター世界史で満点をとるためには?
しかし、センター世界史満点が4%いると言っても、実際にはそう簡単ではありません。
今回紹介した過去問対策はもちろんのこと、予備校が販売している各種センター模試の過去問も解きましょう。予備校の模試はニッチな知識を聞いてきたりするので、知識の補充としてはいい教材になります。
が、頑張って知識を詰め込んでも、それでもやはり1~2問は悩む問題が出てきます。
そして残念ながら、残りはその場の勘です。ただ96点を取れる実力をつけておけば満点を取る確率も25%くらいにはなります。(大体2択で悩むので50%×50%で計算してます)
センター世界史の満点のコツ・対策一覧
ここではちょっとしたセンター世界史Bを解く上で、知ってたらお得な豆知識を紹介していきます。
- 時間配分
- 解く順番
- 注意すべきこと
こんな感じです。
気になるものを読んでみてください。
センター世界史のコツ1. 時間配分
時間配分ですが、しっかり勉強した人なら30分で終わらせる気持ちで解きましょう。
本当にスラスラ解けるのであれば、必ず30分で終わります。1問1分弱で終わりますから、計算的にも難しいことではありません。
したがって、問題演習するときの目安として30分以上かかった場合は、迷った問題が多い=曖昧な知識だった部分が多い、ということになります。したがって、特にこのような時にはしっかりと復習をしておきましょう。
そしてセンター本番で重要なのは見直しです。
正直ある程度のレベルまで行くと、集中していようがいまいが、30分で解き終わります。しかし、そのあとの見直しが最終的な天の積み上げを左右します。
実際筆者も、センター本番の見直しによって4点分を積み上げることができました。
見直しは、非常に面倒で問題を解くワクワク感はありませんが、日頃からしっかりと見直す癖をつけておきましょう。
センター世界史のコツ2. 解く順番
解く順番ですが、結論的には、何でもOKです。
そもそも解く順番を気にするのは、時間配分が大変というような事情があってのことなので、世界史Bに関しては何も必要ありません。
考える科目でもないので、普通に第一問から解いていけばよいでしょう。
センター世界史のコツ3. 注意すべきこと
ズバリ、世界史Aを解かないことです。
これはセンター試験前になると学校の先生から何度も言われると思います。それでも必ず学校に1人くらいは間違えてしまう人がいます。
解く前に自分が今からやる問題が世界史Bなのを確認してから解きはじめてください。
恥ずかしながら筆者もこのミスを行ってしまいました。そのときは次の社会科目の問題でも見ておくかといった軽い気持ちで、次のページをめくったところ「世界史B」と書かれていてびっくりしたものです(笑)。
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センター世界史のおすすめ参考書・問題集
参考書1. 「センター世界史Bの点数が面白いほど取れる本」おすすめ度★★★★★
先ほど紹介した参考書です。センター前に詰め込むならこの1冊で間違いありません。
ベースができている人なら、この本をうまく利用すれば8割超えは確実です。。
参考書2. 「世界史B講義の実況中継」おすすめ度★★★★☆
こちらもセンター世界史Bの点数が面白いほど取れる本と同じような内容です。
ただし、こちらの方が講義形式に近く、授業を受けている感覚で読み進められます。内容は十分なのですが、ビジュアル的に少し古いので★★★★☆です。
参考書3. 「世界史B一問一答」おすすめ度★★★☆☆
筆者はこの本を使っていましたが、どちらかというと東大の2次試験や難関私大の世界史に求められるレベルです。
はっきり言って、センター試験だけならばこの1冊を行う必要はありません。
センター世界史に使える勉強時間を考えた時に、この一問一答をやるのは時間の使い方としてはあまり上手くないな、と思います。
コスパを考えた時にも、過去問を回した方がずっといい気がします。
参考書4. 「元祖世界史の年代暗記本」おすすめ度★★★☆☆
そして一問一答と同じく、必須ではないものの元祖年代暗記本はとても有効です。
はじめの方にも書いたように、世界史では必ず世紀に関する問題が出題されます。
もちろん1、2題に過ぎないので、センター対策としてはコスパはよくないです。
しかし、センターで100点を目指す人や、2次試験で論述がある人はこの1冊をこなすことが非常に重要になります。
特に2次試験で論述がある場合は、おおよその年代を掴んでおくことが不可欠です。
参考書5. 「学習まんが世界の歴史」おすすめ度★★☆☆☆
世界史を勉強し始めるときにおすすめなのが、この「学習まんが世界の歴史」です。
漫画で読みやすく、時代の流れやおおまかな出来事を理解することができ、イラスト付きなので記憶にも定着しやすいです。
全22巻におよんでおり、取り組みやすさはダントツですよ。
また、漫画を使った効率的な世界史の勉強法を紹介した記事もあるので、あわせてチェックしてみてください。
問題集6. 「赤本・過去問」おすすめ度★★★★★
過去問解くなら赤本ですね!可能であれば28回分全てといて欲しいですが、必ずしもそこまでやらないといけないということははありません。
ですが最低でも10年分、きちんと対策するなら15ヶ年分は対策するべきです。
過去問演習で重要なのは、むしろ復習です。上でも書いたようにまとめノートなどを作成して、自分で理解できるようにしておきましょう。
ただ解くだけの過去問演習ほど無駄なものはありません。
問題集7. 「予備校の模試」おすすめ度★★★★☆
赤本が終わって時間があるという人は、様々な予備校が出版しているセンター向けの問題集に取り組んでみましょう。
レベルはそれほど変わらないでしょうが、マークの感覚を維持するという意味で有用です。
センター世界史Bおすすめの参考書・問題集 まとめ
結論ですが、
そんなに多くの参考書を買う必要はない
という結論になります。
今回のテーマが「効率よくセンター世界史Bを攻略する」というものなので、それを考えると、
- 面白いほど取れる本
- 過去問
- まとめノート
の3点セットが必携で、あとは各自の狙う点数に応じて、という所です。
センター世界史B攻略法 東大受験生向け
我々は東大BKKですので、ここからは簡単に東大生用にセンター世界史Bについて解説していきます。
結論ですが、センター世界史Bは90点以上あればOKです。もちろん100点近く取れることに越したことはありません。
特に東大受験生ならば早いうちから通史の復習をしていると思うので、「センター世界史Bの点数が面白いほど取れる本」に取り組む必要すらないかもしれません。
その辺は各自の定着度によって判断してください。
センター世界史B9割越えは他の科目で9割越えることよりも簡単なので、見直しだけはしっかりして9割超えてしまいましょう。
また、東大文系受験生はこちらの東大世界史攻略法も必読です↓。
「東大世界史の対策と参考書を現役生が徹底解説!過去問はいつから?」
センター世界史を受験する理系のひと向け
理系だけどもセンター世界史を受験するひともいると思います。
センターでしか使わない世界史にそれほど時間をかけていられないというのが実際だとは思います。
しかし、センター直前にやればいいやと残しておくと、最後痛い目を見てしまうかもしれません。
直前に終わらせるほど内容が少ないわけでは無いので、自分の取るべき世界史の点数は何点かを見極め、早めに対策しておくことをおすすめします。
センター試験廃止後のセンター世界史について
結論ですが、何も変わりません。国語や数学などは記述問題の導入が叫ばれていますが、
センター世界史に関しては当面は何も変わらないので、気にせずこれまでと変わらない対策で大丈夫です。
「センター試験廃止!!」
という感じで受験界では騒がれていますが、あれは実はほとんど何も変わらないという実態があります。
くわしいセンター試験廃止問題については「2020年センター試験廃止問題|新テストの変更点を東大生が解説!」で解説しているのでぜひ参考にしてください。
これでセンター世界史の対策はバッチリ!
今回はセンター世界史Bをテーマに解説しました。
結論ですが、
- インプット本を読む
- 過去問を解きまくる
- まとめノートを作る
という非常に明快単純なやり方が「効率よくセンター世界史9割越え」のコツです。
皆さんもぜひ、効率的に世界史Bを攻略してください!
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